花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

紅葉が見頃 冠嶽神社周辺 2021/11/17(鹿児島)

2021-11-18 21:06:15 | 自然観察
11月17日(水)穏やかな秋の午前中、冠嶽神社周辺の紅葉を楽しみました。

6時23分 穏やかな朝 桜島の煙は南へ 以下の画像は11月17日に撮影


かごしま健康の森公園からの桜島です。7時5分に桜島の中ほどから朝日が顔を出しました。

朝日を眺めてから国道3号線を西へ、いちき串木野市方向へ向かい、8時過ぎに観音ケ池公園に立ち寄り・・・野の花やクモの巣を写す間に1時間ほどが経過。

9時21分 冠嶽神社前の広場から 参道橋とイチョウ


周辺のモミジは全体としては色付き始めですが、木によっては紅葉最盛期でした。まだ緑葉の木も多数あり、変化に富んでいて撮影には好都合です。

10時を回る頃から車が次々とやって来ました。皆一様にマスク姿で、日本人の真面目さを再認識させるような風景でした。

望嶽楼近くの紅葉 冠岳花川砂防公園


望嶽楼へは立入禁止となっていましたが、紅葉は見事でした。花川には砂防工事によって、美しい石の彫刻や大きな龍を配した石橋が架かっています。

広場や歩道の敷石、スイレン池、トイレ、石塀などが美しい公園です。単なる砂防工事に留まらず、景観維持と観光面への配慮がうかがわれます。

公園は中国で設計されました。日中協力と公共事業全盛期を象徴する、これらの建造物の維持管理は大変なことでしょう。

水鏡の中を歩くシロサギ


望嶽楼と周辺の紅葉を映し込む、浅い水溜まりの中を歩き回るシラサギが目に付きました。

冠嶽園前の紅葉


冠岳花川砂防公園の左岸川上流部に、中国庭園の冠嶽園があり、画像外の左隣は冠嶽神社です。

例年11月23日には「かんむり嶽参り」のイベントが開催され賑わいますが、今年もコロナ禍で中止のようです。

光が透き通り美しい


曇りの日にはこの美しさが望めません。紅葉狩りには晴天の日がおススメです。

冠嶽神社 鳥居横の紅葉・黄葉


鎭國寺大師堂の紅葉


冠嶽神社の対岸には高野山真言宗の鎭國寺頂峯院(ちんごくじ ちょうぼいん)の大師堂があります。

モミジ葉の色合いは真っ赤ではなく茶色に近い感じです。花川沿いのモミジは緑葉が多く今後色付きそうです。

大師堂の奥 お大師様


背後のモミジはもう少し色付くことでしょう。すぐ横の橋から上流部のモミジは緑葉のままでした。

冠嶽西側の徐福像に向かう道沿いの所々にモミジがあり、色付きの遅い木では12月初旬でも楽しめます。

大師堂の風鐸


日差しに輝く紅葉は実に見事です。冠嶽神社周辺は周囲を山に囲まれ、日当たりが良いのは昼前後です。朝夕のわずかな光で写す紅葉も面白そうです。

帰る途中で稲刈前の田圃が目に入る 車を止めて3分間ほど撮影


11月も後半、水稲の2期作をしない現在では珍しい風景です。田圃の角では一部が手刈りされていて、近日中に収穫作業のようです。

帰り道の3号線小山田交差点の少し北側で、車2台の関係する事故現場に遭遇。まだ発生直後で救急車も警察車両も来ていません。

近くの事業所の人たちでしょうか、数人が事故車を道路脇に移し、交互通行で長くなった車の列を慣れない手付きで誘導していました。

田圃を写さずにそのまま走っていたら、この事故に巻き込まれたかも知れません。禍を免れたような気持でした。

干し柿を取り込む


11月5日に干し始めた愛宕柿です。明日は天候が悪いとの予報、日差しのあるうちに取り込みました。

先週は時雨模様で日照不足、さらに皮むきが薄かったようで表面が少し固め。半熟のゆで卵のような状態でしたが、一年ぶりの味を楽しめました。

天気に合わせてカメラ片手に遊び回り、好きなものを食べられることは本当に幸せなことです。健康と安全、家族に感謝、感謝です。
コメント (2)
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カメラ散歩 与次郎ケ浜の長水路 2021/11/16(鹿児島)

2021-11-18 11:22:42 | 日記
11月16日(火)は桜島のビューポイント、与次郎ケ浜長水路を散策しました。

長水路の対岸は桜島 以下の画像は11月16日に撮影


鹿児島湾(錦江湾)に面する与次郎の地名は天保年間頃、この地に塩田を拓いた平田与次郎に由来するそうです。与次郎ケ浜の埋立工事は昭和41年(1966)に着工、昭和47年(1972)に竣工。

城山団地の造成工事で生じる残土を水と混ぜ、甲突川に敷設したパイプラインで土砂を送り出す「水搬工法」で埋立が進められました。大阪万博前後の高度経済成長期で、社会が活気にあふれていました。

陸上競技場、野球場などのスポーツ施設が造られ、昭和47年に鹿児島で開催された「太陽国体」の主会場となりました。ジャングルパークと熱帯植物園は市民憩いの場でした。

鹿児島市民文化ホールが設置され、鹿児島放送(KKB)、鹿児島読売テレビ(KYT)、南日本新聞社の社屋が建ち、鹿児島サンロイヤルホテルがあります。最近では厚生連病院、米盛病院など大きな建物の他、マンションも増えてきました。

与次郎ケ浜の堤防


昭和時代にはこのようないたずら書きが多いものでしたが、最近は殆ど見かけません。

鹿児島湾は内海ですが与次郎地区は海抜3m程度、台風による小規模な高潮被害が数回発生しています。

長水路で散策、運動する人たち


長水路への通路


南側には鴨池海づり公園、鴨池港があり垂水・鴨池フェリーが就航しています。大隅半島の垂水市まで40~45分、桜島フェリーより少し大きく約1500トン。

長水路の北側 左側の建物は鹿児島市民文化ホール(川商ホール)


往復およそ3km 適度な運動コース


北側は甲突川河口(画面左側)に接し、さらに北側には鹿児島港があり桜島フェリーが行き交っています。

昭和45年頃に訪れた時はマリンタワーと、簡単な水族館もあったと記憶しています。桜島を眺めながらゆっくりと散策したのはその時以来です。

長水路で見かけた水鳥 今は引潮時


1日に1本だけ片道運航 桜島フェリーの観光コース 600円


鹿児島港を11時過ぎに出発、桜島の南側にある神瀬を回りこみ、大正溶岩原を見ながら桜島港までおよそ50分の「よりみちクルーズ」です。

種子島に向かう共同フェリーの貨物船 新さつま


総トン数2557トン、鹿児島~種子島に就航している貨物フェリー(RORO船)です。右奥は桜島フェリー。

波消しブロックの左側は鹿児島市を流れる甲突川の河口です。ここにも釣人の姿がありました。

ヤシの木と桜島 普段より少し見晴らしが悪い


長水路のすぐ横には海岸道路があり、手頃な桜島撮影ポイントです。SNSには毎日多くの画像がアップされています。
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