今日は、「タラヨウ」と「ソヨゴ」の赤く熟した果実です。
<「タラヨウ/多羅葉」の実>
実は、赤色よりオレンジ色に近い色彩ですが、赤く照り輝くルビーの様相です。
葉の裏に鉛筆状の尖った物で傷を付けると、書いた処が黒く変色するので、文字が書けます。
此の現象が、<葉書>の語源になった由、郵便局のシンボルツリーになっています。
郵便局の敷地内には、シンボルツリーとして、此の樹木が多く視ます。
5月頃に小さな黄緑色の集合花を咲かせます。
尚、葉に切手を貼って、宛先を書けば、郵便として送付可能との事でいたが
よく調べてみたら、小さすぎて定形外郵便でも送れないとのことでした。
<多羅葉>語源は、ヤシ科の「タラジュ」(多羅樹) Coryhautan に似ていて、此の木の葉にも
昔、インドでは、経文を書いたとか、葉は、肉厚で、光沢の有る長楕円形
モチノキ科、モチノキ属、常緑高木、日本、中国原産、学名 Ilex latiifolia
英名 Tarajo Holly 、愛称「葉書の木」、「郵便局の木」
5月頃に黄緑色の小さな花を咲かせます。
次は、風が吹くと、葉の形からか、音を立てて戦ぐ「ソヨゴ」の赤く熟した実です。
<「ソヨゴ」(冬青)の実>
開花期は、5月~6月、白くて小さな五弁の花を咲かせます。
葉に特徴が有り、3cm位の葉の茎が着いて、楕円形の葉は、厚くて光沢が有り、表面が滑らかです。
亦、葉の縁が波打っています、此の形状や質感が、風が吹くと葉が、戦い<ソヨイ>で、葉同士が触れ合い、音を立てるので
「ソヨゴ」の名前になった由、「冬青」は、常緑樹故の命名でしょうか
果実の直径は、5cm位で赤く熟して輝きます。
モチノキ科、モチノキ属、常緑小高木、日本、東アジア原産、学名 Ilex pedunculosa、
別名「フクラシバ」(*)
(*)別名の「フクラシバ」は、葉を加熱すると、葉が膨らんで、破裂するからとのこと
開花期は、5~6月頃、集散花序にをだして、数個着けます