7月21日(日)13時30分~16時30分、あすてっぷKOBEにて神戸ミーティングを行いました。
初めて参加される当事者のご家族の方や、初めてという方、出身が神戸という縁での方からも参加いただきました。
学校教育現場におけるLGBTの取組みは各都道府県により差が出ることは問題視されることですが、取組みが進んでいても起こり得る弊害についても話題になりました。
思春期のときに、学校側(教員側)がLGBT、セクシュアリティに関することを伝えることで性の多様性を学ぶ機会を与えること自体は重要ですが、子どもがセクシュアリティを選択しないといけないという想いに駆られる懸念もあります。
セクシュアリティに限った話ではないのですが、選択肢や多様性はあるのであって、その中から即座に決定しないといけないというのではなくても、どこかのグループに属することで得られる安心感や自我の保持を優先にしてしまうことは十分に考えられます。
そして、子どものためには、学校側は講演だけでLGBTについて学ぶだけではなく、親や医療面でのネットワークも講じるべきだという意見もありました。
また、親へのカミングアウトについては、「父」「母」でそれぞれのおかれている立場もあり、理解・応援等の面で違いがある話題も挙がりました。
それが故に、統計的には母に対するカミングアウトが先になり、父は後になったり、まだ言えていないという状況が多いようです。
たしかに、「父」の立場は現実的なことをよく知っているが故に、応援しにくい傾向はあるようです。
今回も、初めて来られてミーティング前は困惑された様子の方が、様々な情報や考え方・捉え方をお聞きになって後半には表情豊かになられたときには、このような環境の重要性を改めて実感しました。
インターネットで色々が情報が入ってくる現代だからこそ、それらの情報を鵜呑みにして気持ちの整理がつかなくなることが多いため、ミーティングのような場はそのような状態を少しでも解消できる場として気軽に足を運んでいけるよう今後も精進していこうと感じました。