久し振りに渋谷に行く用事があったので、数年ぶりに末日聖徒イエスキリスト教会の無料英会話に参加してみた。何年も前に、時々参加していたことがあり、その時の受付名簿から先日英会話への勧誘の電話があり、その後どうなっているか興味もあったので、久しぶりに覗いてみた。
ご存知の方も多いと思うが、この教会はキリスト教系の新宗教で通称モルモン教会といわれているもので、本部はアメリカのユタ州のソルトレイクシティにある。日本にも各地に教会があると思うが、どこでもアメリカ人の宣教師が、ボランティアで英会話を教えている。
もちろんモルモン教の信者である必要はなく誰でも参加でき、無料で英会話を学ぶことができる。宣教師は皆アメリカのネイティブスピーカーで、日本語もできる人がほとんどなので、気軽に英語と日本語で会話を楽しむことができる。1時間半位のレッスンであるが、無料であることは嬉しい。
初級・中級・上級の3つのクラス分けがあり、今回は上級に参加したが、参加者は10人。上級の場合、いろいろな話題のフリーカンバセーションが中心のようであるが、初級、中級もあるので、英語の初心者でも気軽に参加できる。
今日のクラスでは、先生はアメリカ人のご夫妻で、「あなた及びあなたの家族に起こった面白い出来事について話してください」というトピックであった。英語ではsomething funny ということであったが、そのような出来事はすぐには思いつかなかったので、先の日記にも書いた見知らぬ外人さんを家に招いたことを紹介した。
生徒の人数は全部で、30人近くいたと思うが、英語ネイティブの宣教師も7-8人いるので、何とも独特な雰囲気。彼らは日本語もできるので、つい日本語で話をしがちであるが、その気であれば生の英語にはたっぷり浸ることは可能。
今回ビックリしたのは、何とあの有名なケント・デリカット氏がお嬢さん2人と遊びに来ていた。彼がモルモン教徒であることは知っていたので、違和感は全くなかった。
話によるとお嬢さんは2人とも渋谷で宣教師をやっていたとのことで、まさに古巣をプライベートで親父といっしょに来たとのこと。彼自身も宣教師として来日し、そのままタレントとして日本に残ったもので、まさにモルモンファミリーといえる。彼は、初級に参加したようで、いっしょには勉強できなかったが、合同のゲームの時にちょっと話をしたり、いっしょに写真を撮ったりすることもできた。
久し振りの参加であったが、前に比べて活気があったのと、讃美歌を歌ったり、説教のような宗教色のある場面も全くなく、純粋に英会話の勉強をやっている印象であった。夜に渋谷に出かけるのはちょっと億劫であるが、チャンスがあったら、また覗いてみようと思う。
宗教の勧誘があるわけでもないので、お金をかけずに英会話を勉強したい、それもネイティブからと思っている人は、是非一度参加してみてください。日本人同士での英会話倶楽部も多いですが、無料でネイティブから英語が学べるのですから、利用しない手はないですね。