新しくなった南座に行ってきました。どこが新しくなったか分からん!三階席は高いねー。標高が。階段も段差があって怖いし。転がり落ちたら大変です。さて、玉様ですよ。しかも阿古屋「壇ノ浦兜軍記」ですよ。正月の文楽公演に続き、歌舞伎では今は玉様しかできないと言われている役(現在後継者に指導中とか)。
お琴、三味線、胡弓を弾く最高の傾城、それが阿古屋。
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「壇ノ浦兜軍記」は文楽から歌舞伎に焼き直した作品で文楽の形を踏襲しているとかで悪役が人形振り(「七段目」の参考にっ!)、床もあってなるほど色濃く文楽。てことは文楽のあのシンクロを超える感動を歌舞伎では与えないといけないわけですわな。
床の三味線が四挺とのあいびきありの華やかな舞台とひとりで弾く胡弓の張り詰めた緊張感と・・・文楽とはまた違う舞台の濃密さにためいきが知らずにでるほどの美しさ。思わずはがき買ってもたがな。
今回は14時開演17時すぎ終演とコンパクトなボリュームで京都が遠いと思うわたしは楽でした。
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松竹座では幕間のおやつはアイス最中なんですが南座ではパンで八つ橋とクリームを挟んだ八つ橋サンドでした。めずらしいもんを試しただけって感じ。。。シナモンとクリームは相性よかったですよ。でも、食パンがなんか・・・安っぽい。