10月14日(日)イーブル名古屋。第6研修室にて、40歳以上の方を対象とした、第2回「にじいろForty’s」を実施しました。
参加者は、トランスジェンダー当事者3名(MTF 2名、FTM 1名)、トランスジェンダーのお母様2名、そして、レズビアン当事者2名とお母様1名の合計8名でした。
まず、初参加の方2名が、それぞれ自己紹介で、現在の様子をお話していただきました。
40歳代レズビアン当事者の方は、10代後半に男性とお付き合いしていたが、好きになることはなく、その後結婚出産をしたものの同性愛者であると自覚し現在に至っているとの事。とても明るく今までの苦労話をされましたが、他の当事者の方へのアドバイスが的確で、ご自分の事はもう何も心配なことはないのではないかと感じました。
16歳MTF(未治療)のお母様は、お子さんが不登校引きこもりがちを心配され、本人に尋ねたところ、女の子になりたいとカミングアウトを受けたとの事でした。
お母様ご自身は、多様な性に対して寛容との自覚があったので受け入れることはできましたが、本人が学校へは絶対言わないで欲しいと言われたので、お一人でとても悩んでおられました。
また、認定医には診てもらいたいとの希望があるので、岡山大学病院へ電話を入れましたが、半年先まで予約がいっぱいとの事。ご自分の信頼できるお医者様に相談され精神科を受診しましたが、専門医ではないため、希望の治療(?)には至らなかったとの事でした。つなぐ会で同じ思いをした母親とつながって良かったとおっしゃっていました。
他のMTF当事者の方々は、初参加のお母様へ当事者としての覚悟についてアドバイスをされて、お母様は、とても勉強になった。子どもへの関わりについて参考にして行きたいとおっしゃっていました。