アジアン ハイビスカス” の異名が付いた「ハイビスカス」の花に似た「アカバナワタ」(赤花綿)です。
「オクラ」や「トロロアオイ」等と同じアオイ科、アベルモスクス(トロロアオイ)属 、一年草、熱帯アジア原産
学名 Abelmoschus moschatus ssp.tuberosus 、英名 Native rosella
別名 「アベルモスク・モスカツス・ツベロスス」、「アベルモスク」、「ベニバナトロロアオイ」、「サンセットハイビスカス」
「ワタ」(綿)の名前ですが、「コットン」(Gssypius arboreum)では別の植物です。
「赤花綿」=下図=名前のとおり、濃い赤色の種類も
因みに、=下図=は、「オクラ」(Abelmoschus esculentus)の花です。
今日の本題の “秋深る” は、艶やかな「オリーブ」、「サンシュウ」、「ミヤマカイドウ」、「ナツメ」の実を挙げてみました。
秋の陽に、照り輝く姿が、稔りの秋の象徴です。
<「オリ-ブ」の実>
古代から栽培されていたと言う “平和のシンボル” 「オリーブ」の実が黒紫色になってきました。
銀色の葉は、観葉植物としても人気が有ります、初夏の頃に、乳白色の小さな花を咲かせます。
日本には、フランスから神戸に入ってきたのが最初とか、今では、瀬戸内海の小豆島での栽培が知られています。
実の色は、緑色から黄緑色、紫色から熟して黒紫色と変化します、オリーブオイル、ピクルス等に加工します。
モクセイ科、オリーブ属、常緑小高木、地中海沿岸原産、学名 Olea europaea 、英名 Olive
緑色をした若い実
<「サンシュユ」の実>
長い間、「サンショウ」(山椒)と間違って覚えていた、「サンシュユ」(山茱萸)の照り輝く赤い実です。
“鶴富と那須の大八の悲恋歌” 宮崎県の民謡 稗搗節(ひえつきぶし) の
“庭の<サンシュユ>の木に鳴る鈴懸けて ・ ・ ・ ” の<サンシュユ>は
「山茱萸」ではなく、「山椒」のこととか、源平の時代から後の江戸時代に中国から入ったことからでも分かるとのこと
早春、散形化序をだして、小さな五弁の黄金色の花を咲かせます、葉が出る前に咲くので、黄金色一色になります。
春を告げる花のひとつです、四本の雄蕊と、一本の雌蕊が突き出ます。
赤く艶やかな実は、「グミ」の実に似ていますが、食べてると苦くて、生食には、不向きですが
生薬として、強壮、解熱等の薬効が有るとのことです。
ミズキ科、ミヅキ属、落葉小高木、中国、朝鮮半島原産、学名 Cornus officinalis
別名 「ハルコガネ」(春黄金)、「アキサンゴ」(秋珊瑚)等
<下図は、「アキサンゴ」(秋珊瑚)の別名が付いた艶やかな赤い実>
下図は、「ハルコガネ」(春黄金)の別名が付いた、早春に咲く黄金色の花
下図は、「サンショウ」(山椒)の実です、「サンシュユ」の実と比べるとザラザラした感じです。
<「ミヤマカイドウ」(深山海棠)>
「姫林檎」の近縁種「ミヤマカイドウ」(深山海棠)の真紅の実もたわわになっています。
秋の実、紅葉、春の淡い紅色の花の美しさを愛でます。
正確には、「ミヤマカイドウ」の名前は、植物学的には、無いとのことで、「ズミ」(Malus sieboldii)(酢味)の別名として
亦、「ミカイドウ」(実海棠)M.micromalus の別名として使用する由、特に、赤く色着く実の「ズミ」を「ミヤマカイドウ」としているようです。
バラ科、リンゴ属、耐寒性落葉低木、中国原産(園芸種)、学名 Malus spp. 英名 Toringo crab apple
6月頃に蕾がピンク色の花を咲かせます。
<「ナツメ」(夏芽、棗)の実>
夏、黄緑色だった若い実も、艶やかな暗赤色になっています。
初夏に、五弁の萼が星形の小さな黄緑色の花を咲かせます、童謡に、此の花の下で遊ぶ子供たちの姿が ・ ・ ・
「ナツメ」の名前の由来は、夏に芽を出すからとのことですが、葉の芽の事か、亦は、何の芽か
此の季節には、葉も実も出揃っていますので、他の説には、抹茶入れの<ナツメ(棗)>の形が、実の形に似ているからとか
乾燥させた実は、生薬の原料として利用されています、種々の薬効が有る由
クロウメモドキ科、ナツメ属、落葉高木、中国、西アジア原産、学名 Ziziphus jujub、学名 Jujube、Chinese date
黄緑色の若い実
童謡、<なんなんなつめの花の下 ・ ・ ・ >、初夏の頃に咲く小さな黄緑色の花です。
各画像は、クリックで拡大します。
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今般、NTT東日本 福島支社様の御好意により、福島各地のLIVE映像<ふくしまの窓から>にリンク許可を得ました。
季節の移り変わりをLIVEで視ることができます、花に飽きたら是非LIVE映像を御覧下さい、尚、夜間は、不可視の場所が在ります。
休日等には、湖畔での結婚式の様子も視ることができます。
高原の湖畔には、秋の気配が漂っています、木々の紅葉も濃さを増しています。
<下図をクリックして御覧下さい>