花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

万之瀬川口 高橋海岸と野間岳 2024/12/13(鹿児島)

2024-12-14 20:38:58 | 吹上浜
12月13日(金)昼前、日置市金峰町高橋の万之瀬川北岸に立ち寄りました。

吹上浜日置海岸から 南側の風景 2024/11/21


海岸からは遠く南側の先に蔵多山(475m)が小さく見え、その右側に長屋山(513m)、だいぶ離れた右手には烏帽子型山頂の野間岳(591m)が目に付き、右端に野間半島先端部も見えます。

今日は万之瀬川口北岸からの野間岳 以下の画像は12月13日に撮影


ここでも野間岳の特徴的な姿が見えますが、画面左側は万之瀬川口です。右側に野間半島先端部は見えず、長屋山は画面外左手です。

11時26分 砂浜への下り口 目印の赤いウキ


南薩少年自然の家裏口に通じる狭い道を突き当りまで走りました。道の途中には、一般車両が入れない海岸林の管理作業用通路があちこちにありました。

浜まで100mほどの砂山は植物が茂り足元が悪く、通路や踏み跡が判る目印は安心です。南岸側でカイトサーフィンをする人たちとの距離感を見に来ましたが、風はわずかでそれらしい人は全く見かけませんでした。

砂山の浸食が目に付く


引き潮時の広大な砂州が特徴的です。5kmほど北側の入来浜まで歩きたいと思いながら、暑さのため時期を失して冬になりました。

以前に訪れたときよりも波による砂山の浸食が進み、今にも崩れ落ちそうな松の木などが目に付き驚きました。

漂着した漁具


万之瀬川北岸の高橋から入来浜にかけては広大な海岸林が続き、海岸近くまで通じる道はわずかです。

砂山や砂地、海岸林が広大で民家は少なく、江口浜など吹上浜北部とはかなり雰囲気が異なっています。

冬場の吹上浜は北西の季節風で荒れる日が多く、貝殻や南方からの漂着物も少なくて変化に乏しいものです。

遠目に目立っていたのは漁具でした。さまざまな色の綱か漁網のようなものが、ウキと絡み合っていました。

11時40分 北側に鳥の大群


300羽ほどのカラスよりも大きめの黒い鳥が砂州で休憩しているようでした。

中ほどの山並みは串木野付近と思われますが、遠すぎて見当がつきません。

ここからは久多島が北西方向に見える


日置から南西方向に見える姿とあまり変わらず違和感がありません。

砂山の上から見る野間岳


この辺りは人が歩かないので、ちょっとした斜面でも足がかりがなく砂山は歩きにくいものでした。

砂浜を歩いた距離は片道1km程度でしょうか、遠くの山などの見え具合があまり変わりませんでした。

12時10分 砂州が美しい


12月13日は月齢11.9で中潮、串木野の干潮は11時56分、潮位は113Cm。

日置海岸では砂浜の浸食が進み、最近では殆ど砂州を見かけません。浜で遊び貝採りをした子供の頃を思い出し、懐かしくなりました。

砂州の先端部から見えた金峰山


沖合300mほどまで潮が引いており、先端部まで歩くと金峰山の山頂部が見えました。

南東方向に見えるのはサンセットブリッジ


吹上浜海浜公園のサンセットブリッジが見え、若い釣人が一人ルアー釣りをしていました。

川口で浅そうですが、ヒラメが釣れることもあるそうです。

12時39分 ここでも目に付く漁具 大きなウキ


南方系のものだと思いますが、日本国内では見ないような色合いや形のものがありました。

貝殻探しなども兼ねて、来春にでもゆっくり入来浜まで散策したいものです。

雲が厚みを増して今にも降り出しそうな中、南九州市川辺町の岩屋公園へ向かいました。
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日置市吹上町 妙見神社の巨石 2024/12/13(鹿児島)

2024-12-14 16:06:01 | 自然観察
12月13日(金)吹上、金峰、川辺地区へ初冬の景色撮影に出かけました。

妙見神社 国道270号脇の案内板 以下の画像は12月13日に撮影


最初に日置市役所吹上支所に立ち寄り、鹿児島写真アカデミーの「吹上あれこれ」展示を拝見しました。

祭り風景の他に親しみやすい地元の風景やお店の写真もあり、一般的な写真展とは少し異色でした。

吹上支所から国道270号を南へ1kmほど走ると、坂の途中右手に妙見神社があります。

神社参道 南側から北側を見る


参道沿いにモミジがあり、色付くことがあるのか様子見に立ち寄りました。

参道中ほどから鳥居側を見る


モミジは想像よりもかなり木が大きくなっていて、枝葉が少なく色づいたものはなくて残念でした。

年ごとの天候次第で真っ赤に色づくとすれば、見事な風景が見られそうです。

妙見神社社殿


妙見神社について日置市観光協会のページから引用して紹介します。

1280年、伊作島津家の初代島津久長が創建したと伝えられる妙見神社。島津忠良(日新公)が先勝祈願をしたとも言われています。その社殿の裏には奇妙な巨石群があります。その中心にあるのが「落ちそうで落ちない岩」です。

巨石の上に巨石が重なり、ちょっとすると落ちそうですが落ちない。そこで受験生が「落ちない」ための合格祈願として、受験シーズンには多くの方が訪れています。(引用終わり)

祈願を書き込む場所 


神職などは祭事以外は不在のようです。小さな竹片に願い事を書いて、階段横の紐に吊るします。

巨石などの詳しい案内図


岩に彫られた文字やハート形などを探す前に、位置を確認しておきましょう。

最初何も見ずに岩を巡り、気付いたのは「成功」の文字だけでした。ここは2度目なのですが、前回のことはすっかり忘れていました。

落ちそうで落ちない岩


大きな岩が二つに割れて今にも落ちそうですが、落ち着いている不思議な風景です。

願い事を書いた竹片など


ごく最近吊るされたようなものもあり、受験シーズンの春先にかけて多くなりそうです。

大きく彫られた成功の文字


文字以外にもハート型のくぼみや、人の顔に見える部分などがあるそうです。所々の窪みに少額のお賽銭が置かれていました。

北側から見た大岩


岩の北から東側には孟宗竹林があり、坂を上り下りして巨石群を一回りできます。笹や木の根、小石もあり滑りやすいので、足元に要注意です。

参道横の道で日向ぼっこ


近所の飼い猫でしょうか、逃げることもなく日当たりの良い場所にいました。

隣の墓地で見かけた枯葉


神社参道の少し西側の藪横を上がると、古い石塔が残るお寺跡のような小さな墓地があります。墓じまいで数か所の墓石が撤去され、残りわずかになっていました。

ここにもモミジがあり、色付く前に枯れ始めて落葉寸前で枝先に留まっていて、寂しさが募りました。

次第に雲が覆いかぶさる中、万之瀬川北岸の吹上浜高橋海岸へ向かいました。
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