淡い “春色” の花が咲き始めています、ホットする暖かい春の色です。
“頬を染めた花嫁” 「セルリア・フロリダ」
淡いピンクの花を、茎の先端に房状に咲かせます、葉は、細い円柱状で羽状複葉です。
花弁のように見えるのは、総苞とのこと、異国情緒の有る花です。
イギリスのダイアナ妃が、ブライダルブーケとしたとか、ブライダルフラワーとして人気が有るようです。
英名も Blushing bride “頬を染めた花嫁”、クリーム色にピンク色が、英名の由来でしょうか
セルリア属には、40種位有るとのこと、此の中で、フロリダ種が一番美しいようです。
近い植物には、夏に咲くヤマモガシ科の「プロテア」(Protea spp.)が有ります、同様にイキソチックな花です。
ヤマモガシ科、レルリア属、常緑小低木、南アフリカ ケープ地方原産、学名 Serruria florida 、別名「ジョーイ セルリア」
細長い円柱形の葉もユニークな形で楽しめます。
“蝋細工の花” 「ワックスフラワー」
散房状に、小さな五弁のピンクや白、紫色の花を咲かせます。
花弁が、蝋で造った様な質感が有り、「ワックスフラワー」の名前の由来です。
花の中心から一本の雌蕊が、雄蕊が其の周りを囲みます。
上記の「セルリア・フロリダ」の葉と同様、細い円柱形の葉です、葉を揉むと柑橘系の香りがします。
「ワックスフラワー」の名前は、「エリオステモン」(Eriostmon myoporoides) にも付いていますが
「エリオステモン」は、ミカン科ですので別の植物になります。
園芸品種(Chamelaucium sp.)も多数有るようですが、ウニシナツム種が、多く栽育されてるようです。
フトモモ科、カメラウキウム属、オーストラリア原産、非耐寒性常緑低木、学名 Chamelaucium uncinatum
英名 Geralton waxflower、別名 「ジェラルトンワックスフラワー」、「カメラウキウム」