四人囃子 - Carnival
四人囃子のファースト・アルバムとセカンドアルバムは、高校時代ものすごく聴いた。私の日常とともにあった。
高校時代のバンド仲間もみんな大好きで、この曲を演奏しているクラスメイトもいた(一般の生徒はほとんど知らないバンドではあった(笑)。でも、記憶では、ミュージックライフ誌の1974年度人気投票で国内バンドの1位だったはず。)。
ちなみに、私が属していたバンドは、サード・アルバムの曲を文化祭でやった。
で、「ゴールデン・ピクニックス」について、いろいろ書こうと思ったのだが、この曲について語りたくなったので、今回はこの曲について掘り下げる。
この曲の正式なタイトルは、「カーニバルがやってくるぞ(パリ野郎ジャマイカへ飛ぶ)」である。
とても、明るくて、陽気な曲で、すごく盛り上がるというのがずーっと変わらない印象だ。しかも、独創性にあふれた実に痛快な展開を示す。イントロが始まった瞬間、ハイになってしまう。
歌詞も大好きである。一時的にキーボード・プレイヤーとして四人囃子に参加していた茂木由多加氏が作詞しているが、まさにカーニバルって感じがいい。
で、間奏部分に使われている曲が「パリ野郎」という古い曲であるということは1976年当時も理解していたのだが、ちゃんと調べたことがなかった。
いつか、ちゃんと調べようと思いながら、46年経ってしまった!
そこで、今回、初めてその原曲を知ることができた。YouTubeはえらい!
しかも歌詞つきで、意味がわかる。何しろ、フランス語だから、字幕がないとわからない。
【フランス語】パリ野郎 (Paris Canaille) (日本語字幕)
(1953年にレオ・フェレ(Léo Ferré)の作詞・作曲で作られ、カトリーヌ・ソヴァージュ(Catherine Sauvage, 1929-1998)が歌ってヒットし、後の1956年に作られた同名の映画『巴里野郎(Paris Canaille)』でも使われました。)と書いてあります。
うーん、青春してた高校生の自分に教えてあげたい。
四人囃子って今聴いても斬新な曲が多いですよね。アップされた曲もかなり斬新。この時代、こうした特徴あるバンドが多かったんですね。
個人的には彼等の曲の中では異色な「レディ・ヴァイオレッタ」が好きです。
(そういえば私の四人囃子の記事でも、ミュウさん、熱くコメントされてましたね)
こんにちは!コメントありがとうございます♪
そうなんです。斬新ですよね!
240さんはフュージョンっぽい曲が好きなんでしょうね^ ^
私も高校時代はサードまでは大好きでよく聴きました。ただ一般的ではなかった。「一触即発」を貸した友人は「なにこれ、フォークやん!」おそらく、名曲「おまつり」の最初の方を聴いただけなんだと思う。「ゴールデンピクニックス」を貸した友人は「ビートルズ入ってるやん」の一言のみ…(苦笑) 文化祭で演奏されたのは「ハレソラ」あたりですか?私の友人でバンドやってる奴らは四人囃子ファンが多かったな~。
「ゴールデンピクニックス」・・・おもちゃ箱をひっくり返したみたいな、、という表現ありますが、私は「工具箱をひっくり返したみたいな…」アルバムと思ってます。演奏の職人、レコーディングの職人が織り成す技術、発想の数々…。森園氏がかつてインタビューで語ってましたが、レコーディング時は持ち寄ったアイデアを全て出し切った、またその場で思い付いたアイデア、これ使うのか?みたいなアイデアも採用されていたようです。脱退の理由を訊かれたインタビューの流れでそう答えていたので「全て出し切った」というワードが、脱退の一つの要因だったのかもしれません。
「泳ぐなネッシー」・・坂下氏の作曲、メインの歌メロは間違いなく坂下氏ですが、中間のインスト部はフリージャズの世界やオトボケもあったり… 後々この曲は環境問題を歌っている、と言われていると聞いてなるほど!と思いました。当時は全く思いもしなかったなぁ。末松康生氏の歌詞は、少し非現実的な描写で好きだった。「一触即発」の中の「金ピカの時計を持って喜ばなきゃならないんだっ!」えっ、何で?と思いましたがこの部分、好きだったな~(笑)
やはり長文駄文になってしまいました…書き足らないくらいですが…
おはようございます。
長文のコメントありがとうございます♪
そうですね。彼らは二人になってしまいました。寂しいですね。
四人囃子はロックマニアとバンド少年のツボにハマるバンドでした。
だから一般の音楽ファンは理解できなかったかも。
演奏技術が通好みでしたね!
特に森園氏がロック奏法からジャズ奏法まで使いこなしていて、240さんのように、
このバンドのフュージョン的な音作りに着目する方もいます。
私はベーシストなので中村さんのおまつりのベースが大好きです。
文化祭で演奏したのはご推察どおりハレソラです。
サードアルバム発売前に、横浜野音でこの曲をやっていたんです。それで気に入ってレパートリーに入れました。
文化祭ではやや受け(笑)でした。
末松さんの歌詞は過激なところや不思議なところガあって、バンド仲間はみんな好きでした。おまつりとかネッシーとか口ずさんでましたよ。
彼らが1973年に映画「二十歳の原点」の音楽を担当したのはご存知ですか?
立命館大学在学中に自ら命を絶った高野悦子さんの日記がベストセラーになり、それが映画になり、なぜか四人囃子が音楽を担当してます。
私はこのサントラもよく聴きました。ロックではないですが、森園さんの歌が良かったんです。
私はライブハウスで演奏を終えた森園さんと一緒にお酒を飲みながらおしゃべりしたことがあります。
一触即発のCDにサインしてもらいました!感激しました。
四人囃子の「一触即発」以外のアルバムは深く聴いてませんが、当時20歳そこそこのメンバーの演奏力と楽曲の完成度の高さはいま聴いて凄いと思います。
森園さんのギタープレイには世界基準をクリアした透明感とテクと表現力が備わっておりますね。
それと歌詞が凄い(笑)
「フライング」という曲がピンクフロイドを思わせるメロディーが素晴らしいです。
今でも人気高いですよね!
一般的には四人囃子はプログレ系みたいに言われたりしますが、実際は全くそんなことはなく、様々なスタイルを採り入れてますよね。名曲「一触即発」森園氏は、Allman Brothersの「Whipping Post」から影響受けたと語ってます。
コメントありがとうございます。
確か、私よりかなり若いblackmore1207さんの世代だと、古く感じる方が多いかもしれません。かなりロック好きでないと理解できないと思います。サウンド、歌詞がすばらしくても、森園さんの声は個性的ですし。
そして、独特の世界観があります。
それでも、過去に遡って耳を傾けるblackmore1207さんはかなりのロック・マニアということでしょう。還暦世代と話ができる人ということです(笑)。同世代、もしくは同世代より若い人と話が合うか心配です(笑)。
我々の世代でも、バンドをやっている仲間で盛り上がってました。普通のロック・ファンは聴いてなかったです。やはり、泥臭い日本語のロック、フォークっぽい面と最新のフュージョンサウンドを20才前後で、融合させていたというのはすごいですね。
おっしゃるように、フォーク、ハード・ロック、プログレ、フュージョンとあらゆるポピュラー・ミュージックの音が融合した感じでしたね。
オールマンの影響のコメントは知りませんでした。
そして、不思議な歌詞も魅力でしたね。
実はパオもまずます好きでした。初期の彼らとは違うサウンドでしたけど、けっこう楽しみました。
こんなことを書いていたら、1989年の森園さん、佐藤ミツルさんがいる5人編成復活ライブのCDを聴きたくなりました(笑)。今夜は聴きます(笑)。
1989年の有明での復活ライブ!パフォーマンス最高ですね。確かDVDも出たはず。私はYouTubeで観ます。
トッド・ラングレンが来日時に四人囃子のレコードを買っていったそうです。時期は不明ですが、ユートピアでの来日の時なら、1978年頃なので、そうであったらなんかうれしい!
まだまだエピソードとかありそうですがキリがないので、この辺で……。
コメントありがとうございます。
海外のアーティストが気に入ってくれたとしたら
嬉しいですね。
私にとって、青春とともにあったバンドですから、語りたくなる気持ちはわかります(笑)。