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木原問題と秋元問題は、岸田派と菅派の政争の象徴?

2023年08月19日 09時50分33秒 | 政治

木原問題と秋元問題に関連して、どうも岸田派と菅・二階派の間で、醜い政争が勃発しているとの見方をジャーナリストの佐藤章さんが一月万冊で分析している。木原官房副長官は言うまでもなく、岸田政権の中枢にいる人物であり、文春砲による疑惑追及は岸田政権の致命傷になろうとしている。2008年の不審死事件捜査再開にあたって、警察庁は木原氏の妻に対する事情聴取にあたって、二階前自民党幹事長に相談を持ち掛けたようで、報告を前提としてゴーサインが得られたので、捜査を再開したとのことである。自殺の証拠となる物証は全くなく、ナイフの抜き差し、置かれ方、血のほとばしりの状況、死体が動いている等他殺の可能性が極めて高く、他殺の線で捜査が進められていたが、ある日突然、捜査の中止が発表され、先日、現在の警察庁長官が記者会見で事件性は全くないと発表し、波紋を広げることになった。

週刊文春が社運をかけて、連続的に木原疑惑問題を追及しており、とどまるところがない。当時の捜査官(すでに退官)が警察庁長官の自殺宣言に憤り、実名を公表して記者会見まで開いたことが話題となった。文春の記事は詳細にわたっており、どうも警察の捜査資料が文春側に渡っている可能性が強いという。佐藤さんの分析では、捜査情報が二階さんに伝えられ、それが菅さんに渡り、その情報がなんらかの形で文春側に渡っているとみる。木原問題は、政権をゆるがす大事件であるが、なぜかマスメディアはほとんど報道しない。今犯人と思われている人物は、元公安の警察官でもある上、長官が事件性は全くないと公言したのもなんか変である。

政権と警察とマスメディアは、意図的に木原問題を取り上げず、秋元問題だけを全面的に打ち出すことにより、木原問題の矮小化を図っているように見えるという。秋元問題だけは大手新聞の一面トップ扱いとなっていたことにも違和感を覚えた。秋元問題は、菅・二階陣営側の問題であるため、政権と警察とマスメディアがグルとなって、主導権争いを展開しているようにみえるという。下半身ゆるゆるでパワハラ体質の木原氏はすでに官房副長官としては機能しておらず、即刻クビにしてもおかしくないのに、政争中の岸田氏は、クビにできないのである。クビにすることは岸田政権の崩壊を意味する。問題発覚後、日本では表舞台に出ず、アメリカへの外遊には随行員として出かけるという様にはあきれるばかりである。このような政争の力学で政治を行う自民党政権は早く終わりにしなければならない。内閣支持率はどんどん下がっているようだが、国民はもっと怒るべきである。今回の顛末で警察庁のトップと政権のトップとの癒着というかもたれ合いがあきらかになるばかりでなく、警察内部もトップと現場の乖離で崩壊していることがあきらかになった。本件については、文春に頑張ってもらい、事件の真相を早くあきらかにしてほしいものである。岸田さんは外遊で挽回しようとしているが、支持率は下がる一方で、佐藤さんの分析は、興味深く、当たっているような気がする。18日の分析ではさらに語気を強めている。

一月万冊(佐藤章さんの分析 8/14): https://youtu.be/fEUegdc6L54

一月万冊(佐藤章さんの分析 8/18): https://youtu.be/jqxqG5c5mjI


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