花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

TEST(462) 黄葉、紅葉 (2)

2018-12-04 | 植物 花

此処、暫くは、以前の記事に修正、追加をして再度載せますので宜しくお願い致します。

先日は、“世界三大紅葉” を挙げましたが、今日は、今が身頃の他の紅葉を載せてみました。

最初は、葉の色と形がユニークな 「マルバノキ」(丸葉の木) の紅葉です。

シンボルツリーとしても人気の樹木ですが、黄色から赤色と、ハート型の葉の色の変化が急です。

葉が長い茎の先で風に揺れています、互生する葉です。

「マンサク」(満作)の仲間ですので、暗赤色の星型の花が、紅葉と同時に視ることができます。

マンサク科、マルバノキ属、落葉低木、日本の山野に自生、学名 Disanthus cercidifolius

別名 「ベニマンサク」(紅満作)とか、“赤いハート” で魅了します。

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次は、「ハゼノキ」(櫨の木)の葉の紅葉です、真紅の葉が眩しい位鮮やかです、童謡を思い出します。

単に、「ハゼ」とも呼ばれています、<ハゼモミジ>(櫨紅葉)の名前で、秋の季語にもなっていました。

日本には、実から木蝋(もくろう)を採る為に、中国から琉球を経て入った由

別名に、「ロウハゼ」、「トウハゼ」の名前が付いた理由とのことです。

葉は、奇数羽状複葉、10枚から15枚位の小葉からなる

ウルシ科、ウルシ属、落葉小高木、雌雄異株、学名 Toxicodendron succedaneum

童謡、サトウハチロウ作詞<小さい秋みつけた>の “はぜの葉、赤くて入日色” です。 

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“ハゼの葉赤くて入り日色” です。

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次は、「シダレモミジ」(枝垂紅葉)の紅葉です、赤色一色になる前の黄色と赤色の縞模様が

特に綺麗です、切込みが入った細長い葉が特徴です。

彩りの “滝” が落下します、サワサワと葉擦の音が滝音です ・ ・ ・ 

特に、福島県いわき市の中釜戸の国指定天然記念物の「シダレモミジ」の高木が有名です。

カエデ科、カエデ属、落葉高木、学名 Acer palmatum penjura

赤と黄色の斑が “縮緬模様” です。

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最後に、「クヌギ」(椚、橡)の黄葉、黄葉を挙げてみました、緑色の葉も残っていて

緑、黄、赤色のグラデーションを愉しみます、“陽だまり” の様に明るいスポットです。

ブナ科の樹木の実が<ドングリ>ですが、「クヌギ」の<ドングリ>が一番大きな実になります。

縦に割目が入る厚いコルク状の樹皮も特徴の一つです、近縁種に「アベマキ」が有ります。

ブナ科、コナラ属、落葉高木、学名 Quercus acutissima 、英名 Saw tooth oak

Saw tooth は、“鋸の歯” ですから、葉の縁のギザギザですか

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「クヌギ」の実、「ドングリ」(団栗)です、球形で艶やかです。

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「ツバキ」2種

2018-12-02 | 植物 花

前のページに載せた "赤い実” の追加として、「ハナミズキ」(花水木)と

「ロウヤガキ」(老鴉柿)の輝く赤い実の画像を載せます、詳細は、省きますが、「ロウヤガキ」の

別名「ツクバネガキ」(衝羽根柿)は、羽子板で衝く羽根の名前からとか、確かに似ています。

今日の本題は、”スクランブルエッグ” ( Scrambled eggs) の異名を持つ「椿」2種を載せてみます。

最初は、「グランサムツバキ」です。

<「グランサム椿」>

「茶」の花に似ていて、花径がより大きな大輪の花(約10cm~15cm)です。

花期は、「椿」より早いい開花で、10月頃から12月頃になります。

香港の九龍半島が原産地で、日本には、昭和の中頃に入ってきたとのことです。

<グランサム>の名前は、香港総督だった<グランサム卿>の名前からとか

黄色い雄蘂が500本位、雌蘂の先端が5裂しています、花弁は、7~10枚、先端で反り返ります。

葉は、肉厚で光沢が有り、葉脈が目立ちます。

此の多数の黄色い雄蘂をスクランブルエッグに喩えて名が付いた由

ツバキ科、ツバキ属、常緑小高木、香港 九竜半島、中国 広東省原産、学名 Camellia granthamiana

中国名「大苞白山茶」、英名 Grantham's camellia


<下段右の画像は、花後の果実です>

 多数の雄蘂が、スクランブルエッグと言う異名の由来です。


次の ”スクランブルエッグ” は、「タイワンツバキ」(台湾椿)の花です。

「タイワンツバキ」も 英名 Fried  egg tree 、「グランサム ツバキ」と同じ様に多数の雄蘂が目立ちます。

「グランサムツバキ」の英名が Scrambled eggs ですから、似た様なイメージです。

此の「ツバキ」も冬に咲く「椿」で、白い大輪(10cm位)の花を咲かせます。

葉もツバキ科特有の艶が有る肉厚の葉です、花弁が氷の様に透けるのも綺麗です。

ツバキ科、タイワンツバキ(ゴードニア)属、常緑高木、中国、ベトナム原産、学名 Gordonia axillaris

英名 Gordonia 、Fried egg tree、別名「大東茶」、「大頭花」、「ゴードニア・アキシラリス」

 此方は、”目玉焼き” かな


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今年の「タイワンスズメウリ」の実は,未だ、濃い緑色です。

赤く熟すのを待っています。

<各画像は、クリックで拡大表示します>