花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
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パラグアイオニバス 花咲く 2022/10/10(鹿児島)

2022-10-10 20:13:51 | 
10月10日(月・祝)スポーツの日、かごしま健康の森公園です。

かごしま健康の森公園 案内図の一部


パラグアイオニバスが咲いているのは、公園の第1駐車場のすぐ東側、アクアジムの前に設置された小さな丸池です。

アクアジム入り口前 子供たちの多い朝


パラグアイオニバスは南米に自生するスイレン科オオオニバス属の水生植物です。観賞用に植物園などで栽培されています。

昨年までは公園の東側、自然観察園の池にありましたが、湧水が冷たくて生育条件は良くなかったようです。

丸い葉には縁がありトゲが生えている


ハスやスイレンの葉とは違って、葉の縁が立っていて「たらい」状になっています。葉が巨大になると、幼子が乗れるほどの浮力があるようです。

開花の様子


10月6日から4日間の様子を一つにまとめたものです。

1 10月6日 蕾が膨らんだ状態


2 10月7日 白い花が咲きました


3 10月8日 開花2日目 少しピンク色に変化


4 10月10日 新しい花が咲いていました


開花期間は2日間とのこと。7日に咲いた花(右下)は完全にしぼんでいました。残る蕾が2個あるようです。

ハスは花茎が1mほど立ち上がり開花期間は4日程度で、花びらは散ります。パラグアイオニバスは水面近くで開花し、花びらが散ることはないようです。

直径30センチほどの鉢植えで、9月までは開花の気配はなく10月に咲くとは意外でした。

10月10日 


花びらの先が少し縮れたようになっています。ハスやスイレンの花びらと様子が違い、2日目に変色するのも特徴的です。

スイレン 鹿児島市都市農業センター 6月18日撮影 


水面近くに開花し、繁殖力は旺盛です。

地湧金蓮 こちらも個性的な花


同じくアクアジム入り口にあり、葉の形はバナナのようで、花の形も独特です。

茶碗ハス 鹿児島市都市農業センター 8月12日撮影


八重咲のハスですが、花びらの様子がパラグアイオニバスと少し似ています。

自然観察園 オニバスの池 8月24日撮影


昨年まではここにパラグアイオニバスも植えられていました。公園ができる前は山間の水田だったようで、公園のすぐ東隣に農道が残っています。

オニバスの花 8月14日に撮影


オニバスは葉に縁がありません。花はごく小さく10円玉程度の大きさで控えめなものです。

身近なところで珍しい植物を目にすることができてありがたいことです。夏が長い鹿児島ならではの風景です。
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