「墨攻」
孔子と並び称される思想家、墨子。墨子の思想を広める目的を持った思想集団「墨家」の一員を描いたのが、日本の小説家酒井賢一氏。また、それを森秀樹氏が漫画化。漫画は翻訳され、香港、台湾、韓国などでも高い評価を得て、ついには、韓国・中国・日本・香港合作映画として制作されたクロスカルチャー的な作品です。
出演は、香港のアンディ・ラウ、韓国のアン・ソンギ、他にも台湾のニッキー・ウーなども出演(久しぶりに姿を見たので見終わるまでニッキーと気がつかなかった!顔が男らしくなってました!)。監督は香港のジェイコブ・チャン。音楽は川井憲次。
墨子の教えの主なものは「兼愛」(自分を愛するように他者を愛しなさい)「非攻」(侵略と併合は人類への犯罪)墨家の一員である主人公革離は、小国である梁を守るための争いの中で、自己保守がやがて他者への刃となることに疑問を持ち、自分の教えが届かないことに悩むも描かれえています。しかし、一度狂った歯車を直すことはできず・・・。
長い映画ですが、時間を気にすることなく引き込まれました。人間ドラマが描かれていること、映像の迫力もあり、音楽もよかったです。細かいところで理解できていないこともあるのですが、それでも見ごたえのある作品と思います。
一人の人間として向き合うアンディとアン・ソンギ(敵の国の武将役)に対して愚帝梁王が情けなすぎる。くぅ~!映画見ながら怒ってしまいました。やっぱり数年後、梁の国は滅びるんですね。そりゃ、そうだ。あんな愚帝はいらない!
「兼愛」と「非攻」、これは現在にも通ずるものですね。見終わってからも考えさせられる余韻のある作品でした。
孔子と並び称される思想家、墨子。墨子の思想を広める目的を持った思想集団「墨家」の一員を描いたのが、日本の小説家酒井賢一氏。また、それを森秀樹氏が漫画化。漫画は翻訳され、香港、台湾、韓国などでも高い評価を得て、ついには、韓国・中国・日本・香港合作映画として制作されたクロスカルチャー的な作品です。
出演は、香港のアンディ・ラウ、韓国のアン・ソンギ、他にも台湾のニッキー・ウーなども出演(久しぶりに姿を見たので見終わるまでニッキーと気がつかなかった!顔が男らしくなってました!)。監督は香港のジェイコブ・チャン。音楽は川井憲次。
墨子の教えの主なものは「兼愛」(自分を愛するように他者を愛しなさい)「非攻」(侵略と併合は人類への犯罪)墨家の一員である主人公革離は、小国である梁を守るための争いの中で、自己保守がやがて他者への刃となることに疑問を持ち、自分の教えが届かないことに悩むも描かれえています。しかし、一度狂った歯車を直すことはできず・・・。
長い映画ですが、時間を気にすることなく引き込まれました。人間ドラマが描かれていること、映像の迫力もあり、音楽もよかったです。細かいところで理解できていないこともあるのですが、それでも見ごたえのある作品と思います。
一人の人間として向き合うアンディとアン・ソンギ(敵の国の武将役)に対して愚帝梁王が情けなすぎる。くぅ~!映画見ながら怒ってしまいました。やっぱり数年後、梁の国は滅びるんですね。そりゃ、そうだ。あんな愚帝はいらない!
「兼愛」と「非攻」、これは現在にも通ずるものですね。見終わってからも考えさせられる余韻のある作品でした。