「ディビタクス」(「クリスタルリリー」)Dipidax triquetra は、冬に咲くユリ科の花です。
<「コウバイ」(紅梅)>
「桜」(染井吉野)等より一足先に咲く「梅」が香りを漂わせて咲いています。
其の中の一種「コウバイ」(紅梅)も盛りと咲いています、葉が出る前に、一重や八重の濃い紅色の花を咲かせます。
現在は、”花見” と言えば「桜」を鑑賞することですが、平安時代以前には、「梅」を鑑賞する行事だったとか
和歌、俳句等には、沢山詠まれている花です、白い花の「白梅」、「紅梅」の違いは、花色は、勿論
幹の断面が白い場合は、「白梅」、幹の断面が薄い紅色の場合は、「紅梅」とのこと
「白梅」の果実は、食用にしますが、「紅梅」の果実は、小さく苦み酸味が強く食用には不向きです。
バラ科、サクラ属、落葉小高木、中国原産、学名 Prunus mume var.purpurea
下図は、一重の「紅梅」
次は、早咲きの「桜」、「カンヒザクラ」(寒緋桜)です。
<「カンヒザクラ」>
早い時季に咲くので、別名「ガンジツザクラ」(元日桜)ー旧暦の正月頃に咲く「桜」ーの名前が付いています。
他に「ヒカンザクラ」(緋寒桜)、「ヒザクラ」(緋桜)、「タイワンザクラ」(台湾桜)の別名が付いていますが
一般には、「カンヒザクラ」の名前を使う場合が多いようです、間違い易い名前の別種「ヒガンザクラ」(彼岸桜)有るので
「ヒカンザクラ」(緋寒桜)は、余り使わないようです。
花が散る時、花弁が散るのではなく、萼が着いた状態で落下します。
此の「カンヒザクラ」と「オオシマザクラ」の自然交雑種が、次に挙げる「カワズザクラ」(河津桜」とか
早期に咲く特徴を受け付いているのでしょう。
バラ科、サクラ属(以前スモモ属)、耐寒性落葉高木、学名 Cerasus campanulata=Purunus campanulata
英名 Taiwan cherry
*種名の Campanulata は、「カンパニュラ」の様に下向きに咲く意味とか*
因みに下図が、「ヒガンザクラ」(彼岸桜)
最後の早咲き「サクラ」は、「カワズザクラ」(河津桜)です。
静岡県の河津川の岸辺で発見したとのこ
「オオシマザクラ」Cerasas speciosa と「カンヒザクラ」C.campanulata との自然交雑種で
「染井吉野」より早咲きで、花色も濃く、開花期間も長い特徴が有ります。
此の時期、河津町では、花見の行事が行われます。
学名 Cerasus lannesiana 'Kawaz-zakura'
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