地元に住んでいると近すぎて、それに昔はTVでも見ていたのであえて生で見たことが無い宝塚歌劇…。
それなのに噺家さんによるパロディを見に行ってしまいました。ああ、邪道。
開場時間少し前に到着するとすでにすごい人。その中にはちろりさんたちも。
姉キンのときも早めに入場する人多いのですが、さらに姉キンときとは違う雰囲気で補助席もたくさんでてました。
あ、橘右佐喜さんに小佐田定雄先生。さらに和女さんも客席に。都師匠もいはったらしい。
【演目】
林家染雀 こと さざ波のの 「稽古屋」
林家花丸 こと 天橋 満 「レッスン屋」
桂あやめ こと 合邦つじ乃「歌劇場風景」
笑福亭生喬 こと 美園 章 「ヅカタツ! 」
仲入
レビューショー「花詩歌(はなしか)王朝絵巻」
「宝塚新音頭」花丸・あやめ
「エリザベートによせて」
「愛と死のロンド」あやめ・染雀
「キッチュ」生喬
「デュエットダンス」生喬・染雀
「最後のダンス」生喬・花丸
「フィナーレ」全員
前半の四席の落語もこういうテーマ落語会じゃないと続けて聞けないし、続けて聞くおもしろさも。
正統派染雀さんの「稽古屋」ですが、花丸さんたってのご希望だったそうで。やっぱりさすがの古典落語。踊りも端唄も本格的!くすぐりに野望を確信しました。
それを受けての「レッスン屋」。「稽古屋」のパロディで、筋は追いながらも宝塚出身(のちに否定される)の先生がやってるレッスン屋で歌やバレエを習ってみるという話。「稽古屋」が効いて面白いこともあれば、花丸さんらしい宝塚的なくすぐりも。
あやめさんはそんなファンを見た「歌劇場風景」、ファンの方にとっての“あるある”ネタが客席で受けること。落語×宝塚大好きな方々が大挙して押し寄せていたのか?
もちろん、ファンじゃなくても楽しめる。あやめさんの噺で花丸さんがなんで黒紋付に緑袴だったのか分りました。
生喬さんの「ヅカタツ!」…いろんな意味で炸裂してはりました。正直、めっちゃおもしろかったです。普段、古典をされている方のたがが外れちゃうとああなるのね、と。オタ的なくすぐりに会場どっかんどっかん。分らん!でもおもろいみたいな。最後は驚きの展開。
やっぱり、前半から衣装を含めて花丸さん×生喬さんの本気派は一味違いました。何が違うかって?誰よりもご本人が楽しんでる(笑)
30分の仲入りはさんで、レビューショーです。カメラ撮影OK。
花丸さん
花丸さんのトート、生喬さんもトートだった…。ふたりでトート。とても、楽しそう。
倒れている美少女が染雀さん。出演者の体格がバラバラなのは本家ではないと思われる。
今日のメイクはいつもよりきれいだった。誰かにやってもらったと思われる。
ペアダンス。基本は日舞。しかし、よく動いてはった。
奇跡の一枚。金髪の貞子が人を襲っている図。
フィナーレ。
花丸さんはアントワネットの格好をしたかったらしいが、
衣装が入らなかったらしい。正確に言うと衣装が入ったのは染雀さんだけだったらしい。
そんな花丸さんは長靴に色紙仕様のブーツ、生喬さんはズボンが継ぎ足してあった。
染雀さんの内またにプロ根性を見た。
間違いなく繁昌亭であるという証拠写真。
この後、終演で外に出るまで写真撮影渋滞のため10分程度かかる。
撮った写真を見て爆笑していたら見知らぬおばさまが「また笑われるのね」とおっしゃる。
まさか出演者のお母様?ちなみにおばさまもその写真見て笑ってた。
送りだし。多分右から二人目はパタリロ殿下。
辛いことがあったら、この写真を見て笑いを思い出したいと思います。