花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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稲刈りシーズン 八重の棚田 2022/10/10(鹿児島)

2022-10-11 14:40:21 | 日記
10月10日(月・祝)スポーツの日、八重の棚田を訪れました。

甲突池の東側300mほどから西側の風景 以下の画像は10月10日撮影


前日の雨は数ミリ程度、朝方から晴れ間が広がりました。少し風が強く、気温低下を感じました。

画面外左下では農家の方が掛干竿を持ち込み、一人で稲を掛け始めました。

今も掛け干しのところが多かった


八重の棚田は鹿児島市郡山町の八重地区にあり、遠く桜島が望める山間部です。甲突川源流部の甲突池の道路向かいには駐車場と休憩施設、トイレが整備されています。

7割程度で稲刈りが終わっており、掛け干しのところが目に付きました。一般に機械乾燥よりも天日での自然乾燥がコメの味が良いと聞きます。

昔ながらの田圃


今日は甲突池の駐車場に車を置いて棚田と周辺を歩きました。車で走っていると見落としそうな風景や細かな事柄にも目が止まり、運動量も増えて一石二鳥。

この場所では田圃の曲線に合わせて組まれた掛け干しに、ススキが揺れていました。

棚田の上には数軒の民家


広い水田では殆どがコンバイン収穫による機械乾燥ですが、耕作条件の悪い狭い水田や棚田、小規模農家では設備投資も難しいのでしょう。山間部では昔ながらの掛け干し風景が残っています。

掛け干しの長い竹竿を下ろす


ここには20年ほど撮影に通っていますが、道路から見える範囲では休耕地は少なく、条件が厳しい中で皆さん丁寧に管理耕作されています。

一人で黙々と作業は続く


運搬車で運んだ長い竹竿をまず道路際に下ろします。高齢女性ですが、たいそう元気な方で長い竹竿を軽々と動かしていました。

台風14号は心配したほどの影響がなくて良かった、コンバイン収穫でも味は一緒じゃないだろうかと笑顔で話されました。

八重の棚田は埋蔵文化財の包蔵地


棚田研修館近くに屋形尾(やかたお)遺跡の標柱があります。道路拡幅工事に伴う発掘調査で、中世の土器や石鍋が出たと記されています。

今日は祝日で、甲突池や周辺を散策する人、カメラを手にした人など数組を見かけました。

秋風に揺れるソバの花


ここ数日で急に気温が下がり、夏布団だけでは寒くなり毛布を掛けています。10日、鹿児島市の最低気温は17.0度、最高気温は23.9度でした。

薄暗い杉林に何かある?・・・千両でした


正月飾りに使われる千両が植えられていました。イノシシが嫌うとされるピンク色のテープが張り巡らされています。

まだ実は小さく、色づくのはだいぶ先でしょうが年末を連想させる光景でした。

こちらの田圃は稲刈り前だった


彼岸花撮影で毎年立ち寄るところです。畑が一部耕されていて、農家さんのお元気な顔が浮かび安心しました。

今日訪れたところではイノシシ対策が強化されていて、農家さんのご苦労がしのばれました。今年も懐かしい秋の風景に触れられて幸いなことでした。
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