天空☆faya-y的毎天☆

~faye-yの日常~ 天空疊著層層的思念。

上方笑女隊おひなまつり

2014-03-04 12:01:29 | 落語



【演目】
露の眞     「強情灸」
桂ぽんぽ娘   メイド漫談
桂あやめ    「妙齢女子の微妙なところ」
露の都     「鉄砲勇助」
桂三扇     「宿題」桂三枝・作
仲入り
女歌舞伎    「めいぼく先代萩」

落語(イロモノあり)の部、遅刻。
遅れて行ってプログラムを開けると↓



内海英華さん、インフルエンザで休演とのこと。
そうか、残念。去年の白雪姫での魔女が怪演だっただけに(真に迫っていたという意)。
染雀さんが「千松」役に。ふーん、英華さん休演でここにチェンジになったのかな。

解説。
主役の乳母政岡はお家騒動に巻き込まれている若様鶴喜代と自分の子ども千松を育てているが奥にも敵はいっぱい。
八汐は敵の一味。毒が盛られているかもしれないからと政岡は自分が用意したものしか食べさせません。
するとそこへやってきたのが、身分の高い栄御前。この人からのお菓子を断ると角がたつ。
さてどうしたものか。
そこへでてくるのが政岡の幼子千松。お菓子を食べ、けちらかします。
その場で毒により死んでしまったらかねてからの計画がおじゃんになるため仲間である八汐が千松を小刀により嬲り殺すのです。
政岡が顔いろを変えずにそれを見ていたことから、栄御前は政岡も仲間で実は死んだの取り換え子の若君と思いこんで政岡を褒めます。
ひとりになった政岡は息子の亡骸を前に慟哭します。
幼いながらに息子千松は、常々言われていた若君の命を守るために犠牲になったのでした。

こんな話です。

で、話は戻って落語の部、都さんの登場です。
ここで裏話。昨夜、英華さんインフルエンザの報を受けて座長である都さんが「私ががんばります」と言われたそう。
(当初の役は千松、政岡とのセリフの量ははんぱなく大きい)しかし、そんなことは言ってないとご本人からお申し出がございました。
一晩寝ずに覚えて当日午前中も稽古。これには監修の染丸師匠も付き添われたそうです。
しかし、時は無情にも過ぎ…都さん政岡役断念。
そこで当日、というか本番前最後の稽古の時に抜擢されたのは染雀さん。
ご本人、英華さん休演の連絡を受けた時に「どの役でもセリフは入っています」とおっしゃったらしい。
恐ろしい子っ?!いや、キャラ的に乙部のりこ?冗談ですってば。
上方笑女隊のお芝居の主役が染雀さん…。白塗り姿に違和感を覚えなかったのですが…。

太棹の三味線と義太夫も下座のみなさんがつとめられていました。
やはりの熱演は染雀さん。当日役が決まったとは思えないほどのセリフと仕草。
これから上方落語界の宮沢りえと呼ぼう。いや、呼べません。

終演後に写真を撮らせていただいたのですが、残念なことにぶれてしまいました。

上の写真の座敷わらしは、ぽんぽ娘さん扮する鶴喜代君です。
コメント
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