第7回花丸染雀菊丸兄弟会

さて、発表会の翌日は繁昌亭。林家三兄弟の会です。開演が18時45分なのでいつも開演ギリギリの私も余裕でごはんを食べられるのにころっと忘れてました。

「第7回花丸・染雀・菊丸兄弟会」
繁昌亭 〈ｵｰﾌﾆﾝｸﾞﾄｰｸ 花丸、染雀、菊丸〉
林家染八「牛ほめ」
林家花丸「替り目（初演）」
仲入
林家菊丸「辻占茶屋」
林家染雀「東海道四谷怪談〜お岩の最期」

オープニングトークは三兄弟が並んで。四天王にまつわる思い出話。
染八さんのサゲがいつものと違う「牛ほめ」のあとは、花丸さんの酔っ払いかつ惚気全開の（あれだけ愛されてるおかみさんはええなあ）「替わり目」もサゲが違いました。
菊丸さんはやっぱりおばちゃんが絶品（おばちゃんぽさ？）「辻占茶屋」は、私の高座名の由来になった噺でもちろん端唄「由縁の月」が。
で、笑うところがないとウワサに聞いていた染雀さんの「東海道四谷怪談」…。
一人芝居を見てるかのような。ちょっと怖いんですけど！！だんだん客席の電気が落ち、舞台に階段がしつらえてあった段階でどうやって着替えるのだ？！に注目。
そうです…例の、あの、

お染ゆーれい降臨
※ほんとはお岩さん

「私の本業はゆーれい」と言うてはりました。7月から8月にかけてあれだけゆーれいになるのですから…。
てか、さっきめちゃくちゃ締めて会場の空気をひんやりさせていた方がまるでゆーれいカーニバルなテンション。恒例のこんにゃく配り。
くるーと会場をまわると私のそばで足を（あ！ゆーれいだから足はないのか！）とめられたので、

私「（こんにゃくは）いいです」
辞退申し上げた( ；´Д｀)だって、わたくしよりも滅多にそんな機会がない方に。私は世を偲び仮の姿の方から半襟もろたし。

ゆーれい「断られたわ！」

私の前に座っていた友達がゲット。
ゆーれい退場。

さて、これからどうなるのか？
と思ったら

もう一度浴衣姿で登場して締め！
あーエンターテイメントっ？！

楽しい夏の夜でした。

発表会よもやま・その2

猿之助さんが破った黒紋付。

昨夜落ち着いて着物の状態チェック。後ろがこれからここへかけてざっくり。
襟止めしていたあたりも両襟ほつれ、袖下ほつれありけり…。
ここまで破れていたとは…。袴つけててよかったですね。