花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

”ヒマラヤ” の名前が付いた冬の花

2018-01-22 | 植物 花

冬の季節に相応しく<ヒマラヤ>の名前が付いた花を2種挙げてみました。

「ヒマラヤユキノシタ」と「ヒマラヤザクラ」です。


<「ヒマラヤユキノシタ」(ヒマラヤ雪の下> Bergenia Hybrids

尤も、寒い冬に咲くので<ヒマラヤ>の名前ではなくヒマラヤ地方(パキスタン、アフガニステン、ネパール

チベット)が原産地故の命名とのことで、開花時期が、冬なので相応な命名です。

地を這うように広がる根から、大きな光沢の有る団扇のような葉をロゼット状に着きます。

中央から花茎が伸びて、集散花序をだし、白やピンクの五弁の花を咲かせます。

花の中央から、黄色い雄蘂が覗きます、花が少ない時季だけに目立ちます。

ユキノシタ科、ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)属、耐寒性多年草、学名 Bergenia stracheyi

英名 Himalayan creeping saxifrage、別名「ベルゲニア」、「ウインターベゴニア」、「オオイワグンバイ」

次は、晩秋から冬に懸けて花を咲かせる「ヒマラヤザクラ」です。

一重で淡いピンク色の花と、葉先が尖った葉が同時に展開します、花が、葉より先に展開する

「染井吉野」等とは違った性質です。

日本には、ネパール王室から熱海市に贈られたのが最初とか

原産地がインドやカシミール地方とのことで、耐寒性が有って、今でも視ることができます。

「ジュウガツザクラ」も冬咲きの「桜」ですが、此の「桜」より一層野性的な感じがします。

其の分、清楚な感じのする桜花です。

バラ科、サクラ属、落葉高木、インド、カシミール原産

学名 Prunus cerasoides、英名 Wild Himalayan Cherry


 

 他に、冬に開花しないが、<ヒマラヤ>の名前が付いたものに、「ヒマラヤクサギ」(ボタンクサギ)

「ヒマラヤソケイ」(キソケイ)等が有ります。

 

 

 

<「ヒマラヤクサギ」>

別名「ボタンクサギ」(牡丹臭木)

や「クレロデンドルム」の方が、知られた名前ですが、”ヒマラヤ”

の名前を敢えて使うので、「ヒマラヤクサギ」の名前を表に出しました。

6月から8月に懸けて、左図の様な花を咲かせます。

クマツヅラ科、クサギ属、中国南部、インド北部原産

半耐寒性落葉低木、学名 Clerodendrum bunge



<「ヒマラヤソケイ」>

此の花も「キソケイ」(黄蘇馨)、「イェロージャスミナ」の名前で

知られています、開花期は、5月から6月です。

モクセイ科、ソケイ属、常緑低木、ヒマラヤ地方原産

学名 Jasminum humile var.revolutum、英名 Yellow jasumine

 上に載せた2種は、何れもヒマラヤ地方の原産ですが

開花時期は、「ヒマラウアユキノシタ」や「ヒマラヤザクラ」とは

違っています。

 

 

 

<各画像は、クリックで拡大表示します>


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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四季の花 (シューテ)
2018-01-24 19:29:32
flower_spaceさん、今晩は
四季の花のブログをゆっくり観させてもらいます
読者登録をありがとうございます
今後ともよろしくお願いいたします
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コメント有り難うございます。 (flower-space)
2018-01-24 20:47:20
シューテさん、此方こそ、宜しくお願い致します。
素晴らしい写真の数々、堪能させて頂きました。
此からも見事な写真を載せて下さい。
有り難うございました。

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