我が家にもマイナンバーの通知カードが届いた。しかし、封筒を開けてびっくり。3人分の通知カードが同封されていたが、内容を細かくチェックしてみると、子供の分だけ、「代替文字情報」の欄に、漢字が記載されていた。打ち出された漢字も字が小さいため、何が何に代替されたのかもよくわからない。また、代替文字のことについては、同封されている案内説明書にも全く説明されていない。
よくわからないので、案内書にある個人番号カードコールセンター (有料)に電話で問い合わせることになる。ネット情報をいろいろ調べていたら、コールセンターの電話にフリーダイヤルがあることも
判明。クレイムの電話が殺到し、やむを得ず、フリーダイヤルの電話を設置したものと思われる。
問合わせてみてわかったことだが、代替文字情報の説明が案内書から抜けてしまったことは担当部署の完全ミスのようである。説明がないから、問合せが殺到し、電話がパンクしているものと思われる。ホームページ等でFAQ形式でもいいからすぐに説明すべきであるが、未だに何のアクションも取られていないようで、コールセンターによる説明だけが頼りというお粗末さである。
10分以上待たされたが、オペレーターに繋がり、代替文字情報について質問してみた。答えは、マイナンバーで使っているコンピュータの性能レベルが低く、戸籍や住民票などで使われている漢字が読み取れないので、代替文字を使っているとの情報だという。但し、カード上の氏名欄には正しい文字が表示されているので、無視して結構ですという。そうであれば、そんな代替文字情報を表示する意味がないとも思われる。
説明によれば、基本的には代替文字情報は無視していいが、電子証明を取る時だけ、その証明書上は代替文字で表記されるという。何か理解できない説明だが、コールセンターではそれ以上詳しいことはわからないので、地元の地方自治体に問合わせて欲しいと言われた。自分の区の役所に電話で問い合わせてみたら、そこも問合せの電話が殺到しているとのこと。たらい回しにあっている地方自治体もいい迷惑である。区役所に訊いて、わかってきたことを整理してみると、
マイナンバーのコンピュータの性能レベルが低く、氏名に使われる文字を全部カバーできていない。
住民票等は外字を取り入れたコンピュータを使っているが、マイナンバーはそれがないので、文字を代替処理するしかない。例えば、電子証明では、吉田 ⇒ 吉田 土(下が長い)は士(上が長い)と読み替えて打ち出すという。即ち、土(下が長い)の吉田さんは全員、代替文字情報が表示されているが、士(上が長い)の吉田さんは、何も表示されていないという。
我が家の場合は、「樹」という文字である。西城秀樹とか「樹」という字を使った名前を持つ人も相当いると思うが、この字も2種類あって、中央部の上にある「士」(上が長い)と「土」(下が長い)をコンピュータでは区別しているという。こちらは逆で、「士」(上が長い)は代替文字情報が表示されているが、「土」(下が長い)は何も表示されていないという。
出生届の際は、そんなことを意識しないで、「樹」の字を選んで名前に付けたと思うが、子供からは当用漢字にない文字を使って出生届をしたのかと追求された。今でも、出生届の際に、どっちの「樹」にするのか確認しているのかと区役所に問い詰めると、おかしなことが判明した。
まず、戸籍は、2種類あるのではなく、「士」(上が長い)ものしか受け付けられないという。また、住民票については、逆に、「土」(下が長い)しか受け付けできないという。従って、今回マイナンバーのコンピュータは住民票に合わせているみたいで、戸籍上、「士」(上が長い)となっている人は全員、代替文字情報が表示されているようである。現在、戸籍上、「士」(上が長い)しか受けていないのが事実であれば、「樹」の文字を持った人は全員代替文字情報が記載されていることになる。となると、一体いつ誰が戸籍上の文字をコンピュータ上、勝手に変更したのかという新たな疑念も出てくる。
今回の不具合は氏名に使われる外字を取り込めるようにレベルアップを図れば簡単に解決するのではないかという気もする。戸籍や住民票の方のコンピュータと同じ仕様であれば何ら問題ないはずである。準備不足のまま、制度導入を急いでしまったのではないかとも感じた。国をあげての大プロジェクトであるなら、レベルの低いコンピュータなどを使わないでもらいたいし、すぐにでも外字対応ができるよう改善してほしい。
上記は電話で問合わせた内容から自分なりに解釈したものであるが、内容が間違っているかも知れないので、もし詳しい人がいたら、間違っていないか教えてください。