David Bowie - Heroes
デビッド・ボウイが亡くなった。1月10日に69歳の誕生日を迎えたばかりだという。
1970年代のロックの象徴的存在の一人がまたこの世を去った。年齢を考えると、仕方のないことだと思うが、青春時代に強力な印象を残してくれたロックスターがいなくなるのはやはり寂しい。ご冥福を祈ります。
さて、デビッドの全盛期は70年代始めから、80年代前半くらいまでだろうか?
強烈な印象を残したのが、初期のグラムロック時代。Tレックスとともに、派手なメイクと爬虫類的な不思議な唄い方は、当時流行した他のジャンルのロックとは異なり、ビジュアルが重視されていたのだが、人工的な美を感じさせるデビッドは特に目立った。ビジュアルで強く主張するのもロックだと感じたものだ。その端正なルックスや宇宙人的な印象も話題になった。
ヒットチャートを賑わしたのは、ディスコ調の音楽の曲にチャレンジしていたときかもしれない。レッツダンス等は今でも耳に残っている。
個人的には、70年代後半にブライアンイーノと組んで作り上げた、テクノの先取りの作品が好きだ。80年代のテクノと違って、ドイツのタンジェリンドリームやクラフトワークに影響を受けたと思われるプログレッシブロックっぽい雰囲気が残る音が好みである。
それで、選んだのがこの曲。アレンジもメロディも最高である。じわじわくるかっこよさがある。これからも、彼を思い出すたびに聴きたい曲である。