LGBTの家族と友人をつなぐ会ブログ

レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの家族や友人による会のブログです。

「見られるか」「見せるか」それが問題だ!(パート2)

2010年06月23日 | Weblog
☆桑島さんの『「見られるか」「見せるか」それが問題だ!(パート2)』大変お待たせいたしました。女性が入りにくい店の理由は外や隣の男性から見られること!だったんですね。男性優先・中心社会で女性は「見られる」存在として自分を意識する・・・なるほど。ほんとにこの年になると、自分が見られる存在として意識しておしゃれをしたりお化粧をしたりしているのかどうか・・・忘れてしまいます(汗・笑)さてみなさんはいかがでしょうか??次はいよいよ女優さんのお話からセクシュアル・マイノリティへとつながっていくそうです!

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お祖母ちゃんに確認しようとしたら、あれっ?そこには「女子中学生」いや!「女子小学生」となった小さなお祖母ちゃんがいました。そして今気がついたのですが、最初に会った時から段々若返っているお祖母ちゃんはずっといつも「お化粧」をしていたのです。小学生のお祖母ちゃんも例外ではありません。
「健太郎(僕の本名です)、小学生の三種の神器は〈携帯と仔犬(仔猫)と口紅〉なのよ。知らなかったの?ウフフフ」知らなかったよ!お祖母ちゃん、さようなら〜ありがとうね!
虹色の皆さん、もちろん「あの世のお祖母ちゃん」と会話出来るわけではありませんから、僕は周りの女性たちに片っ端から「女性一人あるいは女性だけでは入りにくいお店は?」を聞きまくったのです。そしてその理由もお尋ねしてみたのです。一番多かった理由は〈外の目〉でした。お店の外または隣の席の男性たちからじろじろ「見られる」のが嫌なのだそうです。女性は男性優先・中心社会では「見られる」存在として自分を意識せざるを得ません。最近日本人の女性宇宙飛行士が話題になりましたが、彼女も含めて女性飛行士は宇宙用の「お化粧」道具を持って行くそうです。
女性が「お化粧」をするのは顔です。つまり正面です。横顔はともかく後姿は無防備ですから、ガラスやカウンターの向こうから一方的に男性から「見られる」のはやはり避けたいのでは無いでしょうか?〈外の目〉から逃れるためには自宅以外では「女子更衣室」や「女性専用車両」や上に挙げた「カラオケボックス」などしか無いのでは?と思います。でも女性が自分を「見せる=魅せる」存在として意識すれば立場は逆転します。モデルや女優それに(批判も多いですが)ミスコンの女王です。
「カフェ」から外を眺める女性は窓ガラスに映った自分の正面の姿つまり顔を「見られる」ことを案外楽しんでいるのかも知れません。それは「見せる=魅せる」ことでもあるのですから。
虹色の皆さん、次回はいよいよセクシャルマイノリティのことを書くつもりです。そこで一人の今は亡き有名な女優さんに出てもらいます。オードリー・ヘップバーンです。彼女を語ることはセクシャルマイノリティを語るヒントになると思うからです。ではまた!乞うご期待!



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第34回ミーティングを行いました。

2010年06月19日 | ミーティング
6月13日(日)、第34回ミーティングを行いました。雨で足元の悪い中、26名のみなさんが参加。また後半には、神戸市から職員の方が2名参加してくださいました。これは先日のブログでもご報告したように、つなぐ会の活動が2010年度神戸市パートナーシップ助成事業として採択されたことによるもので、行政の方にミーティングに直接参加していただけるなんて、こんなにうれしいことはありませんでした。「これから1年間、パートナ-シップを組んで、勉強しながら活動のお手伝いをしていきたい」と話してくださいました。初めての助成金ですが、ほんとうにいい所からいただけて良かったです!(笑)

みなさんはもうご存知でしょうか?「“共生社会をつくる”セクシュアル・マイノリティ支援全国ネットワーク」(共生ネット)という団体が、男女共同参画センター横浜の2009年度の助成を得て、『セクシュアル・マイノリティ理解のために~子どもたちの学校生活と生命を守る』というDVDを作成されました。つなぐ会からも3名出演していますよ!(笑) それがちょうど届いたところでしたので、前半1時間、みんなで見ることになりました。

「STEP1 知る」「STEP2 聴く」「STEP3 つながる」という構成で、図やグラフを使ったわかりやすい用語解説、当事者の体験談、ある先生の教育実践、精神科医の開設、そして親や教師ための支援情報などが収められています。セクシュアル・マイノリティがよくわかる、そして啓発・学習の必要性も感じられる内容です。参加者からも、こんなDVDを多くの人に見てもらいたい・・学生の時に見ていたら勇気づけられたと思う・・などの声がありました。私も早速注文して早くみんなに見てもらおう!と思いつつ、友人や先生や議員やいろいろな人の顔が浮かんできました(笑)。
詳しくは 共生ネットhttp://www.kyouseinet.org/dvd/index.html まで。ここから注文できます。ほんとにいいDVDです。

初めての参加者が5名おられたので、後半は自己紹介をしながらそれぞれの思いを交換しました。さまざまなお話がありましたが、その中からいくつかをご紹介します。

2回目の参加のお母さま、今回はレズビアンのお子さんとご一緒に。DVDに感動されて、「ありのままの自分を表現できるところがあればいいなと思う。親としてだけでなく、一人の人間として社会にできることはないかと熱くなりました!」と。

またはじめてご参加のレズビアンの方。彼女ができて付き合ってみると、今まで感じなかった不安や社会への怒りがこみ上げてくるようになった・・親にはまだ話していないけれど、テレビのネタを笑っている母親を見ていると言えないと思ってしまう・・最近結婚をけしかけられるけれど、期待させるといけないので、話題にならないよう努力をしている、と。

久しぶりにご参加くださった先生。友人という立場で応援してくださっています。保健の先生もまだまだ関心が薄い。いじめなどがあっても表面的なものの解決だけで終わってしまい、内面を掘り下げることはない。新人の先生方も、セクシュリティについて学んできている様子はない。DVDのような研修の企画は皆無です!と。

またMTF(男性→女性)のお子さんをお持ちのお父さま、先生です。今年は文科省からの通達もあり、学校で性教育年間指導計画を立てた際、多様性を頭に入れて子どもたちに話してほしいと伝えたところ、しきりと頷いている先生がいた。そのあと早速、その先生から「じつはセクシュアリティについて悩んでいる友人がいる」と話があった、と。

当事者やその友人が集まれるサークルをつくっている若い方。彼女よりもさらに若い子たちの悩みは、まず最初に集まる場所がないこと。次に親に言えないこと。そして恋人がいないこと。これらがクリアできると、つぎにくるのは一緒に住む保証がない、ということだそうです。まずは若い子たちが頼れる場所があればいい、それが公的機関であればさらにいい!そして同性同士で一緒に暮らせるようにしたい!これらはこの後参加された神戸市の職員の方に伝えられました!(笑)

また姉の結婚式にパートナー共々呼ばれたけれど、相手の親戚に対してどう対応すればいいか・・というご質問があり、あるお父さまからは「偽ってはいけないよ」と。そして「結婚式はとてもいい機会。堂々と一緒に!」という声も。

報告あり、相談あり、決意ありのつなぐ会でした!神戸市の方からも「また参加したいです」と。これから1年間、いいホームページと、いい啓発パンフレットと、いい相談窓口カードを作り、広く配布していくために、ご協力よろしくお願いします!!





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神戸市がパブリック・コメント募集!!

2010年06月19日 | Weblog
みなさん!!神戸市がパブリック・コメントを募集しています。来週の月曜日までと、時間がありませんが、みんなで送りませんか?!このような機会が大切!と先日のミーティングでも議員さんがおっしゃっていましたよね。私も送ろうと思っています。「さまざまな取り組みの中にセクシュアル・マイノリティーも位置付けてください」といった簡単なものでもいいそうです。以下は送られてきたメールです。みなさんも是非!!


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HYOGONメーリングリストのみなさま、
市民活動センター神戸です。

現在神戸市では総合基本計画(2011〜2025年)を策定中で、6月21日まで、「その基本的な考え方を示す「神戸づくりの指針」の中間とりまとめ(案)」への市民意見募集が行われています。
http://www.city.kobe.lg.jp/information/public/kouhoushi/2010/1005/100505-1.html

最終策定までにはまたパブコメがあるようですが、まずは重要な機会でしょう。
並行して福祉、すまいなど各分野でも基本計画が作られつつあります。

とりあえずは情報提供まで。




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岡山大学病院ジェンダークリニック受診者の会があります!

2010年06月19日 | Weblog
☆今日は岡山で行われるイベントのお知らせです。以前つなぐ会に参加してくださった方からいただきました.
今年の1月にゲストスピーカーとしてお迎えしました土肥いつきさんは関西医大ジェンダークリニックの受診者の会を立ち上げておられましたが、今回は岡山大学の受診者の方が呼びかけ人となって行われます。同じ立場の人たちが集まって日頃の思いや悩みを話し合える場所があるということは、ほんとうに心強いものです。岡山大学の受診者でなくても参加できるということです。「同じ立場の人と話してみたい・・」という方、どうぞご参加ください。


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岡山大学病院ジェンダークリニック受診者と家族の会主催
第1回茶話会

岡山大学病院ジェンダークリニックの受診者のみなさん、手術経験者、ご家族、ご親戚、ご友人、そして医療スタッフの方々、みんなで体験談や悩み事などを気軽におしゃべりしませんか?

日時:6月26日(土)14時~16時 (受付開始 13時30分)
場所:岡山大学病院内 (詳細は下記お問い合わせ先にお尋ねください)
内容:皆で、ゆっくりと落ち着いた暖かい雰囲気の中で、話し合います。どんなことでもお話しください。
参加費:無料(お菓子、飲み物の差し入れ大歓迎。(ただしアルコール類はご遠慮ください。よろしければカンパをお願いいたします。)
その他:プライバシーは尊重します。

お問い合わせ先:
e-mail: ougccircle@yahoo.co.jp
(携帯メールの方は、上記アドレスから返信が受けとれるように着信設定をお願いします。当日のご連絡でも、病院内の会場の場所などのご案内を差し上げることが可能です)
ブログ(PC・携帯 対応):http://ougccircle.blog27.fc2.com

呼びかけ人 代表幹事 彩森 灯真(あやもり とうま)(FTM)
           野原ナオコ(MTF)森山瑞穂(MTF)




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「つなぐ会in東京 5月」 を行いました。

2010年06月07日 | ミーティング
☆5月29日(土)はつなぐ会in東京でした。10人も新しい方が参加してくださったとのこと!みなさん、ご参加ありがとうございました。こうしてまた新しい方につなぐ会を知っていただき、つながっていくことができて、わたしたちほんとうにうれしいです!!


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今回のつなぐ会は会場の都合で、初めて土曜日に開催しました。
その為かどうかはわかりませんが、初参加の方が10名も来て下さり、久しぶりに活気に満ちた会となりました。
お子さんからカミングアウトされ、どう対処してよいか考えていたとき、インターネットで「つなぐ会」を見つけて下さったご両親。お子さんがLGBTではないかと思い「LGBT」をキーワードにして検索し、「つなぐ会」を見つけて下さった親御さん。
当事者と一緒に参加して下さった親御さん。
また、LGBTを大学で研究している方やもちろん当事者の方も・・・。
今回は多彩な方に参加していただきました。
初めの方が多かったので、皆で自己紹介をし、その後はフリートークとしたのですが、あっという間に時間は過ぎ去りました。
数年前までは、「男はこうあるべきだ」、「女はこうあるべきだ」と型にはめようとしていたが、いろいろな人と交流するうちに、そのようなこだわり、力みが薄れ、「自分は自分」という境地に立つことができるようになったとおっしゃっていた当事者のお話が印象的でした。今までも「つなぐ会」に何回か出席していただいている方ですが、以前にもまして笑顔が素敵になり、逞しくなった感じにとても嬉しくなりました。
また、別の当事者の方が、「セクュクシュアルマイノリティの人って分類したがる」「ゲイはこうあるべき」、「レズビアンはこうあるべき」、「FTMはこうあるべき」、「MTFはこうあるべき」って、こだわる人が多いというお話に、正直ちょっとびっくりしてしまいました。
まだまだ知らない世界がたくさんあるなという感慨にふけってしまいました。
さて、7月は定例会をお休みさせていただき、7月17日に開催される「Prelude2010」というLGBTのコンサートに参加(鑑賞)することで、代えさせていただくことにします。今回参加された方たちと、「Prelude2010」での再会をお願いしました。http://preludetp.exblog.jp/
また、8月14日には、東京プライドパレードが開催されますが、「つなぐ会」としてブースを設けたり、なにかちょっとした演出を考えたりと、積極的に参加していきたいと思っています。
これにも絶対参加して下さいねぇ~と押し売りをしました。http://parade.tokyo-pride.org/7th/
パレード終了後は懇親会を予定しています。これにもたくさんの方に出席いただければいいな、と楽しみにしています。
9月はいつもの定例会を開催する予定です。詳細が決まり次第、ホームページでお知らせします。皆さんドシドシお越し下さい。共有できる何かが見つかると、気持ちがスーッと軽くなる時がありますよぅ~。






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「見られるか」「見せるか」それが問題だ!(パート1)

2010年06月07日 | Weblog
☆桑島さんからのエッセイ、『「見られるか」「見せるか」それが問題だ!』(パート1)の到着です。右利き・男性優先社会の中で左利きを体験してみた桑島さん。次に、女性を経験することはできないので「お祖母ちゃん」と行動を共にすることに・・・男性の入りやすい店、女性の入りやすい店、あるものです。おしゃれなカフェなどはかえって男性は入りにくいとか・・どこが違うのでしょうか?何がそう感じさせるのでしょうか?そしてLGBTとの接点はどこに・・?ここからが桑島理論の真骨頂です。おもしろくなりそうですね・・


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虹色の皆さん、お久しぶりです。前回の続きでお祖母ちゃんと再び街にくりだします。
さて「女子大生」になったお祖母ちゃんは友だちと約束があると僕に告げました。ふとお祖母ちゃんの横を見ると小さな男の子が立っています。そう言えば前回お祖母ちゃんは「妊婦」さんでしたね。お祖母ちゃんの子供でしょうか?ということは今年「後期高齢者」の仲間入りをした僕の父でしょうか(泣)?
お祖母ちゃんの友だちの女性たちも皆子供連れでした。「カラオケボックス」に行くそうです。えっ!まっ昼間から?飲んだ後に2次会でしか「カラオケボックス」に行ったことが無い僕には驚きでしたが、ランチを食べれるんですね。
「カラオケボックス」には「女子大生」のお祖母ちゃんと同じ様に子供を連れた女性たちがたくさんいました。ランチの値段はお手頃でドリンクは飲み放題それに何よりカラオケも歌えます。子供たちはソファの上を飛びはねたり寝入っていたり好き勝手です。痛っ!僕の足を蹴ったり髪の毛を引っ張ったりしている子供がいます(泣)。
でも個室を貸し切っていて密室ですし、そもそも防音ですから、〈外の目〉を気にする必要はありません。キッズメニューの豊富な「ファミリーレストラン」や遊び場もある「ファストフード」と並んで子供連れの女性に優しいお店ですよね。
さてそろそろお祖母ちゃんとはお別れです。虹色の皆さん、セクシャルマイノリティとしての女性のお話もまとめに入りますね。
もう夕暮れ時の公園をブラブラ歩いていると「カフェ」があったのでお祖母ちゃんと二人お店の中に入りました。テーブル席は空いてなかったのでカウンター席を選びました。僕はお祖母ちゃんと並んで座りました。カウンターの前には窓があり公園を歩く人たちが見えます。横を向くとお祖母ちゃんは「女子校生」になっていました。やはりぼんやりと外の景色を眺めていました。
あっ!僕は突然気がつきました。「牛丼」「ラーメン」「立ち食いそば」のお店は厨房や給仕がある中心に向かってカウンターがあります。従って空席があるか窓の外から中を見れる様になっており、女性は横顔か後姿をじろじろ「見られる」のです。



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