花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

キク科の追加

2018-11-13 | 植物 花

大きな、大きな柑橘が、初冬の陽に輝きます。

 

「オニユズ」(鬼柚子)=左図、「チキュウカン」(地球柑)=中央、「スウィーティー/オロブランコ」=右図

尚、「スウィティー」は、イスラエル産、アメリカ産を「オロブロンコ」と呼ぶ様です。

「スウィーティー」は、緑色で熟するのも面白いですね、最近、国産品も有りますが

以前より見掛けることが少なくなりました。

*「オニユズ」Citrus grandis、別名「シシユズ」(獅子柚子)

          *「チキュウカン」Citrus aurantiumSour orange、別名「シマダイダイ」(縞橙)

                   *「スウィティー」Citrus gradis × paradisi oroblancoSweetie、Oroblanco 、別名「オロブランコ」 

下図は、小さな小さな柑橘、「ハナユズ」(花柚子)Citrus hanayu です。

最初に挙げた大きな柑橘達が500~1,000gに対して、40~50gと小さいのです。

 

今日は、最初に前回の ”キク科の花” に載せなかったキク科の花「ムラサキルーシャン」を挙げます。

来月頃迄愉しむことができます。

<「ムラサキルーシャン」>

紫や青紫色で、幾分「アザミ」(薊)に似た花を咲かせます。

寒さで、花が少ない時季に咲くので、重宝します。

葉が「リンゴ」(林檎)の様な香りがするので、別名「リンゴアザミ」の名前も付いていますが

勿論、アザミ属の「アザミ」の葉とは似てなく、切り込みや棘が無く、皺が目立つ葉です。

尚、「ムラサキルーシャン」の名前の由来は、不明とのこと、花色の ”紫” は、分かるのですが ・ ・ ・ 

キク科、セントラテルム属、非耐寒性多年草、中南米、西インド諸島原産、学名 Centratherum punctatum

英名 Lark daisy、Porcupine flower、Brazilian botton flower

別名「ケントラテルム」、「リンゴアザミ」 、「キクアザミ」(菊薊)

最後は、例によって、昨年に載せた記事2個を再度載せて終わります。

 
秋、赤い実(4)
” 秋の「紫陽花」” とは、夏に咲いた「紫陽花」の萼片が、秋になり、変色する ”秋色紫陽花” を指して ”大人の色” になった花を愛でるのですが、今回は、秋が開花期の「紫陽......
 

キク科の花(3)

2018-11-09 | 植物 花

残りの ”秋、キク科の花(3) ” を追加します。

「クジャクアスター」、「ディソディア」、「ムラサキルーシャン」です。

<「クジャクアスター」>

「アスター」(Callistephus chinensis) の園芸種とのこと

「シオン」や「ユウゼンギク」等が属する「宿根アスター」の一つで、小さな花(径2cm 位)を多数咲かせ

孔雀が、羽を広げた様に見えるので、此の名前が付いた由

花色が、白の「シロクジャク」(白孔雀)Aster pilosus が、主品種だった様ですが、交配種が増えて

ピンク、紫、青、藤色、八重咲き等もみられます。

草丈150cm位、葉は、細長い披針形で互生します。

キク科、アスター(シオン)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産、学名 Aster Hybrids

英名 Flost aster、別名「クジャクソウ」

将に、”白い孔雀” 、”凍ったアスター” の名前が付いた姿です。


次のキク科の花は、「ディソディア」です。

<「ディソディア」(「ダールベルグデージー」)>

花径2cm位の黄色で小さな頭花が、多数着いた花茎が広がります、グランドカバーとして重宝されています。

亦、花茎が垂れ下がる様に伸びるので、ハンギングバスケット用にも向いています。

葉も細かく、羽状に切込みが在ります、葉と花の相性が素晴らしく、可愛いらしい姿です。

キク科、ティモフィラ属、非耐寒性一年草、北アメリカ テキサス、メキシコ原産

学名 Tymophylla tenuiloba=Dyssodia tenuiloba、英名 Dahlberg daisy

別名「カラクサシュンギク」(唐草春菊)

下図は、過去に載せた額入りにした「ディソディア」です。

 <各画像は、クリックで拡大表示します>

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「オキナワスズメウリ」を育てるの番外編

最初に植えたものは、赤く熟して掲載を、終えましたが、後で植えたものが

大きな実を着けていますので、亦,赤く熟すまで載せてみます。

 

 


キク科の花(2)

2018-11-06 | 植物 花

今日もキク科の花を挙げてみました、「アゲラタム」と「ユーパトリウム・コエレスティナム」です。

<「アゲラタム」>

軟らかい質感の花を、次々と咲かせます、「アザミ」の花にも似て、舌状花が、細長いので ”ポンポン” の様に見える花です。

次に挙げる「ユーパトリウム・コエレスティナム」にも似ていますが

葉の形状が、多少違うので区別できます。

アゲラタム属は、中南米に40種位自生しているとのことですが

主に植栽されているのは、ホウストニアヌム種を中心とした其の園芸種とのこと

花色は、青紫、赤、桃、白色と多彩です、草丈の低い品種や高い品種が有ります。

”アゲラタム” とは、ギリシャ語で 長期間 ”色褪せない、年をとらない” の意味で

開花期が、長いことと、花の色が、長く鮮やかさを保つ故の命名と記されていました。

葉の形が、卵型や円形で、葉の先が、尖る「ユーパトリウム・コエレスティナム」とは、多少違います。

キク科、アゲラタム(カッコウアザミ)属、非耐寒性多年草(一年草)、中南米原産

学名 Ageratum houstonianum、英名 Ageratum、Floss flower、別名「カッコウアザミ」(郭公薊)

「ユーパトリウム・コエレスティナム」の花も上で載せた「アゲラタム」に似た花です。

<「ユーパトリウム・コエレスティナム」>

散房花序に頭花を咲かせて、筒状花から糸状の雌蘂を伸ばすので、「アゲラタム」の花の様に

花の姿が、「アゲラタム」同様、ポンポン状になります。

「フジバカマ(藤袴)/ユーパトリウム」Eupatorium fortnei の仲間です。

草丈が、120cm位に迄高くなり、草丈が低い(30cm)位の「アゲラタム」との違いです。

亦、葉の形からも両者の違いが解ります、「アゲラタム」の葉が、卵形や丸形に対して

「ユーパトリウム・コエレスティナム」は、葉の先が尖っていて、三角形です。

キク科、コノクリニウム/ユーパトリウム(以前)属、耐寒性多年草、北アメリカ原産

学名 Eupatorium coelestinum=Conoclinium coelestinum、英名 Mist flower

別名「セイヨウフジバカマ」(西洋藤袴)、「ミスト フラワー」

「ミストフラワー」は、花の姿が、”霧” の様に”煙った” 様相からです。


「アゲラタム」と「ユパトリウム・コエレスティナム」の違いは、下図の様に葉の形の違いです。

前者(左)の葉は、丸味を帯びていますが、後者(右)は、先端が尖った三角形です。

草丈の大小の違いは、前に記した通りです。

亀吉

因みに、下図は、「ユーパトリウム/フジバカマ」です。

<各画像は、クリックで拡大表示します>

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「オキナワスズメウリ」を育てるの番外編

最初に植えたものは、赤く熟して掲載を、終えましたが、後で植えたものが

大きな実を着けていますので、亦,赤く熟すまで載せてみます。

 

 


キク科の花(1)

2018-11-03 | 日記

拡大

上図=キク科の「ジニア・リネアリス」、別名「ホソバヒャクニチソウ」(細葉百日草)

今日は、今が盛りのキク科の花々を載せてみました。

最初は、今月一杯愉しめる「ジニア・リネアリス」(ホソバヒャクニチソウ/細葉百日草)です。

<「ジニア・リネアリス」>

「ヒャクニチソウ/百日草」Zinnia elegans の仲間ですが、花も小さく、一重で清楚な感がする花です。

分岐した茎の頂きに3cm位の頭状花を咲かせます。

キク科の花の特徴の舌状花と筒状花からなります、葉は、細長い披針形で対生します。

名前の ”細葉” の由来です、亦、”リネアリス” は、ラテン語で<細長い線>を意味するとか

花色も白、黄、橙色と多彩です、グランドカバーには、最適です。

キク科、ジニア(ヒャクニチソウ)属、メキシコ原産、緋耐寒性一年草、学名 Zinnia augustifolia

別名「ホソバヒャクニチソウ」、「ジニア・アングスティフォリア

 
 

                                             花を拡大すると、可憐さが減少して値打ちが損なわれますが ・ ・ ・ 

 次は「シオン」(紫苑)です、此の花も清楚な感じのする花です。

<「シオン(紫苑)」>

「ノコンギク(野紺菊)」Aster ageratoides ssp.oralus に似た花ですが

草丈(2m位)は、大分「ノコンギク」より高いので容易に区別ができます。

花径3cm位の多数の花を散房状に咲かせます、筒状花は黄色で、舌状花は淡い紫色や青色の集合花です。

葉は、へら状で50cmのもなる大きなものです。

平安時代に中国から入ってきた由、中国名が「紫苑」なので、和名も音読みして「シオン」になった様です。

キク科、シオン属、耐寒性多年草、中国、モンゴル、朝鮮半島原産、学名 Aster tataricus 、英名 Tartarian aster

別名「オニノシコグサ」(鬼の醜草)、「十五夜草」、「オモイグサ」(思い草)「タタリアンアスター」

*「鬼の醜草」の名前は、万葉集に、「紫苑」は、枕草子や源氏物語に

亦、「思い草」は、今昔物語に出ているとのこと、古い時代から栽培、愛用されていたことが解ります。

「十五夜草」は、秋の中秋の名月の頃に咲くからとか


<各画像は、クリックで拡大表示します>


秋の「サルビア」(3)

2018-11-01 | 植物 花

 

秋の「サルビア」(3)として、「サルビア・エレガンス」と「サルビア・ミクロフェラ」を挙げます。

<「サルビア・エレガンス」(パイナップルセージ>

開花期が秋から初冬、「サルビア」の花も少なくなる頃迄咲き続けます。

日が短くなると咲く、短日生なのです。

細長い(3cm位)の筒状花で、花冠が、唇形です、緋色の品種「スカーレット・パイナップル」を

一般に「サルビア・エレガンス」と呼んでいるようです、葉が、黄色の品種も視られます。

<エレガンス>の名前の通り ”優美” な佇まいですかな

草丈は、1m位、穂状に花が着きます、葉は、卵型で対生、縁が鋸歯です。

歯を揉むと、甘酸っぱい香りがするので、「パイナップルセージ」の名前が付いています。

シソ科、アキギリ(サルビア)属、耐寒性多年草、メキシコ原産、学名 Salvia elegans 、英名 Pineapple sage

 黄色い葉の品種「サルビア・エレガンス ’ゴールデンデリシャス’」Salvia elegans 'Golden Delicious'

次は、一般に「チェリーセージ」と 呼ばれている秋咲きの「セージ」の「サルビア・グレッキー」Salvia greggii

と「サルビア・ミクロフィラ」の内、「サルビア・ミクロフィラ」の

園芸種、「サルビア・ミクロフィラ ’ホットリップス’」を挙げてみました。

総状花序に疎らに着く2唇形で、花冠が、白と赤のツートンカラーの花です。

此の白と赤の地域の割合が変化する様子を楽しみます。

似た花の「サルビア・グレッキー」と「サルビア・ミクリフィラ」の見分け方は、難しいのですが

簡単な見分け方として、”「サルビア・ミクリフィラ」には、花冠の基に一対の突起物が在る” ことです。

シソ科、サルビア(アキギリ)属、耐寒性多年草、メキシコ原産、学名 Salvia microphylla 'Hot Lips'

英名 Cherry sageBaby sage、別名「チェリー セージ」、「サルビア・ミクロフィラ ”ホットリップス」

 
 

下図は、似た花の「サルビア・グレッキー」Salvia greggii、別名「オータムセージ」、「チェリーセージ」

 今回も昨年載せた記事を再度載せてみます、宜しかったら御覧下さい。

 
秋、赤い実(2)
(前回に追加の ”秋、赤い実(2)” は、「ウメモドキ」、「クコ」、「ピラカンサ」の実です。<「ウメモドキ」(梅擬)>初夏の頃に、淡い紫色の小さな花を咲かせて、秋に、赤......