LETTER FROM ZOWIE - RON DANTE - 1981
60年代、70年代というのは、アメリカのポップスには有能な仕掛け人がいっぱいいて、ヒット曲をプロデュースしていたものです。
また、覆面バンドのヴォーカルをやって、ヒットさせた人もいました。
その両方をやった人で、あまり知られていない人が、このロン・ダンテかもしれません。
この人、あのアーチーズの大ヒット曲「シュガー・シュガー」の声を担当してたんですけど、知る人ぞ知るって感じですよね。
この曲は、古い洋楽を好きな人なら、サビの部分を聴けば、「ああ、あの曲ね!」とすぐわかる超有名曲。アニメの架空バンドの作品として、大ヒットしました。
ロン・ダンテは今風に言えば「中の人(アニメで声優の事を指します)」ということになりますでしょうか?
その彼が、1981年に発表したのこのソロアルバムは、彼がいろんなライターの曲を歌ったちょっとした娯楽作品。音は当時のAOR風で、なかなか楽しめます。
上の曲はシーナ・イーストンが「Letter From Joey」のタイトルで発表したブガッティ&マスカー(ザ・デュークス)のナンバーで、実に印象的なメロディで、いいですね。
この曲もお気に入りです。しっとりしたメロディはまさに珠玉のバラード。
I CAN´T STOP - RON DANTE - 1981
そして、AOR好きなら、この曲です。オシャレで、渋い演奏とメロディにニンマリでしょう。当時はこんなアレンジが溢れてましたね。
MAKIN´UP - RON DANTE - 1981
ついでに、彼の出世作を載せましょう、アーチーズの大ヒット曲。おなじみですね。
Sugar Sugar
さらに、もう一曲。同時期に、やはり彼が覆面ヴォーカルを担当した曲です。それにしても、同時期に2曲も自分の声の曲がヒットしているのに、自分の名前が出ていないというのはどういう気分でしょうか?でも、彼は、このあと長く音楽界でやっていくわけで、その功績は高く評価されたのでしょうね。
The Cufflinks ~ Tracy (1969)
ロン・ダンテ、知らなかったです。もちろんシュガーシュガーは知っていましたが。トレイシーもバブルガムポップの名曲ですが、コレもロンだったんですね。
英国のトニー・バーロウみたいなもんですね。
彼のソロも当然ながら知らなかったです。昨年ようやくCD化されたんですね。これも良さそう。
まだまだ知らない音楽、いっぱいありそうですね。
コメントありがとうございます。
誰でも知っている曲なのに、ヴォーカルを担当している人は良く知らないというパターン。あるあるかもしれません。
モンキーズの騒動をきっかけに生まれたアーチーズのヒット曲。そんな感じののアメリカ・ポップス界の裏の話っていっぱいありそうですね。
ソロ作品、いくつかあるようなのですが、CD化されたのはこのアルバムだけのようです。
なかなかの秀作だと思います。
ロン・ダンテ知らなかったです。アーチーズは知っておりましたが裏方稼業を知っている方はかなりアメリカンポップスに詳しい方かと思います。
調べてみるとバリー・マニロウのプロデューサーとしてデビューから80年代初めまで数々の大ヒットを生み出したようですね!「哀しみのマンディ」は有名でした。
幾つか他も聴いてみましたがディスコにトライしたダンテズ・インフェルノはなかなか良かったです。
まあ、普通は知らない人ですよね(笑)。
そうですね、バニー・マニロウとの仕事で有名です。
裏方さんも、いろいろ調べていくと、新たな発見がありますよね。
アメリカのポップス界、まだまだ知らないことがいっぱいあります。