茶色の暖簾のむこうは京都そのもの。
水打ちされたアプローチが続き、そのむこうに予約したお部屋があります。
ここは京料理 「木乃婦」(きのぶ) 。
遠くに住む友人が京都に遊びに来たので、ちょっとはりこんだお昼をしました。
ゆったりとしたお部屋は貸切。
一品づつ運んできてくださるお料理、時間がゆっくり流れます。
鯖寿司がある八寸。なかなかインパクトのある出だしです。
ここは器も素敵。
中身もですが、外側のイメージ大切ですね。
器を愛で、温かいお料理をいただくとなんだかぽかぽか。
掘りごたつ形式なのに半分椅子・・・というスタイルは思いのほかくつろげます。
このあとのご飯は写真がうまく撮れなかったので省略。
そして私たちを驚かせたデザートがこれです。
なんと、6種類のデザートの箱膳がやってきました。
「この中から選ぶのですか?」と聞くと
「いいえ、これが一人分でございます。」と仲居さん。
やるな、きのぶさん!
さすが、女心をわかってらっしゃる。
きっちり別腹に納めて、大満足いたしました。
お昼にここに来る前に私たちは嵯峨野に紅葉を訪ねました。
ピークは少し過ぎていましたが、舞い散る落ち葉の中、
名残の秋の京都を散策。
↑写真は「宝筺院」(ほうきょういん)。
↑ こちらは「ニ尊院」(にそんいん)。
落ち葉にカメラをむける人がたくさんいました。
私たち日本人が自然に感じる「もののあはれ」の美しさなのかも。
京都の近くに住みながら、近頃ゆっくり朝から歩くことがなかった私。
久しぶりにたっぷり京都を満喫できました。
遠方からの友人に感謝!です。
また 来てね。