花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

冬の植物園には(1)

2021-01-16 | 植物 花

花の少ない寒い冬には、植物園の温室に行ってみます、温かい色彩に癒やされます。

園内に設けられた滝の裏側から見ると、雨の様に水滴が降り注ぎ熱帯雨林 の様な光景になります。

熱帯雨林を思わせる花を2種挙げてみました。

 

今日は、「メディニラ・マグニフィカ」と「ゴクラクチョウカ」を挙げてみます、”春の色” と ”熱帯の極彩色” です。

<「メディニラ・マグニフィカ」>

和名が、「オオバヤドノボタン」(大葉宿野牡丹)と称する面白い名前が付いています。

葉茎が無い大きな葉が、対生して着くからでしょうか、露地では、7月から8月頃が開花期です。

枝先から長い花茎が下垂し、花をピンク色の苞が包みます、花は、葡萄の房の様な花房に咲きます。

雄蕊の葯の青紫色と黄色が目立ちます。

ノボタン科、メディニラ属、常緑小低木、フイリッピン原産、学名 Medinilla magnifica

英名 Showy medinilla、Shandelier tree 、英名は、“目立つシャンデリアの様な” 花ですか

 




次は、トロピカルムードが、溢れる「ゴクラクチョウカ(極楽鳥花)」です。

<「ゴクラクチョウカ」>

黄色いガクが極楽鳥の鶏冠に似ているので、此の名前が付いた由、青色をした花もユニークな形をしています。

バショウ科、ストレリチア属、非耐寒性常緑多年草、南アフリカ原産、学名 Strelitzia regiana

別名 「ストレリチア」、「レギネ」、英名  Bird of paradise、Paradise flower 

他品種に、葉が無く茎だけの様に見える「ストレリチア・ユンケア」Strelitzia juncea が有ります。

植物園の温室等でお馴染みの「ゴクラクチョウカ」(極楽鳥花)ですが

露地でも咲き、視ることができます。

耐寒性が在る植物です、トロピカルな感じの花ですが、寒さに耐えて咲いています。

寒風に晒された姿は、痛々しく、温室の ”極楽” とは程遠いのですが、健気に咲いていました。





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