クレイグ・フラーとエリック・カズのディオ・アルバムを取り上げようとしたら、ザ・セクションのダニー・コーチマー以外の3人が参加しているのを、確認。こりゃ、こっちも気になると言うことで、急きょ「ザ・セクション」を取り上げます。
この人たち、ジェイムス・テイラーのバック・バンド・メンバーとして、有名です。ジェイムス・テイラーだけでなく、キャロル・キング、ジャクソン・ブラウン、リンダ・ロンシュタット作品にも参加していて、まさに70年代ウエスト・コースト・サウンドの音作りに大きく貢献してた人達。
メンバーは、ダニー”クーチ”コーチマー(g)、クレイグ・ダーギ(key)、ラス・カンケル(ds)、リーランド・スクラー(b)の4人。彼らはジェイムス・テイラーのバック・バンドやいろいろなセッション・ワークをやる傍らでインスト・バンドを結成し、1stアルバムを発表します。
1972年のことです。当時23歳の、マイケル・ブレッカーがサックスで参加しています。
Doing the Meatball
この曲を聴くと、1972年とは思えないですね。まだあの「スタッフ」はデビューしてません。ちょっと時代を先取りしている感じがします。
当時はフュージョンという言葉はなくて、クロスオーバーと呼ばれてました。でも、ここまで陽気な感じの曲は当時は珍しかったのでは?
Bullet Train
こっちは、1973年の作品、セカンドアルバム「Foward Motion」から。1作目に比べると、ややシリアス&クールで、ジャズ・ロックと呼ばれることもあったクロスオーバー・サウンドのイメージに近いかも。それにしても、かっこいい演奏です。
The Section - Magnetic Lady
そして、4年後の1977年発表のラストアルバム「Fork It Over」からはこの曲、少し聞こえるヴォーカルはデヴィッド・クロスビーらしいです。この頃はこういう音楽は珍しくなくなってたかも。でも、先駆者としての貫禄がありますね。聴いてて気持ちいい。
The Section - Suckers on Parade [Intro]; L.A. Changes
途中から、ラリー・カールトンのいた時代のクルセイダーズと雰囲気が似てるようなところがあるなー。うーん、かっこいい!
70年代リアルタイムに生きてた私は、セッション・ミュージシャンの集合体についてはスタッフや、TOTOについては知ってましたが、このバンドは聴いてなかったというのが正直なところです。フュージョン好きなら、このアルバムはチェックしておきたいですね。
次回は、いよいよエリック・カズ特集に戻るか?たぶん、寄り道しそうです。
セクション、いいですよね。以前から気になっていたグループで、つまみ食いしていたのですが、アルバムは通して聴いたことがなく。
こんなにカッコ良かったんですね。ダニー・コーチマーがこういうギターを弾くってちょっと意外でした。
TOTOとかスタッフより先に、スタジオミュージシャン・バンドとして、先輩格ですね。
やっぱり気になるバンドですよね。
フュージョンという言葉ができる前から、フュージョンっぽかったバンドでした。改めて聴いて見ると、みんなテクニシャンですね。
70年代のアメリカのスタジオ・ミュージシャンの力を感じました^^
JDサウザーは大物ですね。ウエストコーストサウンドの主って感じです。楽しみにしています。