冬の季節に相応しく<ヒマラヤ>の名前が付いた花を2種挙げてみました。
「ヒマラヤユキノシタ」と「ヒマラヤザクラ」です。
<「ヒマラヤユキノシタ」(ヒマラヤ雪の下> Bergenia Hybrids
尤も、寒い冬に咲くので<ヒマラヤ>の名前ではなくヒマラヤ地方(パキスタン、アフガニステン、ネパール
チベット)が原産地故の命名とのことで、開花時期が、冬なので相応な命名です。
地を這うように広がる根から、大きな光沢の有る団扇のような葉をロゼット状に着きます。
中央から花茎が伸びて、集散花序をだし、白やピンクの五弁の花を咲かせます。
花の中央から、黄色い雄蘂が覗きます、花が少ない時季だけに目立ちます。
ユキノシタ科、ヒマラヤユキノシタ(ベルゲニア)属、耐寒性多年草、学名 Bergenia stracheyi
英名 Himalayan creeping saxifrage、別名「ベルゲニア」、「ウインターベゴニア」、「オオイワグンバイ」
次は、晩秋から冬に懸けて花を咲かせる「ヒマラヤザクラ」です。
一重で淡いピンク色の花と、葉先が尖った葉が同時に展開します、花が、葉より先に展開する
「染井吉野」等とは違った性質です。
日本には、ネパール王室から熱海市に贈られたのが最初とか
原産地がインドやカシミール地方とのことで、耐寒性が有って、今でも視ることができます。
「ジュウガツザクラ」も冬咲きの「桜」ですが、此の「桜」より一層野性的な感じがします。
其の分、清楚な感じのする桜花です。
バラ科、サクラ属、落葉高木、インド、カシミール原産
学名 Prunus cerasoides、英名 Wild Himalayan Cherry
他に、冬に開花しないが、<ヒマラヤ>の名前が付いたものに、「ヒマラヤクサギ」(ボタンクサギ)
「ヒマラヤソケイ」(キソケイ)等が有ります。
<「ヒマラヤクサギ」>
別名「ボタンクサギ」(牡丹臭木)
や「クレロデンドルム」の方が、知られた名前ですが、”ヒマラヤ”
の名前を敢えて使うので、「ヒマラヤクサギ」の名前を表に出しました。
6月から8月に懸けて、左図の様な花を咲かせます。
クマツヅラ科、クサギ属、中国南部、インド北部原産
半耐寒性落葉低木、学名 Clerodendrum bunge
此の花も「キソケイ」(黄蘇馨)、「イェロージャスミナ」の名前で
知られています、開花期は、5月から6月です。
モクセイ科、ソケイ属、常緑低木、ヒマラヤ地方原産
学名 Jasminum humile var.revolutum、英名 Yellow jasumine
上に載せた2種は、何れもヒマラヤ地方の原産ですが
開花時期は、「ヒマラウアユキノシタ」や「ヒマラヤザクラ」とは
違っています。
<各画像は、クリックで拡大表示します>
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