Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

すきやきの三嶋亭☆京都 高島屋

2012-01-09 00:57:00 | ☆レストラン


 ↑の写真、何これ!って思いますよね。
 すいません、これ「すき焼き」の具の入る前のお鍋なんです。

 もう、ずっとずっと昔から憧れ、一度は行きたいと思って、
 なぜかそのチャンスがなかった(メニューの価格にへこたれたのか?)
 すきやきの老舗「三嶋亭」に行ってきました。

 とはいっても、本店ではなく京都の「高島屋」7階、レストラン街「京回廊」に
 入っている「三嶋亭」なのですが・・・・

 詳しくは こちらからどうぞ。

 なぜ、お肉や野菜が映っていないかというと・・・
 実はテーブルに着くまで、お手軽な「すき焼き膳」でいいか・・・と
 思っていたのですが、メニューを見て気が変わったのです。

 そこにはすき焼き「特上」「上」のほかに、少しお安い「すきやきセット」というのが
 あったのです。
 ただし、「お客様が調理」という条件。

 で、最初はじゃあ「すき焼きセット」で、と注文したのですが、
 ここでダンナも私も「お客様調理」に自信がなかったことに気がついたのでした。
 そこで「上」に変更。
 「上」からはお店の人がテーブルで美味しく調理してくれます。
 お値段も本店より抑えてある感じ。

 お肉や野菜が到着、そしてすぐ調理が始まったので、
 写すタイミングを逃がしてしまった、というわけです。
 それにiPhoneの操作にまだ慣れてないのもあってase2

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 えっと~、「すきやき」にまつわる思い出話になりますが・・・

 その昔、飯盒すいさんに行ってメインが「すき焼き」だったとき、
 男性陣がその調理の仕方で なんだかんだと意見が分かれ、
 結局ぐじゃぐじゃの「すきやき」を食べる羽目になったことがありました。

 昔はお父さんの給料日は「すきやき」よ!と、いう家庭も多く、
 それぞれのおうちでレシピがちがっていたのです。

 それから何年もたったある日、大阪リーガロイヤルホテルの「吉兆」で
 思い切って「すきやき」を食べました。
 もちろん、ボリュームは家で食べるよりうんと少ないのですが、
 お店の人がつきっきりで調理して、「はい、どうぞ!」と声をかけてくれたりして、
 少しずついただくのです。
 
 こんな楽ちんして「一番いい状態で食べられる幸せ」を味わってしまったら、
 もう元には戻れません。

 そのかわり、「すきやき」を食べる回数はぐぐっと減りました。

 「薄いけど美味しい牛肉」と甘い「割り下」の「吉兆」。
 対して、「三嶋亭」は「分厚く美味しい牛肉」に直接砂糖をパラパラ降り、
 「甘くない割り下」で味付けをします。

 う~ん、どちらも美味しいけど、分厚く、でもやわらかい「三嶋亭」に
 今回二人ともやられちゃったみたいです。
 高島屋の地下に「三嶋亭」の精肉売り場があって、帰りにちらっと覗いたのですが、
 7階の「三嶋亭」でいたれりつくせりでいただく「すきやき」、お値打ちです。

 これで京都の「高島屋」に行く歓びが増えました。♪

 
 
 


 ↑ 同じ7階のグランドホールで催されている「犬塚勉展」のチラシです。

 惜しくも若くして山の事故で亡くなった 自然をこよなく愛した画家「犬塚勉」。
 彼の作品を見てみたい、というダンナの希望で急に決まった京都行きでした。

 一番圧倒された作品が↑の「ひぐらしの鳴く」という1984年の作品。
 写実的なのですが、それはそれは細やかなタッチのアクリル・キャンパス。
 とても大きいサイズです。

 がらっと作風がちがう彼の初期の色使いも素敵です。
 ぜひご覧あれ。

 そして「三嶋亭」の「すきやき」、ぜひぜひご賞味あれ!


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