一年中視ることができる「エリカ」 Erica spp. ですが, 冬咲きの種類が多く
世界に、エリカ属は、数百種の種類が有るとのこと
葉は、針状ですが、花は、形、色ともに多彩です、原産地別に、ヨーロッパ系とアフリカ系に分類されています。
「エリカ」の近縁種で、同じエリカ属の「ヒース」 や「ヘザー」が、イギリス北部やスコットランドの平原に
低木群落を形成して、春の季節には、平原、荒地を埋め尽くす様です。
花は、小さく、葉は、肉厚の多肉質で、葉の色が、緑、黄、赤と変化する様子が素晴らしいとか
尚、<ヒース>とは、本来は、湿地とか平原を著す言葉で、植物の名前にもなった由。
スコットランドでは、湿原で「ヘザー」が堆積して、炭化したピートでウエスキーの香り着けをします。
見分け方としては、「ヒース」は、釣鐘型の花の花弁が、がく片より長いが、「ヘザー」は、がく片が短い違いが有るとのこと。
「エリカ」の語源は、ラテン語の<Erica>、ギリシャ語の<Eeike>に由来すると記されていました。
ツツジ禍、エリカ属、学名 Erica spp. 、南アフリカ、ヨーロッパ原産、英名 Heath
上の画像は、スコットランドの「ヘザー」heather の草原と花です<再使用>ーCreative Comons-licensed
”「エリカ」の咲く季節です(2)” には、冬が 開花期の、「エリカ ’ クリスマスパレード’」
「エリカ ’ホワイトディライト’」を挙げてみました。
<「エリカ ’クリスマスパレード’」>
「エリカ ´クリスマスパレード`」も白、赤桃色の混在した円筒形の花を咲かせています。
茎の周りに輪生して花を咲かせます、“パレード” の由来でしょうか、
アフリカ原産の「エリカ・ヒエマリス」 E.hiemalis の園芸種とのことです。
多数の茎に、分枝しない枝が立ち上がり、ピンク色の長い筒状花が、咲きます。
ツツジ科、エリカ属、半耐寒性常緑低木、園芸品種
学名 Erica × hiemalis cv.Christmas Parade、英名 Christmas Parade
<「エリカ ’ホワイトディライト’」>
周年花を咲かせる「エリカ ’ ホワイトデライト'」ですが、此の時季の花が、一番冴えている様な気がします。
純白の細長の筒型の花で、杉の葉に似た針形の葉とのコラボを愉しみます。
白い花色から、徐々にピンク色に変色する「エリカ・コロランス」の園芸種とのこと
ツツジ科、エリカ属、南アフリカ、ヨーロッパ(改良地)、半耐寒性常緑低木
学名 Ereica colorans cv.White delight、英名 Erica White Delight
純白だった花も花弁の先端から徐々にピンク色に変化してきます、学名の Cororaus は、”色が変化する” 意味とか
今年も宜しく御願い致します。