<第14回名古屋ミーティングレポート>
7月30日㈰ 13:30~16:00 イーブルなごや・第2研修室にて行った。
参加者17名。うち、初参加者3名
(当事者の子どもをもつ母親が7名、当事者の方が8名、支援者の方が2名)
初参加のうち、2名の方は親子で、1名はレズビアンのかたでした。
母親とFTMのお子さんで、きょうこれから家に帰って家族にカミングアウトをするつもりだというお話でした。それで、どのようにカミングアウトしたらよいか、経験やアドバイスなど聞きたいということでした。
同席していたFTM当事者のかたや同じ立場の母親たちそれぞれが体験を交えた話をしましたが、頷かれながら熱心に聞いておられた姿が印象的でした。
ご本人は社会人として働いていて、ホルモン治療は受けているが手術はこれからとのことで、病院選びや手術経験者の方からのお話、職場へのカミングアウトはどうするか、どこまでカミングアウトするか、など多方面にわたり話しました。
相談の内容により、どこに相談したらよいかわからないときもあるという話には、適切に答えられるかたがいて、情報を知ることもできました。
他の当事者の方からも、自分は家族にカミングアウトしたが受け入れてもらえなかった、カミングアウトされた時の親の気持ちを聞かせてほしいと言われ、母親たちがその時の気持ちを話すという場面もありました。やはり家族へのカミンガウトは当事者にとって、高いハードルであることを再確認しました。
生命保険会社で働く、支援者として参加された方からは、保険の相談でお客様からカミングアウトされたことがあったことや、そのときどう対応したかというお話なども聞くことができました。
初参加のレズビアンの方からは、最近起きた嫌なこととして、当事者団体が主催するパーティ会場でストレートと思われる男性から偏見のある嫌な言葉を浴びせられ腹が立った、という話も出ました。LGBTという言葉もかなり浸透してきているとはいえ、まだまだ理解が進んでいるとは言えないようです。
お互いの立場から教え合ったり、新たに知ったりと、今回は特に参加者同士の交流がよくはかられ、活発な意見交換ができたと思います。
以上です。
榊原