花を愛でる

四季折々の花を愛でます、時折、亀吉の様子も

稔りの季節 № 20

2025-01-03 | 植物 花

今日は、「タラヨウ」と「ソヨゴ」の赤く熟した果実です

<「タラヨウ/多羅葉」の実>

実は、赤色よりオレンジ色に近い色彩ですが、赤く照り輝くルビーの様相です。

葉の裏に鉛筆状の尖った物で傷を付けると、書いた処が黒く変色するので、文字が書けます。

此の現象が、<葉書>の語源になった由、郵便局のシンボルツリーになっています。

郵便局の敷地内には、シンボルツリーとして、此の樹木が多く視ます。

5月頃に小さな黄緑色の集合花を咲かせます。

尚、葉に切手を貼って、宛先を書けば、郵便として送付可能との事でいたが

よく調べてみたら、小さすぎて定形外郵便でも送れないとのことでした。

<多羅葉>語源は、ヤシ科の「タラジュ」(多羅樹)  Coryhautan に似ていて、此の木の葉にも

昔、インドでは、経文を書いたとか、葉は、肉厚で、光沢の有る長楕円形

モチノキ科、モチノキ属、常緑高木、日本、中国原産、学名   Ilex latiifolia

英名   Tarajo Holly愛称「葉書の木」、「郵便局の木」



5月頃に黄緑色の小さな花を咲かせます。

 

次は、風が吹くと、葉の形からか、音を立てて戦ぐ「ソヨゴ」の赤く熟した実です。

<「ソヨゴ」(冬青)の実>

開花期は、5月~6月、白くて小さな五弁の花を咲かせます。

葉に特徴が有り、3cm位の葉の茎が着いて、楕円形の葉は、厚くて光沢が有り、表面が滑らかです。

亦、葉の縁が波打っています、此の形状や質感が、風が吹くと葉が、戦い<ソヨイ>で、葉同士が触れ合い、音を立てるので

「ソヨゴ」の名前になった由、「冬青」は、常緑樹故の命名でしょうか

果実の直径は、5cm位で赤く熟して輝きます。

モチノキ科、モチノキ属、常緑小高木、日本、東アジア原産、学名    Ilex pedunculosa

  別名「フクラシバ」(*)

(*)別名の「フクラシバ」は、葉を加熱すると、葉が膨らんで、破裂するからとのこと


 開花期は、5~6月頃、集散花序にをだして、数個着けます


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