鹿児島のシンボル桜島、ここ最近は煙が目立つようになりました。
以下に引用している画像は国土交通省の大隅河川国道事務所の防災情報をキャプチャーしたものです。
監視カメラなどの配置図
11月19日 南岳山頂火口の火映現象 黒神川左岸カメラ
11月20日 同じく 垂水市海潟カメラの画像
火映とは活動中の火山の火口上空の雲や噴煙が、火口の赤熱溶岩に映えて明るく赤く見える現象です。現地で肉眼で見るとこれほどに明るくは見えません。
初めて目にすると今にも爆発しそうに感じますが、焚火が安定して燃えているようなものでしょうか。私の体験上はこのような火映現象が続くときはまず爆発しません。
火映現象が消えて火口から煙が出ずに山鳴りも聞こえなくなった時こそ爆発が迫っています。ただし、すぐに爆発することは少なく1~3時間後に爆発するか噴煙だけが上がり始めることもありカメラマンの期待通りには行かないものです。
11月25日 19時50分の爆発 火口南側垂水市海潟カメラ
偶然にも監視カメラ画像を見ていると火口から全く噴煙が出ておらず穏やかな状態でしたが、数秒後に爆発しました。
火 山:桜島
日 時:2019年11月25日19時50分(251050UTC) 第2報
現 象:爆発 有色噴煙:火口上2500m(海抜11700FT)
白色噴煙: 流 向:東---
火口:南岳山頂火口 横山最大振幅:3.1μm 爆発音:小 体感空振:小
東郡元空振計:12.6Pa 横山空振計:39.3Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:6合目(南岳山頂火口より800から1100m)
噴煙量:やや多量 今年172回目
火口西側からの画像 鹿児島市中心市街地側から見た方向
昭和火口の活動が続くころは桜島西側斜面に噴石が飛散することは少ないものでした。この時は西側の引ノ平近くまで噴石が飛散しています。
火口東側からの画像 黒神川のカメラ
爆発により火口から火柱が上がり、噴石が飛散する時間は殆どの爆発で30秒間程度、長くても1分前後です。その後噴煙が緩やかに上昇します。3分もすると斜面に落ちた噴石の赤い色も見えなくなります。
夜間撮影では思い通りに爆発してくれないことが大半ですが、火山灰は風向き次第で鹿児島県内各地に流れていきます。我が家も最近は灰掃除に追われ、24日には掃除後1時間で再び灰まみれになりました。
活動が激しかった昭和50年代には爆発に伴う空気振動でガラス戸が割れ、大きな噴石がホテルのロビーを突き抜けました。昼間でも車のライトを点灯したこともあり、その頃に比べるとまだまだ活動は穏やかな方です。
以下に引用している画像は国土交通省の大隅河川国道事務所の防災情報をキャプチャーしたものです。
監視カメラなどの配置図
11月19日 南岳山頂火口の火映現象 黒神川左岸カメラ
11月20日 同じく 垂水市海潟カメラの画像
火映とは活動中の火山の火口上空の雲や噴煙が、火口の赤熱溶岩に映えて明るく赤く見える現象です。現地で肉眼で見るとこれほどに明るくは見えません。
初めて目にすると今にも爆発しそうに感じますが、焚火が安定して燃えているようなものでしょうか。私の体験上はこのような火映現象が続くときはまず爆発しません。
火映現象が消えて火口から煙が出ずに山鳴りも聞こえなくなった時こそ爆発が迫っています。ただし、すぐに爆発することは少なく1~3時間後に爆発するか噴煙だけが上がり始めることもありカメラマンの期待通りには行かないものです。
11月25日 19時50分の爆発 火口南側垂水市海潟カメラ
偶然にも監視カメラ画像を見ていると火口から全く噴煙が出ておらず穏やかな状態でしたが、数秒後に爆発しました。
火 山:桜島
日 時:2019年11月25日19時50分(251050UTC) 第2報
現 象:爆発 有色噴煙:火口上2500m(海抜11700FT)
白色噴煙: 流 向:東---
火口:南岳山頂火口 横山最大振幅:3.1μm 爆発音:小 体感空振:小
東郡元空振計:12.6Pa 横山空振計:39.3Pa
弾道を描いて飛散する大きな噴石:6合目(南岳山頂火口より800から1100m)
噴煙量:やや多量 今年172回目
火口西側からの画像 鹿児島市中心市街地側から見た方向
昭和火口の活動が続くころは桜島西側斜面に噴石が飛散することは少ないものでした。この時は西側の引ノ平近くまで噴石が飛散しています。
火口東側からの画像 黒神川のカメラ
爆発により火口から火柱が上がり、噴石が飛散する時間は殆どの爆発で30秒間程度、長くても1分前後です。その後噴煙が緩やかに上昇します。3分もすると斜面に落ちた噴石の赤い色も見えなくなります。
夜間撮影では思い通りに爆発してくれないことが大半ですが、火山灰は風向き次第で鹿児島県内各地に流れていきます。我が家も最近は灰掃除に追われ、24日には掃除後1時間で再び灰まみれになりました。
活動が激しかった昭和50年代には爆発に伴う空気振動でガラス戸が割れ、大きな噴石がホテルのロビーを突き抜けました。昼間でも車のライトを点灯したこともあり、その頃に比べるとまだまだ活動は穏やかな方です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます