今日は、ツヅジ科の花を挙げてみました、初夏に咲く花々です、1回目は、「アケボノエリカ」と「カルミア」です。
<「アケボノエリカ」>
エリカ属は、ヨーロッパや南アフリカに700種以上有るとのことで、開花期、花の色、花の形が、多彩です。
開花期が、冬咲き、夏から秋、冬咲き、不定期咲きと此も多彩です。
花の形も壺型、ベル形、筒型と豊富ですので、人気が有ります。
今日は、此等の中から、開花期が、春から初夏に懸けて咲く「アケボノエリカ」を挙げてみます。
花色は、ピンクや白で、花筒の中央が膨らむトックリ形です。
他の「エリカ」に比べて耐寒性が乏しく、冬は、室内で越冬させます。
ツツジ科、エリカ属、非耐寒性常緑低木、学名 Erica ventricosa
南アフリカ原産、別名「エリカ・ウェントリコサ」
次の「カルミア」(Kalmia)も淡いピンク色の花を咲かせます、集散花序に花冠の先端が浅く5裂した花を咲かせます。
「カルミア」
蕾が、砂糖菓子の<金平糖>に似た花です、開花時期が、終わろうとしています。
散房花序に10個位の椀形の花を咲かせます。
葉は、披針形で茎に螺旋状に着きます。
此の金平糖に似た蕾が、開花すると、花冠浅い浅い5枚の花弁が、椀の様な形になります。
日本が、アメリカに寄贈した「桜」の返礼として、アメリカから贈られたとか
五角形の皿型の様なユニークな形の花です、雄蘂10本、雌蘂1本、雄蘂は、花弁の中に在って
昆虫が、蜜を吸いに来ると飛び出して、花粉を散らすとのこと、面白い仕掛けです。
花弁の模様もユニークで、斑点や折線の様な筋模様が、鮮やかです。
「カルミア」は、何種か有るようですが、一般に、ラティフォリア種を「カルミア」と呼んでるようです。
蕾の形が、金平糖の様なのも、興味深を引きます。
名前の由来は、スェーデンの植物学者の名前、Pehr Kalm からとか
ツツジ科、ハナガサシャクナゲ(カルミア)属、耐寒性常緑低木、北アメリカ、キューバ原産
学名 Kalmia latifolia、英名 Mountain lourel、別名「アメリカシャクナゲ」(亜米利加石楠花)
下図の様に雄蘂の先端が、花弁の溝に入っていますが、蜜を吸う為に昆虫が、留まると
刺激を感知して、雄蘂の先端が溝から飛び跳ね、受粉を助けるしかけとか
花弁の色、斑の色、斑の形が多彩な品種が多く、充分愉しめます。
≪余録>
「サボテン」の花が、咲き始めます、周りが、暗くなると徐々に開花が、始まります。
昼頃から蕾の先端が、脹らみ、ピンク色に変色し始めます、下図の撮影時間は、午後7時から
9時30分頃でした、開花後は、翌々日迄、花を観賞できます。