2020年スタート!
コロナウイルス情報が出始めた影響かキャンセルが相次ぎました。参加人数が少ないと、一人一人が思う存分話せる、という思わぬ+効果がありました。
親の対応は年代によって違います。若い親御さんは子どもの有り様に対して理解が早い。
親自身が学生時代に知識を得ていたり、メディア情報で理解を深めていたりで、子どもの言い分を素直に受け止めようとするお母様が増えているようで嬉しい限りです。ただ、周りはそうとも限らず孤軍奮闘になりやすく、ミーテイングでの援護射撃で力を得ているようです。
年代が上がるにつれ、また、当事者のお子さんの年齢が上がるにつれ、親の思いは千々に乱れるようです。ただでさえ思春期世代は気難しく、親と衝突しがちなのに、そこにセクシュアリティの悩みが入ってくると親子の意思疎通もうまくいかず、緘黙か爆発、あるいは暴走と、子どもの振る舞いに親は戸惑うばかり。
これらの年代の親子関係の悩みは、その年代にふさわしいコミュニティを紹介し、ジェンダークリニックが必要な場合には地域の病院を紹介、かつ情報収集に見合う書籍や映画等もお知らせしています。そして当事者が語る学生時代の思い出、彼らが語る苦悩と苦闘の思い出が、親にとっても子どもにとっても、一番の良薬かもしれません。
さて、一番大変なのは、シニア世代の親と成人した当事者の子どもでしょう。
この世代の親は、性的少数者に対する知識は皆無、ミーテイングや講演会に出席して初めて理解した、という方が多い。理解型の親御さんの場合でも、両親間で理解の温度差があったり、親戚や隣近所との関係に苦慮する方も多く、世間体と子どもへの愛情との板挟みになりやすい。勿論、理解なんてあり得ず、拒絶、勘当も相変わらず多いのです。
「あなたのセクシュアリティは受け入れるけれども、他人がいるところでは開示しないでね」という態度には世間体を気にする親の困惑が顕れていますが、子どもの側からすると「わかってないなぁ」ということになる、よくある親と子のすれ違いです。すれ違いが溝になり、その溝が段々深くなっていき、疎遠になるのはよくあることです。
長年の価値観、プライドを脱ぎ捨て、その溝ひとっ跳びしてみませんか?
自分の思いを傍らに置いて、お互い、相手の苦悩やジレンマを想像してみる・・・
相手の心情に心を寄せる時、人と人との距離はぐんと近くなるものです。
親と子が更に親密になり、理解を深める時、豊かな世界が広がります。
・・・跳びたくないって⁉ 躊躇・・・(>_<)
自分の可能性を閉じ込めないで❕
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