今日ツイッターで書評が流れてきたので読んだだけで、本そのものは未読なのですが、内容からして興味深いです。
「自殺に至るまでのいきさつ、その後、事件が世間に知られていくまでのプロセス、さらに母親側と学校側との間で加害者と被害者の構図が入れ替わっていくまでの全貌を、徹底的な取材に基づいて描き出した一冊である。」
最近つとに感じるのですが、報道は、A=善、B=悪という構図で描かれる(私は扇動するつもりはないので、マスゴミという言葉は使いません)。1つが受け手が分かりやすいから。2つが限られた紙面、時間で伝えるために細部をそぎ落とすから。
自分が直接体験したことにすら表面と裏面があるのに、伝聞で伝えられることを感情で判断するのは危険だと思うのがこういう事例に触れたときで、幾多ある報道で知ったことだけで簡単に糾弾するのは危険だなあと思うのです。それに、受け手の理解が浅くなっているような気もしているのです(私自身も含め)。
ノンフィクションは読むとぞっとするけどこういうことが起こりえるということを知るので判断の助けになるし、小説や物語(戯曲など)なども物事は一元的なだけではないことを知るにはいいツールでは。
「この事件については、TVや新聞でも数多く報道されてきた。だが、その時その時の途中経過をセンセーショナルに報じたものだけをつなぎあわせだけでは、真実とは180度違うものになってしまうケースだって存在するということは、記憶に留めておきたい。」
『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て
「自殺に至るまでのいきさつ、その後、事件が世間に知られていくまでのプロセス、さらに母親側と学校側との間で加害者と被害者の構図が入れ替わっていくまでの全貌を、徹底的な取材に基づいて描き出した一冊である。」
最近つとに感じるのですが、報道は、A=善、B=悪という構図で描かれる(私は扇動するつもりはないので、マスゴミという言葉は使いません)。1つが受け手が分かりやすいから。2つが限られた紙面、時間で伝えるために細部をそぎ落とすから。
自分が直接体験したことにすら表面と裏面があるのに、伝聞で伝えられることを感情で判断するのは危険だと思うのがこういう事例に触れたときで、幾多ある報道で知ったことだけで簡単に糾弾するのは危険だなあと思うのです。それに、受け手の理解が浅くなっているような気もしているのです(私自身も含め)。
ノンフィクションは読むとぞっとするけどこういうことが起こりえるということを知るので判断の助けになるし、小説や物語(戯曲など)なども物事は一元的なだけではないことを知るにはいいツールでは。
「この事件については、TVや新聞でも数多く報道されてきた。だが、その時その時の途中経過をセンセーショナルに報じたものだけをつなぎあわせだけでは、真実とは180度違うものになってしまうケースだって存在するということは、記憶に留めておきたい。」
『モンスターマザー』長野・丸子実業「いじめ自殺事件」、加害者と被害者が入れ替わるまでの全て