10日から1泊で行ってきた伊豆大島の旅行アルバム(公開用とプライベート用)を作成した。東海汽船の日帰りツアーを延泊したので、いろいろなスポットを見て回ることができた。ツアー参加者は31名で、日本語のできる中国人の女性が添乗員として同行。高速ジェット船で約1時間45分、ほとんど揺れることなく、小雨模様であったが、快適な船旅であった。港にはバスが待っていて、まず、メインの椿花ガーデンを訪問した。ここは、国際優秀つばき園として認定され、個人経営であるが、ものすごく広い敷地にいろいろな種類の椿が育てられているようである。名物社長が有名なようで、園内にある椿について詳しく案内してくれた。世界では、6000種類もの椿があるというが、早咲きの11月から始まり、2~3月頃がピークのようである。ここでも新しい品種を作り出しているとのことである。
椿花ガーデンの後は、三原山の山頂口まで行き、三原山を近くで見ることができた。あいにく雨模様であったが、三原山は綺麗に見ることができた。山頂口にある茶屋で「あしたば」をメインとした昼食をいただいた。昼食後は、島の一周道路沿いに600m以上も続く地層大切断面を見学した。バウムクーヘンのような見事な縞模様の地層が露出しており、異様な印象を持った。これは、過去2万年間に繰り返された大噴火、約100回分の噴出物だという。その後は、岡田港に戻り、日帰りの人達は、ジェット船に乗り、帰途についたが、我々は、路線バスに乗り、宿泊予定のホテルに向った。大島も東京都なので、妻は老人パスで無料で乗れた。
バス停からホテルまで歩いていると、若者が集団でランニングの練習をしてところに出くわしたが、訊いてみたら、順天堂大学の駅伝メンバーが箱根駅伝に備え、同じホテルで合宿中であることがわかった。オリンピックにも出たトップ選手も含まれていた。ホテルの名前は、以前の災害関連でテレビを通じ知っていたが、若干古めいた印象は否めなかった。洋室ツインの部屋が取れ、温泉もあったので、特に問題はなかった。夕食は、近くにある「寿し光」という海鮮茶屋で郷土料理をいただいた。街にはコンビニは一切なく、1軒あったスーパーに立ち寄り、翌朝のヨーグルトや果物の買い出しをした。
11日は、トヨタレンタカーからホテル出迎えがあり、約5時間ほど借りたが、ホテルとの提携割引で、ガソリン代込みで約7000円で済んだ。前日と違って雨は降らず、曇りがちであったが、まずまずの天候であった。まず大島空港に行って、セスナ機の離陸シーンを見た後、土地の権利証の住所に従い、所有する土地の界隈まで行ったが、最終的には場所を確認できなかった。でも、何となくどんな環境にあるかだけは分かったような気がする。また、さら波浮港界隈にまで足をのばし、展望台から港を見晴らしたり、「アンコ椿は恋の花」(都はるみ)の歌碑も見ることができた。帰りに、再び地層大切断面に立ち寄り、自然の偉大さを再実感した。船に遅れたら大変なので、当初に予定より、1時間近く早く車を返却した。帰りのジェット船は、久里浜経由であったが、2時間程度で無事竹芝ターミナルに戻った。1泊2日でも、いろいろなことが体験できることがよくわかった。For a Change of Airで脱日常も時には必要であるとも感じた。