ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

初期と全く違うバンドに変身!BLUES MAGOOS - Heartbreak Hotel

2020-10-12 21:47:56 | アメリカンロック

BLUES MAGOOS - Heartbreak Hotel

「ブラック・ナイト」ネタで前回紹介したブルース・マグース。

ファーストアルバムからサード・アルバムまでは、サイケ、ガレージ・ロックといった雰囲気。

例のヒット曲は飛ばしたけど、よくあるポップ・バンドという感じ?

それが、4枚目で大変身。レコード会社もマーキュリーからABCへ。メンバーもヴォーカル兼ギターのエミール・チールヘルム(別名ペッピー)を残して、他は交代。全く違うイメージのバンドになるのである。

これが、けっこういい。玄人好みというか、渋くてオシャレ!けっこうクセになる音なんですね。

ジャージーだったり、ファンキーだったり、プログレっぽかったり、アフリカ的であったりと、意外と楽しめる。

上の曲はエルヴィス・プレスリーのカバーだけど、センスいいアレンジではないでしょうか?

Blues Magoos - Heart Attack

この曲はファンキーで、1969年という年を考えると、最先端の感じのサウンドだ。

Blues Magoos - Never Goin' Back To Georgia

これは、アルバム・タイトル曲。お洒落です。イージー・リスニング的な音に、野性的なパーカッションが絡み、叫び声のようなコーラスが入るところなんか、ちょっといいですねー。

キーボードは何と、超有名シンガー・ソング・ライターのエリック・ジャスティン・カズ!!彼がロック史に登場するのはこのアルバムからなんです。

Blues Magoos - Georgia Breakdown (1969)

アルバムのラストを飾る曲はまさにエリック・カズのセンスが溢れてる。こりゃ、ジャズ・ロックですね。

ファースト・アルバムのサイケ・ポップとは全然違うバンドだって改めて感じます。垢ぬけてる!

 

 

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やっぱり、モントローズのファースト・アルバムは名盤!Montrose - Rock The Nation

2020-06-30 22:07:21 | アメリカンロック

Montrose - Rock The Nation

エドガー・ウインターとの活動を経て、1973年、ギタリストのロニー・モントローズは自らのラストネームを冠したバンド、モントローズをスタートさせる。

これが豪快で、気持ちのいいハードなアルバムであった。

ヴォーカルはサミー・ヘイガー。間違いなく名盤でなのだが、当時はそんなに騒がれなかったから不思議である。

当時、徹頭徹尾、ハードにドライビングするバンドと言うのは意外にアメリカにはなくて、イギリスっぽいなあと思ったものだが、

そこはアメリカのバンド、カラっとしていて、湿度は全然ない。スポーツのようなハードロックだった。

ロニー・モントローズはガンマを結成したり、ハービー・ハンコックやトニー・ウイリアムスと活動して、ジャズ・フュージョン畑まで進出したが、結局、このアルバム発表当時の勢いには至らなかったような気がする。このアルバムはハード・ロック・ファンなら必携の作品です。

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Edgar Winter Group ~ Free Ride (1972)

2020-05-14 20:08:31 | アメリカンロック

Edgar Winter Group ~ Free Ride (1972)

「フランケンシュタイン」の大ヒットの陰に隠れているような気がするが、この曲も全米チャートで14位まで上昇している。

私が、エドガー・ウインター・グループをリアルタイムで聴きだしたのは、1974年のアルバム「ショック・トリートメント」からなので、

この作品は後から知った。

1974年当時、日本でのエドガー・ウインターの人気というと・・・今一つだった感じがする。

その理由としては、マスメディアの紹介の仕方が、アメリカン・ハード・ロックという扱い方だったからではないだろうか?

確かに、大ヒットした「フランケンシュタイン」にはハード・ロックのイメージがあったような気がするけど・・・

実際は彼らの魅力はさまざまなスタイルのポップ・ロックにあった。

この曲も、ハード・ロックというよりもポップ・ロックで、おしゃれな雰囲気が漂う。

マス・メディアの売り方によっては、もっと売れるべきバンドだったような気がする。

ダン・ハートマンのハリのある声はちょっとクセになる。

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灼熱の大彗星?Montrose - I Got the Fire

2020-04-28 23:14:42 | アメリカンロック

Montrose - I Got the Fire

今や名盤とされるファースト・アルバムの方が有名だが、日本ではこの曲を含むセカンド・アルバムが先行発売された。

「灼熱の大彗星」とすごい邦題をつけられていたので、当時中学3年生の私と友人はレコード屋に行って、店員さんに試聴を申し込んでかけてもらった記憶がある。

うーん、やっぱりファースト・アルバムの曲の方が衝撃的かなあ。

でも、70年代のアメリカン・ハードロックの教科書的な曲ではある。明るくて豪快。

ギターソロはけっこうかっこいい。

そうそう、レコード屋で試聴した時、次にパープルを聴いたんだけど、パープルの方がはるかに重量感があった。

レコーディングのやり方なんだろうけど、モントローズは軽いんだよねー。パープルってすごいなって思ったものだ。

 

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velvet underground - venus in furs

2018-07-07 06:29:03 | アメリカンロック

velvet underground - venus in furs

60年代後半、アメリカでは、音楽や映画での前衛的な動きがあった。

アンディ・ウォーホルという当時、時代の先端を行っていた前衛芸術家は、新しい感覚をもつ音楽に惹かれていた(アンディはボブ・ディランやミック・ジャガーなどポップソング世界の大物とも交流をもつ)。

そこで、このバンドがプロデュースすることになる。

ニコというドイツ出身の女優(あのアラン・ドロンとの間に子供をもうけてるらしい。)を一時的にメンバーにするなど、ちょっとした人間関係のいざこざがあったり、当時発売されたファーストアルバムが売れなかったという残念なことはあったものの、後年、ファーストアルバムは再評価され、名盤としてロックの歴史に燦然と輝くことになる。

この曲を聴けばわかるように、クセのあるルー・リードの歌とインド音楽を連想させる不思議な伴奏が、マニアックなファンを呼び寄せ、のちに、多くのロックファンの評価を得ていく。

日本でも、熱烈なファンが多く、特にデビッド・ボウイのファンがこのバンドを聴くというケースが多いような気がする。

私も、リアルタイムでは知らないし、ルーリードを聴くようになっても、過去までさかのぼってレコードを聴くことはなく、名前と歴史だけ知っているという

感じだったけど、ネットのおかげでこうして振り返ることができた。

まあ、爬虫類的な歌唱スタイル(わざとメロディを歌わないスタイル)の元祖はボブ・ディランかもしれないが、ロックバンドで、強烈な印象を最初に残したのは

ルーリードであり、このバンドだったかもしれない。

それにしても、ルーリードもニコもアンディ・ウォーホルも死んでいるのに、ボブ・ディランは生きていて、ノーベル賞まで受賞している。

前衛的なアーティストなのに長生きですなぁ。

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