Lynyrd Skynyrd - Free Bird (Live 2003) Full version - best audio
高校時代の友人からリクエストがあったので、この曲を選びました。
リクエストありがとうございます。この場を借りてお礼を申し上げます。
このブログでは、2017年7月8日にこの曲(1976年8月21日のライブ)を取り上げているので、2年ぶりの登場です。
また、この曲「フリー・バード」に影響を受けた曲を何曲か過去に取り上げているので、興味ある人は「サザン・ロック」のカテゴリーで探してみてください。面白いかも。
さて、この曲の説明に入る前に、このバンドの立ち位置を明らかにしておきたいと思います。
このバンドはサザン・ロックを語る時に必ず挙げないといけない2つのバンドの一つです。
もう一つは言わずと知れたオールマン・ブラザーズ・バンドです。
どちらが人気あるかと言うと、難しいのですが、どちらかと言うと、オールマンが通好みのバンドであるのに対し、レーナードの方はポップス・ファンに親しまれるバンドだったかなという気がします。オールマンにもポップな曲はありますが、レーナードの方が、聴きやすい感じがするんですよね。また、レーナードは、ハードロックファンに非常に人気があります。というかハードロックバンドにかなり影響を与えています。特に、この「フリーバード」の曲後半のギターソロはハードロック・ファンが涙を流して喜ぶドラマティックでスリリングな激しいソロなのです。ロック史上、最高のギターソロと言っても過言ではないと思います。
レーナードはイギリスとかヨーロッパでも人気があります。オールマンより人気の裾野が広いバンドなのではないでしょうか?
さて、「フリー・バード」についてですが、ファースト・アルバムに収められており、彼らのライブでも最後の方で演奏される彼らの代表曲です。若くして死亡した故デュアン・オールマンに捧げられた曲として有名です。ゆったりとしたバラードから、後半の3人のギタリストによる激しいソロバトルはまさに聴きもの。同時期のサザン・ロック・バンドや後輩のサザン・ロック・バンドに大きな影響を与えていて、曲の構成をけっこう真似されています。
今回アップした動画は2003年の再結成時のものですが、冒頭の部分で、飛行機事故で死亡したキャシー・ゲインズ、スティーブ・ゲインズ、ロニー・ヴァン・ザント、若くして死亡したアレン・コリンズ、レオン・ウイルクソンの絵が出てきて、ジーンと来てしまいます。また動画の中で、フラッシュ・バック的に全盛期のビデオが挟まれたりして、やはり懐かしさでいっぱいになります。なかなかの演出です。
ライブに出演しているメンバーで、オリジナル・メンバーはゲイリー・ロッシントンのみ。イントロのスライド・ギターは昔からゲイリーの担当でした。私は、初来日の時に中野サンプラザホールで、彼が火のついたタバコを指で挟みながらこの曲のイントロを弾いていたのをはっきりと覚えています。
彼が生きていて、今だにこの曲のイントロを弾いているからこそ、この再結成レーナード・スキナー度の価値が重くなります。
ゲイリー、よくぞ頑張って生きてくれた!と言いたくなります。
歌を歌うのはロニーの弟のジョニー・ヴァン・ザント。声が似てます。
3人のギタリストの内の一人、リッキー・メドロックはデビュー前のレーナードでドラマーだったそうです。デビュー前に脱退し、ブラック・フットというハードロック系のサザンロックバンドをけん引していたことはサザン・ロック・ファンの間では有名です。
そして、キーボードはこの曲のイントロを考えたというビリー・パウエル。彼は結成時はローディだったという逸話があります。この曲での貢献により正式メンバーになったそうです。彼も、2009年には天に召されてしまいました。
レーナード・スキナードは解散は発表してませんが、2018年最後のツアーを実施しています。
さあ、歴史的名曲をじっくり楽しみましょう。