ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

北欧のベテラン・メタル・バンドの会心の16作目 Stratvarius 「Survive」

2022-11-26 06:06:43 | metal
今回はメタルの話。
フィンランド出身のベテラン・メタル・バンドの最新作(今年9月発売)の「Survive」が現在の私のヘビロテ作品。
この作品、けっこうネットで好評で、多くのブロガーが傑作ということで、レヴューしています。だから、わざわざ私がブログに載せることもないかなとも思いつつ、やはり好きだから載せることにしました。
このバンドは日本のメタルマニアにとても人気があるので、ちょっと調べればネットにわんさか情報があります。ウンチクについては他の人に任せます。

私がちょっと感動したのは、デビューして30年以上たつのに(しかもお家騒動もありました)、いい作品を作り上げたこと。
ベテラン・バンドはいっぱいいますけど、なかなか若い時の作品を超えたり、それに並ぶ作品を作るというのはできないのが常識なのに、頑張ったんですね。

この作品は何といっても、メロディがいい。メロディラインの展開がいい。CDの帯に「これをメロディック・パワー・メタルの傑作と言わずして何と言う」と書いているが、まさにその通り。アルバムの帯って、信用できないことがあるんですが、この作品は当たっています笑。曲のフックが見事で、アレンジも緻密に練られている。まさにベテランバンドの叡智が詰まったような作品。

まず、ご紹介するのは、バラード調のこの曲、「Breakaway」。
メロディのよさは、この曲に象徴されます。
日本人が大好きな、甘く、哀愁のあるヴォーカル・ラインです。
こういう曲が好きな日本人は多いと思うのです。
ずばり、エイジアのようですけど。アレンジも大げさだし。

Breakaway


次にはアップ・テンポのこの曲、「Demand」。
これぞストラトヴァリウス!という疾走感があり、乗れる曲です。
アップテンポでありながら、メロディがゆったりしていて、メロディを楽しめるというのが、このバンドのいいところ。ギター・ソロ、キーボード・ソロもツボを押さえまくりです。オールド・ファンなら、レインボーあたりを思い出すかも。

Stratovarius - Demand (NEW SONG 2022)


純粋なメタル・ファンならパワー&スピードのあるこの曲がお気に入りかも。
でも、メロディはきちんとしています。起承転結がはっきりしていて、日本人が最も納得できるメロディ・ラインです。メタルの曲って、演奏が素晴らしくても、ヴォーカルの声やメロディ・ライン、特にサビの部分でがっかりということがあるのですが、この曲は全然違う。素晴らしい。間奏も完璧。ティモ・コティペルトの歌唱は見事の一言。
Glory Days

 
コメント (6)
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