第2部 午後2時開演
ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
大津宿屋の段
笹引の段
松右衛門内の段
逆櫓の段
第3部 午後6時開演
団子売(だんごうり)
ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
辻法印の段
神崎揚屋の段
https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html
ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
大津宿屋の段
笹引の段
松右衛門内の段
逆櫓の段
第3部 午後6時開演
団子売(だんごうり)
ひらかな盛衰記(ひらがなせいすいき)
辻法印の段
神崎揚屋の段
https://www.ntj.jac.go.jp/bunraku.html
2部と3部はほぼ「ひらかな盛衰記」。いわゆる平家もの(ざっくりしすぎ)。2部と3部で分けたのは正解。ちょうどそれぞれ独立したパーツになっていました。
2部前半2つは26年ぶりの上演なのでわたしははじめて見たわけか。大体二回目で見ててもはじめての気持ちやが…。ただどちらも衝撃的な展開。
・子どもが取り違えられて身代わりの子がしんじゃう(習俗として大津絵を子どもが喜ぶという場面があり、ほほぅと思った)
・女が主君の遺骸を笹(竹)に乗せて運ぶ(なかなか運べないので長い場面)
取り違えられた子ども、生き残ったええとこの子は庶民の家に連れてかえられて平和に暮らしていると、先方の家のものがやってきてすべてが明らかになるという天国から地獄展開。後添えの夫が急に実は主君の仇を討つために身分を隠してここにいたと告白するという…それは自分本位では…。これこそ忠義。知らんがな。
最後の逆櫓の段でもまたどんでん返しがあり、これぞ浄瑠璃。
3部はチャリ場(お笑い)要素の高い段からスタートでここは息抜きの場面なのかからの「神崎揚屋の段」は、人間国宝となった桐竹勘十郎の”傾城梅が枝”の巻。
以前小亀さんが、「梅ケ枝の手水鉢~♪」と歌っておられましたのを観劇中に思い出した。元ネタはこれか!
恋人のために自分は犠牲にしてでもと奇跡を願うとあ~ら不思議…という展開です。
プログラムによると途中で梅ヶ枝の首はすげ替えられているそうです。だからか、髪をおろしても死なないのでほっとする幕切れでした。
ところで、まあ客が入っていない。しょうがないんですけど。
この機会にみなさんぜひ!