ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

映像だけだと誰が歌っているかわからないよ。ERIC CLAPTON & PETER FRAMPTON - "While My Guitar Gently Weeps" (HD)

2021-04-11 15:52:56 | ギタリスト

ERIC CLAPTON & PETER FRAMPTON - "While My Guitar Gently Weeps" (HD)

ビートルズの名曲にして、エリック・クラプトンがエディ・クレイトンという偽名で参加したという作品ですが、

映像だけ見た時は、歌っているのが誰かわかりませんでした(笑)。

声を聴いて、納得!ピーター・フランプトンでした!

声は変わってません。顔もよく見れば、そのとおり。

2019年のライブのようです。

豪華な競演ですね。

それにしても、エリック・クラプトン、盟友がどんどん亡くなっているのに、全然元気。

アルコール&ドラッグ漬けが嘘みたいです。

70年代初期のロック・ファンはエリックがこんなに長生きするとは思わなかったでしょう。

 

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和田アキラ逝く!安らかに。 PRISM

2021-03-30 05:36:10 | ギタリスト

Prism - Prism

和田アキラ PRISM: DAYDREAM

村上ポンタ秀一氏に続き、偉大なギタリスト和田アキラ氏が死去した。3月28日だそうだ。享年64才である。

私の世代にとっては、高校生の頃見たテレビのロック番組のCMにおける驚異的な速弾きが実に印象的だ。

高校の教室で、友達と

「あのCM見たか?すげーよな?」なんて会話をしたような気がする。

攻撃的で、アグレッシブな演奏をする和田アキラ氏率いるフュージョン・バンド、プリズムは当時、実に先進的だった。

当時のギター少年はみんな呆気にとられた。

でも、すごいすごいと言われながらも、それほどブレイクもしなかったかもしれない。

後続のギタリストがいっぱい出てきて、彼のすごさも年を追うごとに薄まっていったような気がする。

それでも、和田アキラは凄い!という印象は強烈に頭に残り続けた。

 

冥福をお祈り申し上げます。

安らかに。あなたのことは忘れません。合掌。

 

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マイケル・シェンカー特集④ 最近のマイケル・シェンカー

2021-03-20 15:50:09 | ギタリスト

MICHAEL SCHENKER FEST - Warrior (OFFICIAL VIDEO)

マイケル・シェンカー特集のラストです。

66才になったマイケル・シェンカー。最近の曲をいくつか紹介しましょう。

正直言って、昔のようにスリリングな名曲は作れなくなっています。ネットでは、駄作を作り続けるな!引退しろみたいな批判もけっこう多い。

とは言え、やはり味わい深い曲はありますし、そのソロには光るものがあったりします。だから、年輩のファンは買ってしまうんですね(笑)。

「Warrior」 は、いろんなヴォーカリストが代わる代わる歌うのが実に面白い。70年代の雰囲気ありますし、往年のファンが安心する曲です。

 

MICHAEL SCHENKER FEST - Sleeping With The Lights On (OFFICIAL VIDEO)

この曲も、複数のヴォーカリストの声が楽しめます。メロディの起承転結は気持ちいい。まさに、マイケル・シェンカー節で、ギター・ソロも70年代の雰囲気たっぷり。

 

MSG - Drilled To Kill (OFFICIAL LYRIC VIDEO)

最新アルバムからはこの曲。ラルフ・シーパースのブチ切れそうな声が印象的です。一本調子のリフには工夫がないので、ちょっと残念ですが、この曲でのギター・ソロは緊張感がすごくあり、なかなかかっこいい。ギター・ソロについては衰えがないかなって感じです。終盤のギターに注目。

 

マイケル・シェンカーは毎年のようにアルバムを出しています。そのエネルギーには驚きます。

この年頃になるとロック・スターはめったにアルバムを作らないですからね。

彼の頑張りを称えたいと思います。

 

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やっぱり神だ!マイケル・シェンカー特集③ 神、降臨!

2021-01-24 17:24:05 | ギタリスト

MICHAEL SCHENKER [ INTO THE ARENA ] [III] LIVE 1981.

今回はマイケル・シェンカー全盛期について語ろうと思います。

誰が何と言おうとも、マイケル・シェンカーが最も光り輝いた時期が、1980年あたりから1984年ごろまでなんですよね。

1970年代のUFO時代、「ロック・ボトム」、「ライツ・アウト」というスリリングな名曲で、ハード・ロック少年を興奮させた彼ですが、如何せんUFOというバンドはミディアム・テンポのポップなメロディを大事にするバンドです。マイケル・シェンカーのギター・ヒーローとしての資質は抑えられていました。その潜在能力の高さについてはみんながわかっていましたが、UFOではその才能を十分に発揮できなかったというのが本当のところ。

だから、満を持して自らの名前を冠したバンド「マイケル・シェンカー・グループ」のデビュー作が1980年に出た時は多くのファンが、「ついにやったか!」という衝撃に包まれました。やってくれるだろうという期待に、まさに応えた作品だったのです。

やはり、この曲「 INTO THE ARENA 」は、最も魅力的な曲です。ハード・ロックの分野において、歌のない「インストゥルメンタル」の曲で、こんなに魅力的な曲はありません。月並みな言葉になりますが、かっこいいのです。ものすごく!! その音に、いろんな喜怒哀楽が込められているようなすごいギター・プレイです。テクニックでは、彼よりうまいギタリストは星の数ほどありますが、こんなにドラマティックな展開をする曲を作れるギタリストは外にいません。抑え気味の感情が、一挙に花開くように爆発するようなところがあります。

ちなみ、このライブではコージー・パウエルがドラムを叩いています。スタジオ盤ではあのサイモン・フィリップスが叩いているので、比較すると面白いかもしれません。

 

MICHAEL SCHENKER [ LOOKING FOR LOVE ] AUDIO-TRACK.

2作目は、コージー・パウエルが正式なメンバーとなっていて、ツインバスドラムのドカドカ音が楽しめます(笑)。

この曲はメロディがいいですね。間奏のソロにおけるマイケルのギターはまるで歌を歌っているようです。起承転結がきちんとあるソロで、クセになります。センスの塊のようなプレイで、聞き惚れますね。

 

Assault Attack (2009 Remaster)

3作目はヴォーカルにグラハム・ボネットが加入して、音圧がすごい!この曲はテーマ・リフが強烈。

途中の、静かになってミュートしたギターのリフにメロディアスなギターがはいり、そのあと暴力的なギターが押し寄せてくる展開といったら、凄い!ホントに天才だなって思います。やはり「神」としか言いようがない。この曲も名曲ですねー。

 

Captain Nemo (2009 Remaster)

4作目からはこの曲ですね。この曲もかっこいい!モントローズの曲で似たようなリフがありますが、そんなの関係ない!こちらはインストです。全体の印象は全く違います。やはり、メロディの展開は「神」としか言いようがない。さすが、ベートーヴェンを生んだ国の人です。クラシックの素養も感じさせます。

 

いかがでしょうか?全盛期から名曲4曲を選びました。他にも素晴らしい曲がありますが、きりがないので4曲としました。

この後、マイケルは名曲を作れなくなります。

最近10年ほどは毎年のようにアルバム作品を発表していますが、全盛期に匹敵するような素晴らしい曲は全くありません。リフもメロディもイマイチです。

でも、ライブでは元気に過去の曲を弾いているし、スタジオ作品の新作においても、ギター・ソロで一瞬の輝きを示すことがあるので、多くのファンは彼を声援し続けます。

マイケル・シェンカー特集は、あと1回。66才になった彼の近況のプレイを取り上げたいと思います。

 

 

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やっぱり神だ!マイケル・シェンカー特集② UFO時代 Rock Bottom (Live)

2020-12-26 17:18:55 | ギタリスト

Rock Bottom (Live)

スコーピオンズを抜けて、マイケルが加入したのが、イギリスのバンド、UFOだ。

そして、加入して最初のアルバム「現象」に収録されていたのがこの曲「ロック・ボトム」。10代の少年が作ったとは思えない素晴らしいギター・ソロが展開されている。ギターの才能に年齢は関係ないのだろう。

私は個人的にはハード・ロック史上、最高のギター・ソロであり、マイケルにとっても人生最高のギター・ソロだと思っている。ここにアップしたライブよりスタジオ盤の方がかっこいいのだが、2年半ほど前にスタジオ盤をブログに載せているので、今回はライブにした。ライブ特有のお遊び的なところがおもしろいかもしれない。この曲におけるマイケルはまさに「ギター・ヒーロー!」だ。若くして、すでに当時ギター・ヒーローの頂点にあったリッチー・ブラックモアに匹敵する存在感があった。

しかしながら、1970年代の中盤当時、マイケルのギター・ヒーローとしての名声は、ここ日本ではそんなに広まってはいなかった。

原因はUFOの人気が中途半端であったことがまず大きい。UFOはそこそこの人気をもつB級ハード・ロック・バンドとして扱われていた。当時、ロック・ジャーナリズムはパンク一色で、ハード・ロックは「オールド・ウエイブ」とバカにされていた時代背景も辛かった。アルバム「現象」は一部のハード・ロック・マニアの間では評判になったが、それほど売れていなかったし、ラジオでもかからなかった。つまり名曲「ロック・ボトム」を多くの洋楽ファンは知らなかったのである。

かく言う私も、UFOに加入した若いギタリストがむちゃくちゃかっこいいギターを弾くという知識はあったのだが、実際「ロック・ボトム」を耳にしたのは、発表されてから2年後の高校1年の時だった。バンド・サークルの先輩が演奏していたのを見て知った次第である。ちゃんと本人の演奏を聴いた時はぶっ飛んだ。

そして、UFOというバンドは、ハード・ロック・バンドと言っても、ポップ・ハード・ロックがメインのバンドである。マイケルがギター・ヒーローとしてすごく目立つ曲は「ロック・ボトム」と「ライツ・アウト」だけなのである。他の曲では、マイケルの作曲能力の高さやメロディ・センス、ギターの上手さを感じることはできるが、突き抜けるかっこよさがある曲はその2曲だけなのだ。

ufo-lights out

もちろん「ドクター・ドクター」や「Too Hot to Handle 」など名曲ではあるが、鬼気迫る演奏をするギター・ヒーローという感じではない。

UFO - Doctor, Doctor (early live Schenker)

UFO - Too Hot to Handle

 

ということで、UFOでのマイケルは才能を開花させたものの、今一つそのかっこよさを出し切れずに終わってしまう。

 

しかし、次のバンド、マイケル・シェンカー・グループでスーパー・ギタリストとしての全貌を現し、世界中のハード・ロック・ファンを熱狂させることになる。特に日本では特別の存在となるのだ。次回をお楽しみに。

 

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