なんだかんだで縁があるのかアン・リーの作品は1、2作を見逃してるくらいで「推手」からほとんど見ています。前作「ブロークバックマウンテン」でアカデミー賞の監督賞受賞後の本作はアイリーン・チャンの短編を原作にした戦中の中国が舞台です。
抗日に燃える香港の大学たちが日本に加担している中国の役人を殺そうと計画、ひとりの女学生が役人に近づき、やがて抜き差しならない関係に。
話題になっているのが、トニー・レオン×タン・ウェイの激しいベッドシーン。ところが、妙に大きなぼかしが入り気になってしまいました。シーンは激しいのですが、いやらしさよりも痛々しさが。誰をも信用しない男イー(トニー)が唯一自分の存在を確認できる場所…だったのでしょうか。
登場者が自身の内面を語らないため、解釈が分かれるのですがチアチーは素の自分と演じるマイ夫人という二つの人格があり、マイ夫人のときは本当にイーを愛していたのかな。だから、素の自分に戻って活動を報告している時にはマイ夫人からはやく離れたい(=イーの抹殺)を望み、反面マイ夫人の人格から離れ切れずに揺らいでいたようにとりました。
学生運動家クワン(王力宏)の純粋な馬鹿っぷりが怖かったです。うんうん、彼がいないとあの悲劇がなりたたないのです。盲信、そんななかで誰が真実を見ていたのでしょうか。
抗日に燃える香港の大学たちが日本に加担している中国の役人を殺そうと計画、ひとりの女学生が役人に近づき、やがて抜き差しならない関係に。
話題になっているのが、トニー・レオン×タン・ウェイの激しいベッドシーン。ところが、妙に大きなぼかしが入り気になってしまいました。シーンは激しいのですが、いやらしさよりも痛々しさが。誰をも信用しない男イー(トニー)が唯一自分の存在を確認できる場所…だったのでしょうか。
登場者が自身の内面を語らないため、解釈が分かれるのですがチアチーは素の自分と演じるマイ夫人という二つの人格があり、マイ夫人のときは本当にイーを愛していたのかな。だから、素の自分に戻って活動を報告している時にはマイ夫人からはやく離れたい(=イーの抹殺)を望み、反面マイ夫人の人格から離れ切れずに揺らいでいたようにとりました。
学生運動家クワン(王力宏)の純粋な馬鹿っぷりが怖かったです。うんうん、彼がいないとあの悲劇がなりたたないのです。盲信、そんななかで誰が真実を見ていたのでしょうか。