花の少ない寒い冬には、植物園の温室に行ってみます、温かい色彩に癒やされます。
園内に設けられた滝の裏側から見ると、雨の様に水滴が降り注ぎ熱帯雨林 の様な光景になります。
熱帯雨林を思わせる花を2種挙げてみました。
今日は、「メディニラ・マグニフィカ」と「ゴクラクチョウカ」を挙げてみます、”春の色” と ”熱帯の極彩色” です。
<「メディニラ・マグニフィカ」>
和名が、「オオバヤドノボタン」(大葉宿野牡丹)と称する面白い名前が付いています。
葉茎が無い大きな葉が、対生して着くからでしょうか、露地では、7月から8月頃が開花期です。
枝先から長い花茎が下垂し、花をピンク色の苞が包みます、花は、葡萄の房の様な花房に咲きます。
雄蕊の葯の青紫色と黄色が目立ちます。
ノボタン科、メディニラ属、常緑小低木、フイリッピン原産、学名 Medinilla magnifica
英名 Showy medinilla、Shandelier tree 、英名は、“目立つシャンデリアの様な” 花ですか
次は、トロピカルムードが、溢れる「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」です。
<「ゴクラクチョウカ」>
黄色いガクが極楽鳥の鶏冠に似ているので、此の名前が付いた由、青色をした花もユニークな形をしています。
バショウ科、ストレリチア属、非耐寒性常緑多年草、南アフリカ原産、学名 Strelitzia regiana
別名 「ストレリチア」、「レギネ」、英名 Bird of paradise、Paradise flower
他品種に、葉が無く茎だけの様に見える「ストレリチア・ユンケア」Strelitzia juncea が有ります。
植物園の温室等でお馴染みの「ゴクラクチョウカ」(極楽鳥花)ですが
露地でも咲き、視ることができます。
耐寒性が在る植物です、トロピカルな感じの花ですが、寒さに耐えて咲いています。
寒風に晒された姿は、痛々しく、温室の ”極楽” とは程遠いのですが、健気に咲いていました。