Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

トスカーナ食べまくりの旅へ その1

2009-05-24 01:58:00 | ☆イタリア 記憶の風景
 


 わーお、なんと1月にフィレンツェの記事を書いてから続きをまだ書けずに
 いたのですね。前回は、フィレンツェへやっと到着したその日の
 夕方、相棒がスリの被害にあった、というところまででした。

 現地集合解散の「トスカーナ食べまくりツアー」は、フィレンツェを含め
 6泊、そのうち2泊はフィレンツェを離れトスカーナの小さな旅へと向かいます。

 ↑の写真は小さな旅の初日に訪れた山のリストランテです。
 秋のトスカーナといえば、やっぱり「ポルチーニ」。
 そのポルチーニを食す、というプランでしたが、夏暑く雨が少ない2007年は
 収穫量が少ない年で思いっきりというわけにはいかないようでした。

 日本人の女性客むけに、みんなでシェアしたメニューの数々、
 例によってお料理の名前は忘れましたが、
 おいしかった思い出の写真を並べてみます。

 スリにあった翌日の相棒と私の半日を、うすれ行く記憶を辿りながら・・・


 


 さて、ツアーの皆様とは朝ごはんの時もあまり顔をあわせることもなく
 (私たちは朝からやらねばならないことがあったので・・・)
 二人でプチホテルを出発しました。
 ツアーの皆さんは朝ゆっくりホテルを出発、この日はジノリの美術館と
 ジノリのアウトレットでお買い物、そのあと郊外のショッピングモールで
 またまたお買い物という予定。
 私たちはどこで合流できるでしょうか。
 私と相棒がまず行かなければならないのは「警察」。
 盗難届けを出し、証明書をもらわないと保険が有効にならないからです。




 それが幸いにも警察はホテルのご近所、歩いてすぐの距離でした。
 「Buongiorno!昨日スリにあったので被害届けにきました」
 
 朝だからか、とても空いていて案内された部屋に係りの警察官がただひとり、
 「ああ、被害届けね。英語の書類がいい?それともイタリア語?」
 と聞くので、一応イタリア語を勉強しているのだからと
 「では、イタリア語で」と私たち。
 こちらには「電子辞書」という強い味方がついているのですから。



 「別室でどうぞ」と、誰もいない部屋で書類に記入することになりました。
 きゃあ、けっこうたくさん記入箇所があるやん、細かいなあ。

 忘れもしない1997年、ダンナがローマでスリに遭い、添乗員さんと
 警察に行った時はほとんど添乗員さんまかせだったからか、こんなに
 記入するところがあったとは驚きでした。
 名前や住所はまあいいのですが、被害にあった場所から始まり、
 私たちが迷ったのは「犯人は誰だと思うか?」の箇所です。



 ええ~つ?そんなんはっきり断定でけへんよね~
 でも「誰だと思うか?」だから「私の考えでは誰々と思う」でええのんかな。

 しばしペンが止まります。
 「絶対あの女の子たちやと思う。お店に入るとき、その瞬間までいっしょに
 ウインドウを見ていた二人組み!そう書こう~っと。でも文章長いし
 スペルはこれで合ってるかな?」
 辞書も持ち出し、記入していると、係りの警察官が隣から
 「書けましたか?」と声をかけてきました。
 「まだ~?」という感じでしたが・・・
 



 「あと少しです。待っててください。」と私たち。
 隣の警察官のいる部屋から、何かでもめてる現地の人の声が聞えてきます。
 早口で言い合っているのでさっぱりわからないのですが、
 私たちもやっと被害届け書き上げて提出したら、
 ポンポンっと判を押してあっさり終了。
 コピーをもらって警察でのイタリア語の作文が正しかったのかどうかも
 わからず、次の目的地へむかいます。
 それは「病院」。
 相棒は大事な「薬」が入ったポーチをすられたからです。

 ちょっと長いのでここからは次回へ。

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