透き通ったゼリーの様な果肉が美味しそうです、「アケビ」(木通) Akebia quinata が熟しています。
秋、木の実が、宝石の様に輝きます、エメラルドは、「ホルトの木」の実、ヒスイは、「ラクウショウ」の実
ルビーは、「トベラ」や「ザクロ」の実、黒真珠は、「ワルナスビ」の実に喩えました。
> “エメラルド” は、「ホルトの木」の実です、暗緑色で楕円形の卵型の実が、エメラルド のペンダントを彷彿とさせます。
昔、オリーブ(ホルト)油を採った木を「ポルトガルの木」と称した由
此の「ポルトガルの木」から「ホルトの木」になったとか、確かに、「オリーブ」の実は、「ホルトの木」の実に似ています。
ホルトノキ科、ホルトノキ属、常緑高木、日本原産、学名 Elaeocarpus sylvestris var.ellipticus
別名 「モガシ」、常緑ですが、緑一色の中に、一、二枚の紅葉が、必ず視ることができます。
「ホルトノキ」の花
“翡翠” は、「ラクウショウ」(落羽松)=下図=の青い実です、此の色に染まるのは一瞬、直ぐに茶褐色に変化します。
間も無く落葉が始まりますが、小葉が落葉せずに、鳥の羽の様に、小枝ごと、クルクルと旋廻しながら舞い落ちます。
「落羽松」の名前の由来とのこと、小葉が、サラサラと落ちる様とは、違って豪快な趣が有ります。
4月頃に、褐色の雄花と緑色の雌花を咲かせますが、目立たない花です。
ヒノキ科、ヌマスギ属、落葉針葉高木、北アメリカ原産、学名 Taxodium distichum 、英名 Swamp cypress
別名 「ヌマスギ」(沼杉)、沼地等を好み、ユニークな形の気根を出します。
下図の様な赤茶色の色になります。
次の “ルビー” は、「トベラ」の実と「ザクロ」の実を宛てました、真紅の輝きです。
「トベラ」の名前は、<扉(トビラ)>が訛ったとのこと、昔、戸口(扉)に架けて魔除けにした由、<いわしの頭>と
同じ効力が有ったのです、学名も Pittosporum tobira で、Pittosporum は、ギリシャ語で “黒くネバネバした種子” の
意味と記されていました、粘液が種子を包んでいます。
艶が有る緑色の葉と、三裂した実とのコラボも見応え十分です。
トベラ科、トベラ属、常緑低木、日本、中国、朝鮮半島、台湾原産で、主に沿岸地帯に自生
学名 Pittosporum tobira 、別名 「トビラノキ」(扉の木)
5月頃、香りが有る五弁の白い花を咲かせます。
「ザクロ」(石榴、柘榴)の実もルビーの輝きです、頂上に “王冠” を戴いた実が裂けると中からルビーの様な種子が現れます。
ミソハギ科、ザクロ属、耐寒性落葉高木、西アジア、地中海沿岸原産、学名 Punica granatum
英名 Pomegranata、スペインのグラナダ(Granada)地方は、此の「ザクロ」の木を多く栽培していることに由来するとか
「ザクロ」に纏わるエピソード、伝説、由来等多数有るようですが、詳細は、別途調べるとして
一つだけ、 “紅一点” とは、中国の詩人が、「ザクロ」の赤い花を詠んだ詩に有るとのこと
沢山の緑の葉の中の一つの真紅の花を著わしたようです。
他に 江戸時代の銭湯の湯船に入る出入り口を “石榴口(ざくろぐち)” と呼んだ由来等々
多数有るようですので、調べてみると面白いでしょう。
“紅一点” 、「ザクロ」の赤い花です。
“黒真珠” は、「ワルナスビ」(悪茄子)の漆黒の実です、実の形は、「茄子」より「ミニトマト」に似ていて
名前のとおり茎や葉には、鋭いトゲが有り、有毒植物と、始末が悪い植物で、除草剤も効かない代物です。
地下茎で繁殖するので増殖力も旺盛ですが、丸くて輝く実は、“黒真珠” なのです。
ナス科、ナス属、多年草、北アメリカ原産の帰化植物、全世界に移入され、分布してる由
学名 Solanum carolinense、英名 Apple of Sodom、Devil`s tomato と “悪名” なのです。
花は、さすがに「ナス」に似た可憐な花です。
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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。
<下図をクリックして御覧下さい>