ふるさと銀河線 軌道春秋 (双葉文庫) | |
クリエーター情報なし | |
双葉社 |
高田郁さんのはじめての現代を舞台にした作品集。
漫画の原作を書かれていたころの作品を小説化したそうです。
高田郁さんは現代の問題を取り上げていた原作家だと聞いてはいますが、漫画は読んだことがありませんでした。
この短編集もやはりまなざしは温かく、広がりのある作品ばかりでしたが少々物足りなくもあり。
でも、圧巻はアル中の当事者の話。“現実”を踏まえた作品ながら作者が思いを寄せている人たちの更正を祈る気持ちが行間にあふれていました。