今日も前回に続き、ミカン科の小さな果実にしました,、前回の大きな柑橘類とは、違った小さい果実です。
「ハナユズ」、「カラタチ」、「タギバナ」を挙げます。
最初は、以前に載せた「オニユズ」と比較すると小さい小さい「ハナユズ」(花柚子)の実です。
<「ハナユズ / 花柚子」>
名前の「花柚子」は、花の香りがよい故の命名とか、実の大きさは、「ホンユズ」 Citrus junos より小さくて
香りも劣りますが、手頃な大きさとして重宝されています。
香りを利用する以外に、マーマレード等に加工されています。
ミカン科、ミカン属、学名 Citrus hanayu 、常緑小高木、別名「ハナユ」(花柚)
実が生るまでに長い期間が懸かるので、“柚子の大馬鹿18年” との諺が有ります。
<「カラタチ / 枳殻 」>
童謡<からたちの花>の “からたちも秋はみのるよ まろいまろい金のたまだよ” の金の玉です。
鋭い棘が生えているので、垣根にするのに植栽されたとのこと、最近では、目にすることが少ないかな。
実は種が多くて食べれませんが、「ミカン」の台木として利用されてるようです。
ミカン科、カラタチ属、落葉低木、中国原産、学名 Poncirus trifoliata 、英名 Hardy orange
<他の画像は、動画にしました>
次のミカン科は、「タチバナ」(橘)の実です、実の形が「ナツメ」(棗)の実のような “笑窪” が有ってユニークな形です。 / 橘橘
<「タチバナ / 橘」>
日本固有の柑橘類とのことですが、自生する数が少なくなり
今では、絶滅危惧種とのこと、京都御所の “右近の橘” 、“左近の桜” の「橘」の実です。
酸味が強くて生食には向いてないようです、きめ細かい滑らかな実の肌を愛でます。
ミカン科、ミカン属、常緑小高木、学名 Citrus tachibana 、別名「ヤマトタチバナ」、「ニッポンタチバナ」
近縁種には、葉も実も「タチバナ」より大きい「コウライタチバナ」 (C.nippono Koreana) が有るとか