今年に入って2本目の香港映画も多いなスクリーンで。先月公開された「トワイライト・ウォーリアーズ」は、1980年代のいまはない九龍城砦を舞台にしたアクション映画。これぞ!香港アクション!ワイヤーアクション、カンフー、狭い場所に不死身の敵役!なんといってもアクションが美しい!アクション監督は30年前にすでに香港のスタントマンとして有名だった谷垣健治さん。
主演は近頃の若い人だけど脇を固めるのが古天楽、リッチー・レン、アーロン郭富城って、そしてそして、サモハンキンポー!往年の香港明星好きにはたまらんね。
戦後のどさくさが続く無法地帯だった九龍城砦は90年代前半に取り壊されるまでアジア最大のスラム。香港自体は金融都市として発展し(ゴールフィンガーの世界)、すぐ近くでは時空が狂ったようなカオスな場所が存在していたのだからわけの分からぬエネルギーがたまっていたのが当時の香港。期せずして、この時代の映画が二本続けて制作されたのもある意味懐古趣味かと思ったけど、九龍城砦×黒社会×ワイヤーアクションてもう、ワンチャイ(ワンスアポンアタイムインチャイナ)みたいな様式美なのかもしれない。実際、関連作品の制作が2本決定したらしいし。
ご託をならべたけど要するに面白かった!!雰囲気もなにもかも好き!
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