
↑の写真、何これ!って思いますよね。
すいません、これ「すき焼き」の具の入る前のお鍋なんです。
もう、ずっとずっと昔から憧れ、一度は行きたいと思って、
なぜかそのチャンスがなかった(メニューの価格にへこたれたのか?)
すきやきの老舗「三嶋亭」に行ってきました。
とはいっても、本店ではなく京都の「高島屋」7階、レストラン街「京回廊」に
入っている「三嶋亭」なのですが・・・・
詳しくは こちらからどうぞ。
なぜ、お肉や野菜が映っていないかというと・・・
実はテーブルに着くまで、お手軽な「すき焼き膳」でいいか・・・と
思っていたのですが、メニューを見て気が変わったのです。
そこにはすき焼き「特上」「上」のほかに、少しお安い「すきやきセット」というのが
あったのです。
ただし、「お客様が調理」という条件。
で、最初はじゃあ「すき焼きセット」で、と注文したのですが、
ここでダンナも私も「お客様調理」に自信がなかったことに気がついたのでした。
そこで「上」に変更。
「上」からはお店の人がテーブルで美味しく調理してくれます。
お値段も本店より抑えてある感じ。
お肉や野菜が到着、そしてすぐ調理が始まったので、
写すタイミングを逃がしてしまった、というわけです。
それにiPhoneの操作にまだ慣れてないのもあって

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えっと~、「すきやき」にまつわる思い出話になりますが・・・
その昔、飯盒すいさんに行ってメインが「すき焼き」だったとき、
男性陣がその調理の仕方で なんだかんだと意見が分かれ、
結局ぐじゃぐじゃの「すきやき」を食べる羽目になったことがありました。
昔はお父さんの給料日は「すきやき」よ!と、いう家庭も多く、
それぞれのおうちでレシピがちがっていたのです。
それから何年もたったある日、大阪リーガロイヤルホテルの「吉兆」で
思い切って「すきやき」を食べました。
もちろん、ボリュームは家で食べるよりうんと少ないのですが、
お店の人がつきっきりで調理して、「はい、どうぞ!」と声をかけてくれたりして、
少しずついただくのです。
こんな楽ちんして「一番いい状態で食べられる幸せ」を味わってしまったら、
もう元には戻れません。
そのかわり、「すきやき」を食べる回数はぐぐっと減りました。
「薄いけど美味しい牛肉」と甘い「割り下」の「吉兆」。
対して、「三嶋亭」は「分厚く美味しい牛肉」に直接砂糖をパラパラ降り、
「甘くない割り下」で味付けをします。
う~ん、どちらも美味しいけど、分厚く、でもやわらかい「三嶋亭」に
今回二人ともやられちゃったみたいです。
高島屋の地下に「三嶋亭」の精肉売り場があって、帰りにちらっと覗いたのですが、
7階の「三嶋亭」でいたれりつくせりでいただく「すきやき」、お値打ちです。
これで京都の「高島屋」に行く歓びが増えました。♪

↑ 同じ7階のグランドホールで催されている「犬塚勉展」のチラシです。
惜しくも若くして山の事故で亡くなった 自然をこよなく愛した画家「犬塚勉」。
彼の作品を見てみたい、というダンナの希望で急に決まった京都行きでした。
一番圧倒された作品が↑の「ひぐらしの鳴く」という1984年の作品。
写実的なのですが、それはそれは細やかなタッチのアクリル・キャンパス。
とても大きいサイズです。
がらっと作風がちがう彼の初期の色使いも素敵です。
ぜひご覧あれ。
そして「三嶋亭」の「すきやき」、ぜひぜひご賞味あれ!