花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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台風5号 灰雨で終わりそう 2022/07/30(鹿児島)

2022-07-30 12:02:53 | 天気の話題
7月30日(土)台風5号はあっさりと、通り過ぎたようです。

7月29日19時23分 濃い夕焼け


日没は19時16分、台風時に見られる濁った色濃い夕焼けでした。幸い風は強くならず、適度な雨は期待外れでした。

7月30日5時10分 NHKデータ放送


拡大して見ると


鹿児島市の24時間雨量は30日5時までにわずか5.5ミリ、風は最大で7m/sでした。

7月30日5時57分 今朝の北~西空


東空に雲が多かったためか、色濃い朝焼けは見られませんでした。

風は静か 竹も殆ど揺れず


竹が大きく揺れる様子を写そうと思いましたが風は弱いまま、クスノキの枝にハトが飛んできました。

読売テレビ ウェークアップ 6時現在の台風情報


鹿児島市は台風の強風域を抜けたようです。

30日9時30分 雨雲の様子 気象庁ナウキャスト


台風特有の雲の渦巻きもはっきりせず、雨雲はまばらで雨が降らないのも納得。

気象庁 台風の大きさと強さ


強い台風、大きな台風があれば逆に弱い台風、小さい台風もあるはずですが?

防災上の配慮で、現在は弱い台風などの表現は使われていません。科学的には変なことですが、これには23年前の水難事故が大きく関わっています。

玄倉川水難事故(くろくらがわすいなんじこ)は、1999年(平成11年)8月14日に神奈川県足柄上郡山北町の玄倉川で発生した水難事故です。

弱い熱帯低気圧の影響で大雨が予想されていた8月13日、玄倉川の中州でキャンプをする人たちがいました。大雨でダムの放流が予想される中、ダム管理職員、警察官による避難呼びかけに応じませんでした。

翌14日雨が激しくなりダム放流も加わり水位がさらに上昇、岸からの救助作業はうまく行かず、昼前に増水した川に流され13名が死亡しました。状況は報道のカメラに記録報道され、社会に大きな衝撃を与えました。

台風の卵である熱帯低気圧程度と甘く考え、命の危険にまで考えが及ばなかったのではと言われました。

弱い台風、小さな台風といえども大きな被害をもたらします。これらの表現が防災上の誤解を与えてはいけないとして、2000年には弱い、小さいなどの表現は削除されました。

庭先のニチニチソウ


車庫の屋根には桜島の火山灰


今朝は爆発が2回観測されています。2回目の爆発では噴煙が火口上1700mに達しました。桜島上空の風向きは南東、噴煙は北西方向に流れています。

火山灰は雨雲に入ると雨に混じって降ってきますが、雨雲がないときは鹿児島市から日置市、いちき串木野市方面へも飛んでいきます。

鹿児島の方言では、灰を伴った雨を灰雨(へあめ)と呼んでいます。小雨だと油断すると服に付いて嫌われる厄介者です。

火山灰と雨の量的バランスにもよりますが、車のフロントガラスに火山灰が付着すると視界不良になります。ワイパーを動かすたびに火山灰がガラス面をこすり、ワイパー用の水が切れると大変です。

雨が降らず火山灰だけであっても窓から入り込み、洗濯物にくっ付くので風向きには油断がなりません。

台風5号は風、雨とも被害なく通り過ぎてホッとしました。もう少し雨が降ってくれると良いのですが、こればかりはお天道様次第でしょう。
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