ミュウのCLASSIC ROCK LOVE

70年代、80年代のロックとその周辺の音楽について気の向くままつぶやきます♪最近のロックも取り上げます。

エリック・カズ特集⑩1000 Years Of Sorrow 1000年の悲しみ

2021-03-20 16:24:16 | シンガーソングライター

2002年6月に発表された未発表曲+最新曲のアルバムです。

具体的にはソロ作2枚を発表後からアメリカン・フライヤー結成までの2年間に自宅ヤベアズヴィル・スタジオで録音した10曲に78年~80年の録音3曲、02年1月の最新録音1曲、そして74年のライブ録音3曲を含む17曲です。

1000 Years Of Sorrow Track 4 - Such A Beautiful Feeling [Home Demo Version]

1000 Years Of Sorrow Track 5 - Such A Beautiful Feeling [Bearsville Version]

この曲はアメリカン・フライヤーではグレイグ・フラーが歌っていますが、ここでは自分で歌っています。自宅録音とスタジオ録音を比較するのは面白いと思います。

 

1000 Years Of Sorrow Track 7 - Angel [Bearsville Version]

ボニー・レイットが歌っているのが有名。このアルバムで自身のヴォーカル・バージョンを初披露。

ボニー版と比較しましょう。

Angel - Bonnie Raitt

 

1000 Years Of Sorrow Track 16 - Tonight, The Sky's About To Cry

スタジオ・アルバム・ヴァージョンと違って、ギター1本での弾き語り。ライブでの臨場感に溢れていますね。

 

1000 Years Of Sorrow Track 2 - Temptation

2002年1月録音のセルフ・カヴァーです。オリジナルと雰囲気違いますね。

 

どうでしょうか?「1000年の悲しみ」というタイトル通り、哀愁が溢れる彼の作品を堪能できる作品だと思います。彼の声質とメロディと歌い方に参ってしまう日本人がいかに多いかということがよくわかりますね。

 

エリック・カズの特集はあと1回やります。最終回となります。何と11回め!

一般には知られていない方ですが、一度ハマるとクセになりますね。

 

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マイケル・シェンカー特集④ 最近のマイケル・シェンカー

2021-03-20 15:50:09 | ギタリスト

MICHAEL SCHENKER FEST - Warrior (OFFICIAL VIDEO)

マイケル・シェンカー特集のラストです。

66才になったマイケル・シェンカー。最近の曲をいくつか紹介しましょう。

正直言って、昔のようにスリリングな名曲は作れなくなっています。ネットでは、駄作を作り続けるな!引退しろみたいな批判もけっこう多い。

とは言え、やはり味わい深い曲はありますし、そのソロには光るものがあったりします。だから、年輩のファンは買ってしまうんですね(笑)。

「Warrior」 は、いろんなヴォーカリストが代わる代わる歌うのが実に面白い。70年代の雰囲気ありますし、往年のファンが安心する曲です。

 

MICHAEL SCHENKER FEST - Sleeping With The Lights On (OFFICIAL VIDEO)

この曲も、複数のヴォーカリストの声が楽しめます。メロディの起承転結は気持ちいい。まさに、マイケル・シェンカー節で、ギター・ソロも70年代の雰囲気たっぷり。

 

MSG - Drilled To Kill (OFFICIAL LYRIC VIDEO)

最新アルバムからはこの曲。ラルフ・シーパースのブチ切れそうな声が印象的です。一本調子のリフには工夫がないので、ちょっと残念ですが、この曲でのギター・ソロは緊張感がすごくあり、なかなかかっこいい。ギター・ソロについては衰えがないかなって感じです。終盤のギターに注目。

 

マイケル・シェンカーは毎年のようにアルバムを出しています。そのエネルギーには驚きます。

この年頃になるとロック・スターはめったにアルバムを作らないですからね。

彼の頑張りを称えたいと思います。

 

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前向きな別れの歌?ゾクゾクする盛り上がりを感じる名曲!Alter Bridge: Godspeed (Official Lyric Video)

2021-03-17 20:45:32 | HARD ROCK

Alter Bridge: Godspeed (Official Lyric Video)

この21世紀を生きる現代的なアメリカのハード・ロック・バンドは評価が高いが、それほど聴いていない。

メロディアスであっても、重く、ダークな音は好みではない・・・

でも、この曲だけは、どうしようもなく好きだ。心に沁みる!気持ちがなぜか前向きになる曲だ。

マイルス・ケネディの声が魅力にあふれている。実に素晴らしい。

「ゴッドスピード」というのは、最初、「神の速さ」かと思ってしまったが、「幸運を祈る」という意味だ。

「ゴッド・ブレス・ユー」という慣用句があるように、英語では神様をいろんな意味に使うようだ。

 

別れを歌った曲だが、目の前が開けていくような音像に引き込まれる。

メロディと伴奏が見事にかみ合って、力強い気持ちにさせてくれる。

3月は別れの季節。今の時期にいいかもしれない。

別れを歌った曲でも悲しくはない、乗り越えようとするパワーを感じてしまう。

何度も何度も繰り返して聴きたくなる名曲である。

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追悼、村上ポンタ秀一。安らかに!Sea Line 村上"ポンタ"秀一 with 角松敏生

2021-03-15 21:50:45 | ドラマー

Sea Line 村上"ポンタ"秀一 with 角松敏生

 

日本のスティーブ・ガッドと言ってもいいような存在。

日本のポップスとともに歩んできた村上氏が70才という年齢で逝ってしまった。残念だ。

私が青春時代に聴いた曲のクレジットには、この人の名前が良く記されていた。

どんな曲でもうまくたたいてしまうドラム職人というイメージだったが、実はそれほど、この人のプレイを分析したことはない。

でも、多くの日本人アーティストを支えた存在と言って間違いないだろう。

この人を抜きにしては日本のポップスは語れない。

私の好きな角松敏生氏との共演が多いので、この映像を選んだ。

安らかに。合掌。

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「隠れた名盤」にしないで、ちゃんと「名盤」と呼びたい。Jim Schmidt (1983)『サムシング・ライト』

2021-03-06 16:51:16 | AOR

Jim Schmidt - Love Has Taken It All Away (1983)

「隠れた名盤」というキャッチ・コピーで売られているのは、当人にとっては本意ではないだろうけど、ほんとに、優等生的な作品で、AORファンにとっては押さえておきたい作品だと思う。クセがないので、そこが物足りないと言う人もいるかもしれないが・・・。例えばマイケル・マクドナルドのような強力な主張はない。

この人、良く知らないのだが、シーウインドが関わっているということで、それだけでもちょっと気になる作品。演奏、コーラスともに非常に洗練されていて、文句がつけようがない。日本人が好きそうなメロディもいっぱいちりばめられていて、発売当時にもっと評判になってもよかった。

 

Jim Schmidt - Somethin' Right

この曲なんて、まさにフュージョンっぽいバッキングで、オシャレ度がすごく高い。イントロのピアノで勝負あり。声も、日本人が好む声だ。

 

Jim Schmidt - Destiny (1983)

パワフルなホーンと、力強いベースが心地良いディスコ・ナンバー。私の大好きな日本の角松敏生の作品の印象に近くて、ノれる曲だ。

 

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