Dalla Cucina

イタリアの旅の記憶を中心に
あれこれ書いています。

Venezia☆ホテルのおさらい その4

2012-07-16 08:37:00 | ☆イタリア 記憶の風景


 ついこの間のイタリアで できてしまった「アセモ」がなおりました。
 たくさん歩き、水もよく飲みました。
 なんせ 暑くて・・・

 でも 今の日本のジメッとした暑さに比べると、あのときのイタリアは
 なんとスカッとした暑さだったことか・・・
 と、早くもイタリアが恋しくなっています。

 ブログの記事ですが、
 旬の出来事もお伝えしたく、でも 去年の秋のゆっくり過ごした旅も
 いつものごとくまだ途中。

 こんなことではいけません!と反省も込めて、
 去年の旅を優先に、でも 勢いがまだホカホカの今年の旅も織り交ぜて
 更新して行こうと思っています。

 で、今日は Veneziaのホテルのおさらいその4です。
 ↑の写真は5月21日の記事でも お伝えした
 Hotel Palazzo Stern (ホテル パラッツォ ステルン)。

 実はわたくし、このホテルをずいぶん前からねらっておりました。
 というのは、サンマルコ方面からサンタ ルチア駅に向かう各駅停車のバポレットに
 乗って、カナルグランデの中ほどにさしかかるとき、
 停留所のすぐそばの、たぶんホテルだろうと思われる陽だまりのあるテラスで
 ゆっくりと朝食をとっている人たちを本当にすぐそばで拝見して、
 うらやましく思ったことがあったのです。
 それで、いつかはあのテラスで朝食を、とひそかに思っていたのですが、
 グーグルアースでそれが叶いました。
 カナルグランデの停留所の近くでテラスがある小さなホテルを
 拡大して探し当てたのです。



 その陽だまりのテラスが↑。
 左手奥にアカデミア橋が見えます。


 


 大きくはないけれど、ゆっくりとした朝食ルームも中にあります。
 この陽だまりのテラスで カナルグランデを眺めながらの朝ごはんは
 最高でした。


 
 
 
 


 と いっても11月に入ると朝のカナルグランデの風は時に冷たく、
 ホテルの入口↑の左の壁に沿ってある風よけスポットみたいなテーブルで
 いただきました。
 今の季節だったらきっとテラスに集中でしょうね。



 ↑ 一方、こちらは水上タクシーが着く プライベートな船着き場。
 左手の扉が開いているところが玄関です。




 ↑ 玄関を入れば すぐレセプション。
 これは2階から見たレセプションです。
 (もちろんエレベーターもあります。)
 いつも交代ではありますが、どなたかがいて、「お帰りなさい」「行ってらっしゃい」と
 声をかけてくれます。
 小さな質問にも優しく答えてくれて、その穏やかさが
 大きなホテルに感じたものとはちがっていました。



 ↑ レセプション側から見上げた階段。
   建物そのものが素晴らしいので、撮影大会になってしまいますが、
   その一部をごらんください。







 


 ↑ 私たちの部屋のある最上階には なんと礼拝堂がありました。






 館内はどこも静か。
 感嘆の溜息は出ても、キャーキャー騒ぐ気にはなりません。



 ↑ 部屋にもヴェネツィアグラスのシャンデリアがあります。






 部屋からは静かなカナルグランデが望めます。
 友人はベッドに寝転んだまま、月を追っかけたそう。
 ここなら ふと気がむいたときに船に乗ったり、散歩に行ったり、
 もしなんなら何もしないで景色をみているだけでもきっと幸せ。
 人、それぞれの楽しみ方ができる、そんなホテルです。

           


 ↑ 窓の下が霧に覆われた夜明けがありました。
 やがてその霧のかなたに少し傾いた塔のシルエットがあらわれ、
 鐘の音が響きわたります。

 サンマルコやリアルトのにぎわいのVeneziaではなく、
 ちょっと物静かな、でも裏通りにはエノテカや魅力的なお店もいっぱいあって
 ちょっと歩くと大好きなザッテレにも行けてしまいます。



 ↑朝な夕なに眺めたカナルグランデ。
  今日は写真をたくさん掲載しましたが、本当はもっともっとあります。
  それなのになぜか、部屋の写真がないのですが、
  広くて快適でしたよ。

 私のVenezia「ホテルのおさらい」はこれにて終了。
 今のところ第1位はこのパラッツォ ステルンですが、
 まだまだ私の知らない魅力あるホテルがきっとあるはず。

 いつか「また 見つけたよ」と報告できればいいな、と思っています。

 実は今回の夏の旅で、ほんの数時間Veneziaを訪れました。
 夏に来たのは初めてですが、
 なぜかいつもの感動がなく、ちがうところへ間違ってきてしまったかのようでした。

 Veneziaの魅力を知るには、(どの街にも言えることですが)、
 朝と夜を体験すること、だと思います。

 そのためには、ぜひ1泊を。
 Veneziaなら ぜひ本島に。
 決して「でん」して帰るようなことなどされませんように・・・。











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